WordPressアカウント作成方法を初心者向けに解説!登録手順・できない原因・注意点までわかる完全ガイド

はじめに

WordPressでブログやホームページを始めたいと思ったとき、最初につまずきやすいのが「アカウント作成」です。検索してみると、WordPress.comのアカウント、レンタルサーバーで作るWordPress管理者アカウント、管理画面で追加するユーザーアカウントなど、似た言葉がいくつも出てきます。

そのため、「ワードプレスのアカウント作成はどこから始めればいいの?」「無料で作れるの?」「WordPress.comとレンタルサーバー型は何が違うの?」と迷う初心者の方は少なくありません。

この記事では、WordPressアカウント作成の基本から、WordPress.comで登録する方法、レンタルサーバーで管理者アカウントを作成する手順、新しいユーザーを追加する方法、作成できない原因と対処法、注意点までわかりやすく解説します。

これからWordPressを始める方でも、この記事を読めば自分に必要なアカウントがどれなのかを理解し、迷わず登録作業を進められるようになります。

1. WordPressのアカウント作成とは?まず知っておきたい基本

WordPressのアカウント作成と一口に言っても、実は複数の意味があります。最初にここを理解しておかないと、登録画面やログイン画面を見たときに混乱しやすくなります。

WordPressには、大きく分けて「WordPress.comで作るアカウント」と「自分でサーバーにインストールしたWordPressで作る管理者アカウント」があります。さらに、サイト運営を始めたあとには、複数人で管理するために「ユーザーアカウント」を追加することもあります。

まずは、それぞれの違いを整理しておきましょう。

1-1. WordPressで「アカウント作成」と呼ばれる3つの意味

WordPressでアカウント作成という場合、主に次の3つの意味があります。

1つ目は、WordPress.comに登録するためのアカウントです。WordPress.comは、会員登録をしてすぐにブログやサイトを作れるサービスです。メールアドレスやGoogleアカウントなどを使って登録し、WordPress.comの管理画面からサイトを作成します。

2つ目は、レンタルサーバーにWordPressをインストールするときに作成する管理者アカウントです。これは、独自ドメインで本格的にブログやホームページを運営したい人が作成するアカウントです。WordPressの管理画面にログインするために必要になります。

3つ目は、すでに作成済みのWordPressサイト内で追加するユーザーアカウントです。たとえば、記事を書く人、編集する人、管理する人を分けたい場合に作成します。ユーザーごとに権限を設定できるため、複数人でサイトを運営する場合に便利です。

このように、ワードプレスのアカウント作成には複数の種類があります。自分がどのアカウントを作りたいのかを確認してから手順を進めることが大切です。

1-2. WordPress.comのアカウントとWordPress.orgの違い

WordPressには「WordPress.com」と「WordPress.org」があります。名前が似ているため混同しやすいですが、仕組みは異なります。

WordPress.comは、アカウントを作成すればすぐにサイトを始められるサービスです。サーバーの契約やWordPressのインストール作業を自分で行う必要がないため、初心者でも始めやすいのが特徴です。無料プランから利用できる場合もありますが、独自ドメインの利用や機能の拡張には有料プランが必要になることがあります。

一方、WordPress.orgは、WordPress本体のソフトウェアを配布している公式サイトです。ここからWordPressをダウンロードし、レンタルサーバーにインストールして使います。ただし、現在は多くのレンタルサーバーで「WordPress簡単インストール」機能が用意されているため、WordPress.orgから手動でダウンロードしなくても利用できるケースが一般的です。

本格的にブログで収益化したい、デザインや機能を自由にカスタマイズしたい、独自ドメインでサイトを育てたいという場合は、レンタルサーバーにWordPressをインストールする方法が選ばれることが多いです。

1-3. レンタルサーバーで作るWordPress管理者アカウントとは

レンタルサーバーでWordPressを始める場合、WordPressをインストールする際に「管理者ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」を設定します。これがWordPress管理者アカウントです。

管理者アカウントは、WordPressの管理画面にログインし、記事の投稿、デザインの変更、プラグインの追加、ユーザー管理、各種設定などを行うために必要です。

管理者権限を持つアカウントは、サイト全体を操作できる非常に重要なアカウントです。そのため、ユーザー名やパスワードを適当に決めるのは避けましょう。特に「admin」など推測されやすいユーザー名はセキュリティ面でリスクがあります。

