【初心者向け】ワードプレスの安全な更新方法と手順を徹底解説
はじめに
ワードプレスは、ブログやホームページを運営するうえで非常に便利なシステムですが、安全に使い続けるためには定期的な更新が欠かせません。
ただし、初心者の方にとっては「更新ボタンを押しても大丈夫?」「サイトが壊れたらどうしよう」「どの順番で更新すればいいの?」と不安に感じることも多いでしょう。
ワードプレスの更新方法は、基本を理解して正しい手順で進めれば決して難しくありません。この記事では、ワードプレス本体・テーマ・プラグインの更新方法から、更新前の準備、更新後の確認、不具合が起きたときの対処法まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
1. ワードプレス更新とは?初心者がまず知るべき基本
ワードプレス更新とは、サイトを動かしているシステムやデザイン、追加機能を新しい状態にする作業のことです。
更新には、セキュリティ対策、不具合修正、新機能の追加、表示速度の改善など、さまざまな目的があります。ワードプレスは世界中で使われているため、便利な反面、古いバージョンのまま放置すると攻撃対象になりやすいという特徴もあります。
そのため、ワードプレスを安全に運営するには、更新作業を定期的に行うことが大切です。
1-1. ワードプレス更新で対象になる3つの項目
ワードプレスで更新対象になる主な項目は、次の3つです。
ワードプレス本体は、サイト全体を動かす中心部分です。管理画面や投稿機能、固定ページ、ユーザー管理など、基本的な仕組みを支えています。
テーマは、サイトの見た目やレイアウトを決める部分です。デザイン、文字サイズ、色、ヘッダー、フッター、記事一覧の表示などに関係します。
プラグインは、ワードプレスに機能を追加するためのものです。問い合わせフォーム、SEO対策、セキュリティ強化、バックアップ、画像圧縮など、さまざまな機能を後から追加できます。
この3つはそれぞれ役割が異なるため、更新時の注意点も少しずつ違います。
1-2. 本体・テーマ・プラグインの違い
ワードプレス本体は、サイトの土台にあたります。ここが古いままだと、セキュリティ面や動作面で問題が出やすくなります。
テーマは、サイトの外観を作るものです。テーマを更新すると、デザインやレイアウトに影響が出る場合があります。特に、テーマファイルを直接編集している場合は、更新によってカスタマイズ内容が消える可能性があります。
プラグインは、必要な機能を追加する部品のようなものです。便利な反面、プラグイン同士の相性や、ワードプレス本体との互換性によって不具合が起きることもあります。
つまり、ワードプレス更新では「本体だけ更新すればよい」というわけではなく、本体・テーマ・プラグインをバランスよく管理することが重要です。
1-3. 更新を放置すると起こるリスク
ワードプレスの更新を放置すると、さまざまなリスクがあります。
まず注意したいのが、セキュリティリスクです。古いバージョンには脆弱性が残っていることがあり、悪意のある第三者に狙われる可能性があります。最悪の場合、サイトの改ざん、不正ログイン、迷惑ページの作成、ウイルス感染などにつながります。
また、表示崩れや機能不具合が起きることもあります。サーバー側のPHPバージョンやブラウザ環境が変わると、古いテーマやプラグインが正常に動かなくなる場合があります。
さらに、長期間更新していないサイトほど、一気に更新したときのトラブルが大きくなりやすいです。更新作業は後回しにせず、定期的に行うことが大切です。
1-4. 更新前に確認すべき現在のバージョン
ワードプレスを更新する前に、まず現在のバージョンを確認しましょう。
管理画面にログインし、「ダッシュボード」から「更新」をクリックすると、ワードプレス本体、テーマ、プラグインの更新状況を確認できます。
また、管理画面の下部にワードプレスのバージョンが表示されている場合もあります。プラグインやテーマのバージョンは、それぞれの一覧画面から確認できます。
現在のバージョンを把握しておくことで、更新後に不具合が起きた場合でも原因を探しやすくなります。
2. ワードプレスを更新する前に必ずやる準備
ワードプレスの更新方法で最も重要なのは、更新ボタンを押す前の準備です。