1-4. 初心者が最初に作るべきアカウントはどれか

初心者が最初に作るべきアカウントは、目的によって異なります。

とにかく無料で試してみたい、WordPressの操作感を知りたい、趣味のブログを簡単に始めたいという場合は、WordPress.comのアカウント作成から始めるとよいでしょう。サーバー契約が不要で、登録後すぐに使い始めやすいからです。

一方で、ブログを本格的に運営したい、アフィリエイトや広告収益化を考えている、独自ドメインで長期的にサイトを育てたい場合は、レンタルサーバーでWordPress管理者アカウントを作成する方法がおすすめです。

ビジネスサイトや個人ブログをしっかり運営するなら、レンタルサーバー型のWordPressを選ぶ人が多いです。自由度が高く、テーマやプラグインも活用しやすいため、将来的な拡張にも向いています。

2. WordPressアカウント作成前に準備するもの

WordPressアカウント作成をスムーズに進めるためには、事前準備が大切です。登録画面を開いてから慌てないように、必要な情報をあらかじめ用意しておきましょう。

2-1. メールアドレス

WordPressアカウント作成には、メールアドレスが必要です。WordPress.comに登録する場合も、レンタルサーバーでWordPress管理者アカウントを作成する場合も、メールアドレスは重要な連絡先になります。

登録したメールアドレスには、確認メール、パスワード再設定メール、サイトからの通知、セキュリティ関連の連絡などが届きます。そのため、普段から確認できるメールアドレスを使いましょう。

一時的なメールアドレスや、今後使わなくなる可能性が高いアドレスは避けるのがおすすめです。特にビジネスサイトや収益化ブログでは、長期的に管理できるメールアドレスを登録しておくと安心です。

2-2. ユーザー名

ユーザー名は、WordPressにログインするときに使用する情報です。WordPress.comのアカウント作成時や、レンタルサーバーでWordPressをインストールするときに設定します。

ユーザー名は一度設定すると簡単に変更できない場合があります。そのため、適当に決めず、長く使える名前にしましょう。

ただし、セキュリティの観点から、誰でも予想できるユーザー名は避けるべきです。たとえば「admin」「administrator」「test」「user」などは攻撃対象になりやすいためおすすめできません。

また、サイト上に投稿者名として表示される場合もあるため、表示名とログイン用ユーザー名を分ける設定も検討しましょう。

2-3. 安全なパスワード

WordPressアカウント作成で特に重要なのが、パスワード設定です。パスワードが弱いと、不正ログインのリスクが高まります。

安全なパスワードを作るには、英大文字、英小文字、数字、記号を組み合わせ、できるだけ長い文字列にすることが大切です。誕生日、電話番号、名前、単純な連番などは避けましょう。

たとえば「password123」「admin1234」のようなパスワードは非常に危険です。パスワード管理ツールを使って、複雑なパスワードを安全に保存するのも有効です。

2-4. サイト名・ブログ名

WordPressアカウント作成やサイト作成の途中で、サイト名やブログ名を入力する場面があります。サイト名は、読者が最初に目にする重要な要素です。

あとから変更することもできますが、最初にある程度考えておくとスムーズです。個人ブログであれば覚えやすい名前、ビジネスサイトであれば会社名やサービス名がわかる名前にするとよいでしょう。

ただし、サイト名を長くしすぎると覚えにくくなります。シンプルで検索しやすく、内容が伝わる名前を意識しましょう。

2-5. レンタルサーバー・独自ドメイン

レンタルサーバー型のWordPressを使う場合は、レンタルサーバーと独自ドメインが必要です。

レンタルサーバーは、WordPressのデータを置いておく場所です。独自ドメインは、サイトの住所にあたるURLです。たとえば「example.com」のようなものが独自ドメインです。

多くのレンタルサーバーでは、サーバー契約、独自ドメイン取得、WordPress簡単インストールをまとめて行えるようになっています。初心者は、WordPress簡単インストール機能があるレンタルサーバーを選ぶと作業が簡単です。

3. WordPress.comでアカウントを作成する手順

ここでは、WordPress.comでアカウントを作成する基本的な流れを解説します。画面の表示やプラン名は変更されることがありますが、大まかな流れは同じです。

3-1. WordPress.com公式サイトにアクセスする

まずは、WordPress.comの公式サイトにアクセスします。検索エンジンで「WordPress.com」と検索し、公式サイトを開きましょう。

アクセスすると、「始める」「サイトを作成」「登録」などのボタンが表示されます。そこからアカウント作成画面へ進みます。

WordPress.orgと間違えないように注意してください。WordPress.comでアカウントを作成する場合は、ブラウザ上で登録してサイトを作成する流れになります。

3-2. メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録する

WordPress.comでは、メールアドレスを入力して登録する方法のほか、Googleアカウントなどを使って登録できる場合があります。

メールアドレスで登録する場合は、普段使っている有効なメールアドレスを入力します。Googleアカウントで登録する場合は、認証画面に従ってログインし、WordPress.comとの連携を許可します。

どちらの方法でも問題ありませんが、今後ログインに使う方法を忘れないようにしましょう。複数のGoogleアカウントを使っている人は、どのアカウントで登録したかを記録しておくと安心です。

3-3. ユーザー名とパスワードを設定する

次に、ユーザー名とパスワードを設定します。ユーザー名はログインやアカウント識別に使われます。

ユーザー名は、他の人がすでに使っている場合は登録できないことがあります。その場合は、数字や単語を組み合わせて別のユーザー名を試しましょう。

パスワードは、推測されにくいものを設定します。短すぎるパスワードや、他のサービスで使い回しているパスワードは避けてください。WordPress.comのアカウントはサイト管理に関わるため、セキュリティを重視しましょう。

3-4. サイト名・URLを設定する

アカウント作成後、サイト名やURLを設定する画面が表示されます。

無料プランでは、WordPress.comのサブドメインを使う形になることがあります。たとえば「example.wordpress.com」のようなURLです。有料プランや独自ドメインを利用する場合は、自分だけのドメインを設定できます。

サイト名はあとから変更できますが、URLやドメインは変更に手間がかかる場合があります。長く使う予定がある場合は、できるだけ慎重に決めましょう。

3-5. 無料プラン・有料プランを選ぶ

WordPress.comでは、無料プランと有料プランが用意されている場合があります。無料プランは初期費用をかけずに始められるのがメリットです。

ただし、無料プランでは独自ドメインが使えなかったり、広告表示や機能制限があったりする場合があります。本格的にサイト運営をしたい場合は、有料プランの内容も確認しましょう。

初心者が操作に慣れる目的であれば、まず無料プランで始めるのもひとつの方法です。一方で、ビジネス利用や収益化を前提にしている場合は、最初から有料プランやレンタルサーバー型WordPressを検討してもよいでしょう。

3-6. メール認証を完了する

登録したメールアドレス宛に、確認メールが届くことがあります。メール内の認証リンクをクリックして、メールアドレスの確認を完了させましょう。

確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダやプロモーションフォルダを確認してください。また、入力したメールアドレスに間違いがないかも確認しましょう。

メール認証が完了していないと、一部機能が制限されたり、ログインや設定変更に影響が出たりすることがあります。

3-7. WordPress.comにログインできるか確認する

アカウント作成が完了したら、実際にWordPress.comへログインできるか確認します。

ログイン画面で、登録したメールアドレスまたはユーザー名、パスワードを入力します。Googleアカウントで登録した場合は、同じGoogleアカウントを使ってログインします。

ログイン後、ダッシュボードやサイト管理画面が表示されれば、WordPress.comのアカウント作成は完了です。念のため、ログイン情報を安全な場所に保管しておきましょう。

4. レンタルサーバーでWordPress管理者アカウントを作成する手順

次に、レンタルサーバーでWordPress管理者アカウントを作成する手順を解説します。独自ドメインでブログやホームページを運営したい方はこちらの方法が一般的です。

4-1. レンタルサーバーに申し込む

まずは、WordPressに対応したレンタルサーバーに申し込みます。

初心者の場合は、WordPress簡単インストール機能、無料SSL、独自ドメイン設定、サポート体制などが整っているサーバーを選ぶと安心です。

申し込み時には、氏名、メールアドレス、支払い方法、契約期間などを入力します。サーバー会社によっては、申し込みと同時にWordPressをインストールできるサービスもあります。