更新自体は数クリックで完了することが多いですが、準備をせずに進めると、万が一不具合が起きたときに復旧が難しくなります。
安全に更新するためには、バックアップ、互換性確認、PHPバージョン確認、更新する時間帯の調整などを事前に行いましょう。
2-1. サイト全体のバックアップを取る
更新前には、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう。
バックアップには、ワードプレスのファイルとデータベースの両方が必要です。ファイルには、テーマ、プラグイン、画像、アップロードした資料などが含まれます。
バックアップ方法には、サーバー会社のバックアップ機能を使う方法、バックアップ用プラグインを使う方法、FTPソフトでファイルをダウンロードする方法があります。
初心者の場合は、サーバー会社の自動バックアップ機能や、バックアッププラグインを利用すると比較的簡単です。
2-2. データベースをバックアップする
ワードプレスでは、記事本文、固定ページ、コメント、ユーザー情報、各種設定などがデータベースに保存されています。
ファイルだけをバックアップしていても、データベースのバックアップがなければ完全な復元はできません。
バックアッププラグインを使う場合は、ファイルだけでなくデータベースもバックアップ対象に含まれているか確認しましょう。
サーバーの管理画面からデータベースをエクスポートできる場合もありますが、操作に不安がある場合は、無理に手動で作業せず、サーバー会社のサポート情報を確認するのがおすすめです。
2-3. テーマ・プラグインの互換性を確認する
更新前には、使用しているテーマやプラグインが現在のワードプレスバージョンに対応しているか確認しましょう。
プラグイン一覧画面では、更新内容や対応バージョンが表示されることがあります。長期間更新されていないプラグインや、最新のワードプレスで動作確認されていないプラグインは注意が必要です。
特に、問い合わせフォーム、予約システム、会員機能、決済機能など、サイト運営に直接関わるプラグインは慎重に更新しましょう。
2-4. PHPバージョンを確認する
ワードプレスは、サーバー上のPHPというプログラム環境で動作しています。
ワードプレス本体やプラグイン、テーマによっては、一定以上のPHPバージョンが必要になることがあります。PHPが古すぎると、更新後にエラーが出たり、管理画面に入れなくなったりする可能性があります。
PHPバージョンは、サーバーの管理画面やワードプレスの「サイトヘルス」から確認できます。更新前に、使用中のワードプレスやプラグインが現在のPHPバージョンに対応しているか確認しておきましょう。
2-5. アクセスが少ない時間帯に更新する
ワードプレスの更新作業は、できるだけアクセスが少ない時間帯に行いましょう。
更新中に一時的にメンテナンス表示になったり、万が一不具合が出たりすると、訪問者に影響が出る可能性があります。
個人ブログであれば深夜や早朝、会社サイトであれば営業時間外など、サイトへのアクセスが少ない時間を選ぶと安心です。
ただし、作業後に不具合が起きた場合すぐ対応できる時間帯を選ぶことも大切です。深夜に作業してトラブルが起き、対応できないまま放置するのは避けましょう。
2-6. キャッシュ系プラグインを一時停止する
キャッシュ系プラグインを使っている場合は、更新前に一時停止するか、更新後にキャッシュを削除しましょう。
キャッシュとは、サイトの表示を速くするために一時的に保存されたデータのことです。便利な機能ですが、更新後に古いデータが残っていると、表示崩れや変更内容が反映されない原因になることがあります。
特に、デザインや表示に関係するテーマ更新、CSSやJavaScriptに関わるプラグイン更新を行う場合は、キャッシュの影響を受けやすいため注意が必要です。
3. ワードプレス本体の安全な更新方法
ワードプレス本体の更新は、管理画面から簡単に行えます。
ただし、本体更新はサイト全体に影響するため、事前準備を済ませたうえで慎重に進めましょう。特に、メジャーアップデートでは仕様変更が含まれることがあるため注意が必要です。
3-1. 管理画面からワードプレス本体を更新する手順
ワードプレス本体を更新する基本的な手順は次のとおりです。