4-2. 独自ドメインを取得・設定する

次に、独自ドメインを取得します。独自ドメインは、サイトのURLになる重要な情報です。

すでに取得済みのドメインを使うこともできますし、レンタルサーバーの申し込み時に新しく取得できる場合もあります。

ドメイン名は、サイトの内容やブランド名に合ったものを選びましょう。短く、覚えやすく、入力しやすいドメインがおすすめです。

ドメイン取得後は、サーバーにドメインを設定します。サーバーとドメインが同じ会社で管理されている場合は、設定が簡単に済むことが多いです。

4-3. WordPress簡単インストールを開く

レンタルサーバーの管理画面にログインし、「WordPress簡単インストール」や「WordPressインストール」といったメニューを開きます。

名称はサーバー会社によって異なりますが、多くの場合、管理画面内にWordPress関連の項目があります。

簡単インストール機能を使うと、データベースの作成やファイルの設置などを手動で行わずにWordPressを導入できます。初心者はこの機能を使うのがおすすめです。

4-4. サイトURL・ブログ名を入力する

インストール画面では、WordPressを設置するURLを選択します。独自ドメインを設定している場合は、そのドメインを選びます。

「wwwあり」「wwwなし」を選べる場合がありますが、どちらかに統一することが大切です。特にこだわりがなければ、短く見やすい「wwwなし」を選ぶ人も多いです。

次に、ブログ名やサイト名を入力します。これはWordPressの管理画面からあとで変更できますが、仮でもよいのでわかりやすい名前を入れておきましょう。

4-5. 管理者ユーザー名とパスワードを設定する

ここで、WordPress管理者アカウントのユーザー名とパスワードを設定します。

管理者ユーザー名は、WordPress管理画面にログインするときに使います。「admin」のような推測されやすい名前は避けましょう。サイト名や個人名をそのまま使う場合も、外部から推測されやすいことがあるため注意が必要です。

パスワードは、英数字と記号を組み合わせた強力なものにしてください。他のサービスと同じパスワードを使い回すのは避けましょう。

この管理者アカウントは、サイト全体を操作できる重要なアカウントです。第三者に知られないよう、安全に管理してください。

4-6. 管理者メールアドレスを登録する

管理者メールアドレスも設定します。ここに登録したメールアドレスには、WordPressからのお知らせ、パスワード再設定メール、コメント通知、更新通知などが届きます。

必ず自分が受信できるメールアドレスを入力しましょう。入力ミスがあると、パスワードを忘れたときに再設定メールを受け取れず、ログインできなくなる可能性があります。

ビジネス用サイトの場合は、個人メールではなく管理用メールアドレスを用意しておくのもおすすめです。

4-7. WordPressをインストールする

必要な情報を入力したら、内容を確認してWordPressをインストールします。

インストールが完了すると、管理画面URL、サイトURL、ユーザー名などが表示されることがあります。これらの情報は後で必要になるため、安全な場所に保存しておきましょう。

インストール直後は、SSL設定やドメイン反映が完了していない場合があります。サイトにアクセスできない場合でも、少し時間を置くと表示されることがあります。

4-8. 管理画面にログインする

WordPressの管理画面には、通常「サイトURL/wp-admin」または「サイトURL/wp-login.php」からアクセスします。

ログイン画面が表示されたら、設定した管理者ユーザー名またはメールアドレス、パスワードを入力します。

ログイン後、WordPressのダッシュボードが表示されれば、管理者アカウント作成は完了です。ここから記事投稿、デザイン変更、初期設定などを進めていきます。

5. WordPress管理画面で新しいユーザーアカウントを追加する方法

WordPressでは、管理者アカウントとは別に、新しいユーザーアカウントを追加できます。複数人でサイトを運営する場合や、記事執筆だけを他の人に依頼する場合に便利です。

5-1. 管理画面の「ユーザー」から新規追加する

まず、WordPress管理画面にログインします。左側メニューから「ユーザー」を選び、「新規追加」をクリックします。

新規ユーザー追加画面が表示されたら、必要な情報を入力していきます。

この操作は、基本的に管理者権限を持つユーザーが行います。権限が不足しているユーザーでは、新しいユーザーを追加できない場合があります。

5-2. ユーザー名・メールアドレスを入力する

新しいユーザーのユーザー名とメールアドレスを入力します。

ユーザー名はログインに使われるため、あとから簡単に変更できない点に注意しましょう。メールアドレスは、ユーザーごとに異なるものを登録する必要があります。

同じメールアドレスで複数のユーザーを作成することは通常できません。すでに使われているメールアドレスを入力すると、エラーが表示されることがあります。

5-3. 権限グループを選択する

WordPressでは、ユーザーごとに権限グループを設定できます。

代表的な権限には、管理者、編集者、投稿者、寄稿者、購読者があります。権限によって、できる操作の範囲が異なります。

たとえば、記事を書くだけの人に管理者権限を与える必要はありません。必要最低限の権限を設定することが、セキュリティ対策につながります。

5-4. パスワードを設定・通知する

新しいユーザーのパスワードを設定します。WordPressが自動生成した強力なパスワードを使うこともできます。

ユーザーにログイン情報を通知する設定がある場合は、必要に応じてチェックを入れます。通知メールが送信されると、ユーザーはメールからログイン情報を確認できます。

ただし、パスワードをメール本文にそのまま書いて送るのは避けたほうが安全です。必要に応じて、ユーザー本人にパスワード再設定をしてもらう方法もあります。

5-5. 追加したユーザーでログインできるか確認する

ユーザー追加後は、実際にそのアカウントでログインできるか確認しましょう。

ログインできない場合は、メールアドレスの入力ミス、パスワードの間違い、権限設定、通知メールの未着などを確認します。

また、権限に応じて管理画面の表示内容が異なります。投稿者や寄稿者では、管理者と同じメニューが表示されないため、事前に説明しておくと親切です。

6. WordPressのユーザー権限の違い

WordPressアカウント作成で重要なのが、ユーザー権限の設定です。権限を適切に設定しないと、不要な操作をされてしまったり、セキュリティリスクが高まったりします。

ここでは、代表的なユーザー権限の違いを解説します。

6-1. 管理者

管理者は、WordPressサイト全体を管理できる最も強い権限です。

記事の投稿や編集だけでなく、テーマの変更、プラグインの追加、ユーザー管理、サイト設定の変更など、ほぼすべての操作ができます。

便利な反面、管理者アカウントが乗っ取られるとサイト全体に大きな被害が出る可能性があります。管理者権限を持つアカウントは必要最小限にしましょう。

6-2. 編集者

編集者は、記事や固定ページなどのコンテンツ管理に強い権限を持ちます。

自分の記事だけでなく、他のユーザーが作成した記事の編集や公開もできます。メディア管理やコメント管理も行える場合があります。

一方で、テーマやプラグイン、サイト全体の設定変更は基本的にできません。メディアサイトや複数人で記事を管理するサイトでは、編集責任者に向いている権限です。

6-3. 投稿者

投稿者は、自分の記事を作成し、公開できる権限です。

他のユーザーの記事を編集することはできません。自分の投稿を中心に作業するライターやメンバーに向いています。

ただし、投稿者は記事を公開できるため、公開前に管理者や編集者が確認したい場合は、投稿者ではなく寄稿者を選ぶとよいでしょう。

6-4. 寄稿者

寄稿者は、記事の下書きを作成できますが、自分で公開することはできません。

作成した記事は、管理者や編集者が確認してから公開します。そのため、外部ライターや初心者の執筆者に記事作成を依頼する場合に向いています。

公開前に内容を確認できるため、サイト品質を保ちやすいのがメリットです。

6-5. 購読者

購読者は、主にログインしてプロフィールを管理する程度の権限です。

会員制サイトやコメント機能を活用するサイトで使われることがあります。通常のブログ運営では、購読者権限を使う機会はそれほど多くありません。

記事の作成や編集、サイト設定の変更はできないため、最も制限された権限と考えてよいでしょう。

6-6. 初心者が選ぶべき権限と注意点

初心者が自分でサイトを作る場合、最初に作成するアカウントは管理者になります。ただし、管理者権限は強力なため、複数人にむやみに付与しないことが大切です。

記事を書いてもらうだけなら寄稿者、公開まで任せるなら投稿者、記事全体の管理を任せるなら編集者を選びましょう。

権限設定の基本は「必要な操作ができる範囲にとどめること」です。迷った場合は、最初は低めの権限を設定し、必要に応じて変更するのが安全です。

7. WordPressアカウント作成ができない原因と対処法

WordPressアカウント作成を進めていると、登録できない、ログインできない、確認メールが届かないなどのトラブルが起こることがあります。ここでは、よくある原因と対処法を紹介します。