まず、ワードプレスの管理画面にログインします。次に、左メニューの「ダッシュボード」から「更新」をクリックします。
新しいバージョンがある場合は、「今すぐ更新」などのボタンが表示されます。バックアップが完了していることを確認したうえで、更新ボタンをクリックします。
更新中は画面を閉じたり、ブラウザの戻るボタンを押したりしないようにしましょう。更新が完了すると、完了画面や新バージョンの案内画面が表示されます。
その後、トップページや記事ページ、管理画面に問題がないか確認します。
3-2. 自動更新と手動更新の違い
ワードプレスには、自動更新と手動更新があります。
自動更新は、一定の条件でワードプレス側が自動的に更新を行う仕組みです。セキュリティ修正などの小さな更新では、自動更新が行われることがあります。
手動更新は、管理者が管理画面から更新ボタンを押して行う方法です。自分のタイミングでバックアップを取り、更新後の確認もできるため、初心者には手動更新の方が安心です。
自動更新は便利ですが、更新後の確認をしないまま不具合が発生する可能性もあります。重要なサイトでは、自動更新に任せきりにせず、定期的に状態を確認しましょう。
3-3. メジャーアップデートとマイナーアップデートの注意点
ワードプレスの更新には、メジャーアップデートとマイナーアップデートがあります。
メジャーアップデートは、機能追加や大きな仕様変更を含む更新です。管理画面の使い勝手や編集機能、システム内部の動作が変わることがあります。
マイナーアップデートは、主にセキュリティ修正や不具合修正を目的とした小さな更新です。比較的影響は少ない傾向がありますが、それでもバックアップは必要です。
初心者の方は、メジャーアップデートを行う前に、テーマやプラグインの対応状況を確認しましょう。特にビジネスサイトや集客用サイトでは、テスト環境で確認してから本番サイトに反映するのが理想です。
3-4. 更新後に確認すべきポイント
ワードプレス本体を更新した後は、必ずサイト全体を確認しましょう。
トップページが正しく表示されるか、記事ページに崩れがないか、画像が表示されているか、メニューやリンクが正常に動作するかを確認します。
また、管理画面にエラー表示が出ていないか、投稿や固定ページの編集画面が正常に開くかも確認しましょう。
問い合わせフォームや予約フォームなど、ユーザーが利用する機能がある場合は、実際に送信テストを行うことが大切です。
4. プラグインの更新方法と注意点
プラグインは、ワードプレスに便利な機能を追加できる一方で、不具合の原因になりやすい部分でもあります。
プラグインの更新方法自体は簡単ですが、すべてを何も考えずに一括更新すると、どのプラグインが原因で不具合を起こしたのか分かりにくくなることがあります。
4-1. プラグインを更新する手順
プラグインを更新するには、管理画面の左メニューから「プラグイン」をクリックし、「インストール済みプラグイン」を開きます。
更新が必要なプラグインには、更新通知が表示されます。内容を確認し、「今すぐ更新」をクリックすると更新が始まります。
複数のプラグインを更新する場合は、「ダッシュボード」内の「更新」画面からまとめて更新することもできます。
更新後は、該当プラグインの機能が正常に動作しているか確認しましょう。
4-2. 複数プラグインを一括更新してもよいケース
複数のプラグインを一括更新してもよいのは、比較的影響が少ないプラグインの場合です。
例えば、管理画面の補助機能、軽微な表示改善、単純な画像圧縮、アクセス解析タグの設置など、サイトの根幹に関わりにくいプラグインであれば、一括更新でも大きな問題が起きにくい場合があります。
ただし、バックアップを取っていることが前提です。また、更新後にサイトの表示や管理画面を確認することは必ず行いましょう。
4-3. 1つずつ更新した方がよいケース
重要な機能を持つプラグインは、1つずつ更新するのがおすすめです。
問い合わせフォーム、決済機能、会員サイト、予約システム、SEO設定、セキュリティ対策、キャッシュ機能などは、サイト運営への影響が大きいプラグインです。
1つずつ更新すれば、不具合が起きた場合に原因を特定しやすくなります。更新後に問題がなければ次のプラグインを更新する、という流れで進めると安全です。
4-4. 更新後に不具合が出やすいプラグインの例
更新後に不具合が出やすいのは、サイトの表示や動作に深く関わるプラグインです。
代表的なものとして、キャッシュ系プラグイン、ページビルダー系プラグイン、セキュリティ系プラグイン、フォーム系プラグイン、ECサイト系プラグイン、会員機能系プラグインなどがあります。
これらのプラグインは便利ですが、テーマや他のプラグインとの相性によって不具合が起きることがあります。
更新する際は、更新内容を確認し、できれば1つずつ更新して動作確認を行いましょう。
4-5. 使っていないプラグインを削除する理由
使っていないプラグインは、停止するだけでなく削除するのがおすすめです。
停止中のプラグインでも、ファイルがサーバー上に残っている限り、セキュリティリスクになる可能性があります。また、プラグインが多すぎると、管理が複雑になり、更新忘れも起こりやすくなります。
不要なプラグインを削除することで、サイトの安全性を高め、管理画面もすっきりします。
ただし、削除前には本当に使っていないか確認しましょう。判断できない場合は、すぐに削除せず、制作会社や詳しい人に相談するのが安心です。
5. テーマの更新方法と注意点
テーマは、サイトのデザインやレイアウトに関わる重要な要素です。
テーマを更新することで、セキュリティ修正や不具合修正、新機能の追加が行われることがあります。しかし、カスタマイズ方法によっては、更新によってデザインが崩れたり、独自に編集した内容が消えたりする可能性もあります。
5-1. テーマを更新する手順
テーマを更新するには、管理画面の左メニューから「外観」をクリックし、「テーマ」を開きます。
更新があるテーマには、更新通知が表示されます。対象のテーマを確認し、「今すぐ更新」をクリックします。
また、「ダッシュボード」内の「更新」画面からテーマを選択して更新することもできます。
更新後は、トップページ、記事ページ、固定ページ、ヘッダー、フッター、サイドバー、スマホ表示などを確認しましょう。
5-2. 親テーマと子テーマの違い
ワードプレスのテーマには、親テーマと子テーマがあります。
親テーマは、デザインや機能の元になるテーマ本体です。子テーマは、親テーマの機能を引き継ぎながら、カスタマイズ内容を別で管理するためのテーマです。
親テーマを直接編集していると、テーマ更新時にカスタマイズ内容が上書きされる可能性があります。
一方、子テーマを使ってカスタマイズしていれば、親テーマを更新してもカスタマイズ内容を残しやすくなります。
5-3. テーマ更新でデザインが崩れる原因
テーマ更新でデザインが崩れる原因はいくつかあります。
よくある原因は、テーマファイルを直接編集していたため、更新によって変更内容が上書きされるケースです。
また、テーマの仕様変更によって、以前の設定が反映されなくなることもあります。さらに、プラグインとの相性や、キャッシュが残っていることが原因で表示が崩れて見える場合もあります。
更新直後にデザインが崩れた場合は、まずキャッシュを削除し、別のブラウザやスマホでも確認してみましょう。
5-4. カスタマイズ内容を消さないための対策
カスタマイズ内容を消さないためには、子テーマを使うことが基本です。
CSSを追加する場合は、テーマファイルを直接編集するのではなく、「追加CSS」や子テーマのスタイルシートを使うと安全です。
また、テーマ更新前に、どの部分をカスタマイズしているか記録しておくことも大切です。カスタムコードを使っている場合は、コードのバックアップを別途保存しておきましょう。
初心者の方がテーマファイルを直接編集するのはリスクが高いため、必要な場合は制作会社や専門家に相談するのがおすすめです。
6. ワードプレス更新後に必ず確認すること
ワードプレスの更新は、更新ボタンを押して完了ではありません。
本当に大切なのは、更新後にサイトが正常に動いているか確認することです。見た目には問題がないように見えても、フォームが送信できない、スマホ表示が崩れている、管理画面にエラーが出ているといったケースもあります。
6-1. トップページや主要ページの表示確認
まずは、トップページが正しく表示されるか確認しましょう。