7-1. メールアドレスがすでに使われている

WordPressでは、同じサイト内で同じメールアドレスを複数のユーザーに登録することは通常できません。

「このメールアドレスはすでに使用されています」と表示される場合は、すでにそのメールアドレスでアカウントが作成されている可能性があります。

別のメールアドレスを使うか、既存アカウントのパスワード再設定を試してみましょう。WordPress.comの場合も、すでに登録済みのメールアドレスでは新規登録ではなくログインを求められることがあります。

7-2. ユーザー名が使用できない

ユーザー名がすでに使われている、使用できない文字が含まれている、短すぎるなどの理由で登録できないことがあります。

この場合は、別のユーザー名を試しましょう。英数字を組み合わせたり、単語を追加したりすると登録できる場合があります。

ただし、複雑すぎて自分でも覚えにくいユーザー名は避けましょう。セキュリティと管理しやすさのバランスが大切です。

7-3. 確認メールが届かない

WordPress.comの登録やユーザー追加時に、確認メールや招待メールが届かないことがあります。

まずは、迷惑メールフォルダ、プロモーションフォルダ、ゴミ箱を確認してください。メールサービスによっては、自動振り分けされている場合があります。

それでも見つからない場合は、入力したメールアドレスに誤字がないか確認しましょう。会社や学校のメールアドレスを使っている場合、受信制限によって届かないこともあります。

7-4. パスワード設定でエラーが出る

パスワード設定時にエラーが出る場合は、文字数が短い、使用できない文字が含まれている、確認用パスワードと一致していないなどの原因が考えられます。

WordPressやサーバーの画面に表示される条件を確認し、条件を満たすパスワードを設定しましょう。

安全性を高めるためにも、短く単純なパスワードは避けてください。自動生成されたパスワードを利用し、パスワード管理ツールに保存する方法もおすすめです。

7-5. ログインURLがわからない

レンタルサーバー型WordPressの場合、ログインURLがわからず管理画面に入れないことがあります。

通常は、サイトURLの末尾に「/wp-admin」または「/wp-login.php」を付けるとログイン画面にアクセスできます。

たとえば、サイトURLが「https://example.com」の場合、「https://example.com/wp-admin」にアクセスします。

ただし、セキュリティ対策プラグインなどでログインURLを変更している場合は、変更後のURLを使う必要があります。

7-6. サーバー側の設定やSSL反映待ちが原因になっている

WordPressをインストールした直後は、サーバー設定やSSL設定、ドメイン反映に時間がかかることがあります。

この場合、アカウント作成自体は完了していても、サイトや管理画面にアクセスできないことがあります。

少し時間を置いてから再度アクセスしてみましょう。また、サーバー管理画面でSSL設定が有効になっているか、ドメイン設定が正しく完了しているか確認してください。

7-7. ブラウザやキャッシュが原因で登録できない

ブラウザのキャッシュやCookieが原因で、登録画面が正しく動作しないこともあります。

エラーが続く場合は、別のブラウザで試す、シークレットウィンドウで開く、キャッシュを削除するなどの方法を試してみましょう。

また、スマートフォンでうまくいかない場合は、パソコンから操作すると解決することがあります。通信環境が不安定な場合も、登録処理が途中で止まる原因になります。

8. WordPressアカウント作成時の注意点

WordPressアカウント作成では、登録できれば終わりではありません。セキュリティや今後の運営を考えて、最初から注意すべきポイントがあります。

8-1. ユーザー名を「admin」にしない

WordPressの管理者ユーザー名を「admin」にするのは避けましょう。

「admin」は攻撃者に狙われやすい代表的なユーザー名です。ユーザー名が推測されると、あとはパスワードを突破されるだけになってしまいます。

管理者ユーザー名は、外部から推測されにくいものにすることが大切です。すでに「admin」で作成してしまった場合は、新しい管理者アカウントを作成し、古いadminアカウントを削除または権限変更する方法を検討しましょう。