次に、アクセスが多い記事ページ、サービス紹介ページ、会社概要、お問い合わせページ、ランディングページなど、重要なページを確認します。
画像が表示されているか、レイアウトが崩れていないか、ボタンやリンクが正しく動くかをチェックしましょう。
6-2. 問い合わせフォームの動作確認
問い合わせフォームは、更新後に必ず確認したい重要なポイントです。
実際にテスト送信を行い、送信完了画面が表示されるか、自動返信メールが届くか、管理者宛の通知メールが届くかを確認しましょう。
フォームが正常に動作していないと、見込み客からの問い合わせを逃してしまう可能性があります。
6-3. 管理画面にエラーが出ていないか確認
更新後は、ワードプレスの管理画面にもエラーが出ていないか確認しましょう。
投稿一覧、固定ページ一覧、メディアライブラリ、プラグイン画面、テーマ設定画面などを開き、普段使っている機能が正常に動くか確認します。
英語の警告文やエラーメッセージが表示されている場合は、内容をメモしておきましょう。後で原因を調べるときに役立ちます。
6-4. スマホ表示を確認
現在は、スマホからサイトを見るユーザーが非常に多いため、スマホ表示の確認は必須です。
パソコンでは問題なく見えていても、スマホでは文字が重なっていたり、メニューが開かなかったり、ボタンが押しにくくなっていたりすることがあります。
実際のスマホで確認するのが理想ですが、難しい場合はブラウザの検証機能などを使って確認しましょう。
6-5. 表示速度やキャッシュの確認
更新後は、表示速度にも注意しましょう。
プラグインやテーマの更新によって、読み込み速度が変わることがあります。特にキャッシュ系プラグインや画像最適化プラグインを更新した場合は、表示速度やキャッシュの状態を確認しましょう。
更新後にデザインが反映されない場合は、キャッシュを削除することで改善することがあります。ワードプレスのキャッシュ、ブラウザのキャッシュ、サーバー側のキャッシュを順番に確認するとよいでしょう。
7. ワードプレス更新で不具合が起きたときの対処法
どれだけ注意していても、ワードプレス更新後に不具合が起きることはあります。
大切なのは、慌てずに原因を切り分けることです。更新直後の不具合は、プラグイン、テーマ、PHPバージョン、キャッシュなどが原因になっている場合が多くあります。
7-1. 画面が真っ白になった場合の対処法
更新後に画面が真っ白になる状態は、重大なエラーが発生している可能性があります。
まずは、少し時間を置いて再読み込みしてみましょう。一時的な処理中の場合もあります。
改善しない場合は、プラグインやテーマが原因になっている可能性があります。管理画面に入れる場合は、直前に更新したプラグインを停止して確認します。
管理画面に入れない場合は、サーバーのファイルマネージャーやFTPを使って、プラグインフォルダの名前を変更することで一時的に無効化できる場合があります。ただし、初心者には難しい作業のため、不安な場合はサーバー会社や制作会社に相談しましょう。
7-2. 管理画面にログインできない場合の対処法
管理画面にログインできない場合は、まずエラーメッセージを確認しましょう。
パスワードの問題なのか、画面が真っ白なのか、特定のエラーが出ているのかによって対処法が変わります。
直前にプラグインを更新した場合は、プラグインが原因の可能性があります。テーマ更新後であれば、テーマが原因になっていることもあります。
ログイン画面自体が表示されない場合は、サーバー側のエラーログやバックアップの確認が必要になることがあります。無理に作業を続けると状況が悪化する場合もあるため、慎重に対応しましょう。
7-3. プラグインを停止して原因を切り分ける
更新後の不具合では、プラグインが原因になっているケースが多くあります。
管理画面に入れる場合は、直前に更新したプラグインを停止して、サイトが正常に戻るか確認しましょう。
原因が分からない場合は、すべてのプラグインを一時的に停止し、1つずつ有効化していく方法があります。どのプラグインを有効化したタイミングで不具合が再発するか確認すれば、原因を特定しやすくなります。
ただし、サイトの重要機能が止まる可能性があるため、本番サイトで行う場合は注意が必要です。
7-4. テーマを初期テーマに戻して確認する
プラグインを停止しても改善しない場合は、テーマが原因の可能性があります。
ワードプレスの初期テーマに一時的に切り替えることで、現在使っているテーマに問題があるか確認できます。
初期テーマに切り替えて不具合が解消する場合は、使用中のテーマやカスタマイズ内容が原因になっている可能性があります。
ただし、テーマを切り替えるとサイトの見た目が大きく変わるため、アクセスが多い時間帯には避けるのが無難です。
7-5. バックアップから復元する方法
更新後に大きな不具合が起き、自力で修正できない場合は、バックアップから復元する方法があります。
バックアッププラグインを使っている場合は、プラグインの復元機能から元の状態に戻せることがあります。
サーバー会社の自動バックアップを使っている場合は、サーバーの管理画面から復元できる場合もあります。
復元すると、バックアップを取った時点の状態に戻るため、それ以降に追加した記事や変更内容が失われる可能性があります。復元前には、必要なデータを保存しておきましょう。
7-6. サーバー会社や制作会社に相談すべきケース
次のような場合は、無理に自分で対応せず、サーバー会社や制作会社に相談しましょう。
管理画面にもサイトにもアクセスできない場合、エラー内容が分からない場合、バックアップからの復元方法が分からない場合、ECサイトや会員サイトなど売上に関わるサイトで不具合が起きた場合です。
特に、会社サイトや集客用サイトでは、対応が遅れるほど機会損失につながります。初心者の方は、早めに専門家へ相談することも安全な選択です。
8. ワードプレス更新を安全に運用するコツ
ワードプレス更新は、1回だけ行えば終わりではありません。
サイトを安全に運営するためには、定期的に更新状況を確認し、トラブルを防ぐ仕組みを作ることが大切です。
8-1. 更新通知を定期的に確認する
ワードプレスの管理画面には、更新が必要な項目が通知されます。
ダッシュボードや更新画面を定期的に確認し、ワードプレス本体、テーマ、プラグインに更新がないかチェックしましょう。
放置期間が長くなるほど、更新時のリスクは高くなります。最低でも月に1回は管理画面にログインして、更新状況を確認するのがおすすめです。
8-2. 自動更新を有効にするべき項目
自動更新を有効にしてもよい項目は、セキュリティ修正などの小さな更新です。
また、サイトへの影響が少ないプラグインや、信頼できる開発元のプラグインであれば、自動更新を検討してもよいでしょう。
ただし、自動更新を有効にした場合でも、更新後の動作確認は必要です。自動更新に任せっぱなしにせず、定期的にサイトを確認しましょう。
8-3. 自動更新を避けた方がよい項目
自動更新を避けた方がよいのは、サイト全体に大きく影響する項目です。
ワードプレス本体のメジャーアップデート、テーマ、ページビルダー系プラグイン、決済機能、予約機能、会員機能、フォーム機能などは、手動で更新する方が安全です。
特に、売上や問い合わせに直結する機能は、更新前にバックアップを取り、更新後に必ず動作確認を行いましょう。
8-4. 更新前後のチェックリストを作る
安全に運用するためには、更新前後のチェックリストを作っておくと便利です。
更新前には、バックアップを取ったか、PHPバージョンを確認したか、アクセスが少ない時間帯か、更新対象を確認したかをチェックします。
更新後には、トップページ、主要ページ、問い合わせフォーム、スマホ表示、管理画面、表示速度、キャッシュを確認します。
毎回同じ手順で確認すれば、作業漏れを防ぎやすくなります。
8-5. 本番サイトの前にテスト環境で確認する
可能であれば、本番サイトを更新する前にテスト環境で確認しましょう。
テスト環境とは、公開中のサイトとは別に用意した確認用サイトのことです。テスト環境で更新を試して問題がないことを確認してから、本番サイトに反映すれば、不具合のリスクを大きく減らせます。
特に、会社サイト、ECサイト、会員サイト、広告運用中のランディングページでは、テスト環境での確認がおすすめです。
サーバーによっては、簡単にテスト環境を作れる機能が用意されている場合もあります。
9. ワードプレス更新に関するよくある質問
ここでは、ワードプレスの更新方法に関して初心者の方が疑問に感じやすい内容をまとめます。
9-1. ワードプレスは更新しないとどうなる?
ワードプレスを更新しないまま放置すると、セキュリティリスクが高まります。
古いバージョンの脆弱性を悪用されると、サイト改ざん、不正ログイン、迷惑メール送信、ウイルス感染などの被害につながる可能性があります。
また、サーバー環境やブラウザの変化に対応できず、表示崩れや機能停止が起きることもあります。安全に運営するためには、定期的な更新が必要です。
9-2. 更新に失敗するとサイトは消える?
通常、更新に失敗しただけでサイトが完全に消えることは多くありません。
ただし、画面が真っ白になったり、管理画面に入れなくなったり、一部の機能が動かなくなったりすることはあります。
バックアップを取っていれば、万が一のときでも復元できる可能性が高くなります。更新前のバックアップは必ず行いましょう。
9-3. 更新はどのくらいの頻度で行うべき?
更新状況は、最低でも月に1回は確認するのがおすすめです。
セキュリティに関わる重要な更新が出ている場合は、できるだけ早めに対応しましょう。
ただし、メジャーアップデートや重要なプラグインの更新は、すぐに実施するのではなく、バックアップや互換性確認を行ってから進めると安心です。
9-4. バックアップなしで更新しても大丈夫?
バックアップなしで更新するのはおすすめできません。
問題なく更新できることもありますが、不具合が起きたときに元に戻せない可能性があります。
特に、会社サイト、集客用サイト、ECサイト、会員サイトなどは、バックアップなしで更新するリスクが高いです。更新前には、必ずファイルとデータベースのバックアップを取りましょう。
9-5. 初心者でも自分で更新できる?
基本的な更新であれば、初心者でも自分で対応できます。
管理画面から更新できるため、作業自体は難しくありません。ただし、安全に行うには、バックアップ、互換性確認、更新後の動作確認が必要です。
不安がある場合は、まず影響の少ないプラグイン更新から慣れていくとよいでしょう。重要なサイトや複雑なカスタマイズをしているサイトでは、専門家に依頼するのも安心です。
まとめ
ワードプレスの更新方法は、正しい手順を理解していれば初心者でも対応できます。
更新対象は、ワードプレス本体、テーマ、プラグインの3つです。それぞれ役割が異なるため、更新時の注意点も違います。
安全に更新するためには、作業前のバックアップが最も重要です。ファイルとデータベースを保存し、テーマやプラグインの互換性、PHPバージョン、更新する時間帯も確認しておきましょう。
更新後は、トップページや主要ページ、問い合わせフォーム、管理画面、スマホ表示、表示速度などを必ず確認します。
万が一不具合が起きた場合は、プラグインやテーマを切り分け、必要に応じてバックアップから復元します。自力で対応が難しい場合は、サーバー会社や制作会社に相談しましょう。
ワードプレス更新は、サイトを守るための大切なメンテナンスです。定期的に確認し、安全な状態を保ちながら、安心してサイト運営を続けていきましょう。