8-2. 推測されにくいパスワードを使う

パスワードは、WordPressサイトを守るうえで非常に重要です。

名前、誕生日、サイト名、電話番号、単純な英単語、連番などは避けましょう。英大文字、英小文字、数字、記号を組み合わせた長いパスワードを設定するのがおすすめです。

また、他のサービスと同じパスワードを使い回すのは危険です。万が一、別のサービスから情報が漏れた場合、WordPressにも不正ログインされる可能性があります。

8-3. 管理者権限を必要以上に増やさない

管理者権限は、WordPressサイトのすべてを操作できる強力な権限です。

複数人でサイトを運営する場合でも、全員に管理者権限を与える必要はありません。記事を書くだけの人には投稿者や寄稿者、記事全体を管理する人には編集者など、役割に応じた権限を設定しましょう。

管理者アカウントが増えるほど、不正ログインや誤操作のリスクも高くなります。管理者権限は必要最小限にするのが基本です。

8-4. 登録メールアドレスを必ず管理できるものにする

登録メールアドレスは、パスワード再設定や重要通知の受け取りに使われます。

使えなくなる可能性があるメールアドレスや、他人と共有しているメールアドレスは避けましょう。特に、退職や卒業で使えなくなる会社・学校のメールアドレスには注意が必要です。

メールアドレスが使えなくなると、パスワードを忘れたときの復旧が難しくなる場合があります。長期的に管理できるメールアドレスを登録しておきましょう。

8-5. ログイン情報を安全に保管する

WordPressのログイン情報は、安全な方法で保管しましょう。

メモ帳や付箋にそのまま書いてパソコン周辺に置いておくのはおすすめできません。メール本文やチャットにパスワードをそのまま送るのも避けたほうが安全です。

パスワード管理ツールを使えば、複雑なパスワードを安全に保存しやすくなります。ログインURL、ユーザー名、登録メールアドレスもあわせて管理しておくと便利です。

8-6. 二段階認証やセキュリティ対策を設定する

WordPressアカウント作成後は、二段階認証やログイン制限などのセキュリティ対策も検討しましょう。

二段階認証を設定すると、ユーザー名とパスワードだけでなく、認証コードなどの追加確認が必要になります。不正ログイン対策として有効です。

また、セキュリティプラグインを導入することで、ログイン試行回数の制限、不正アクセス検知、ファイアウォール機能などを利用できる場合があります。

ただし、プラグインを入れすぎるとサイトが重くなったり、設定ミスでログインできなくなったりすることもあります。必要な機能を見極めて導入しましょう。

9. WordPressアカウント作成後にやるべき初期設定

WordPressアカウント作成が完了したら、すぐに記事を書き始める前に初期設定を行いましょう。最初に設定しておくことで、後からの修正やトラブルを減らせます。

9-1. サイトタイトルとキャッチフレーズを設定する

WordPress管理画面の「設定」から、サイトタイトルとキャッチフレーズを確認しましょう。

サイトタイトルは、ブログ名や会社名として表示される重要な項目です。キャッチフレーズには、サイトの内容が伝わる短い説明を入れます。

初期状態のままだと、仮の文言が表示されていることがあります。公開前に必ず確認して、自分のサイトに合った内容に変更しましょう。

9-2. パーマリンクを設定する

パーマリンクとは、記事ごとのURL構造のことです。WordPressでは、管理画面の「設定」からパーマリンクを変更できます。

ブログ運営では、記事名を含むシンプルなURL構造が選ばれることが多いです。運営開始後にパーマリンクを変更すると、既存記事のURLが変わり、SEOやリンク切れに影響する可能性があります。

そのため、記事を本格的に投稿する前に設定しておきましょう。

9-3. テーマを設定する

WordPressのテーマは、サイトのデザインやレイアウトを決めるテンプレートです。

無料テーマと有料テーマがあり、目的に応じて選べます。初心者は、操作しやすく、表示速度やスマートフォン対応にも配慮されたテーマを選ぶとよいでしょう。

テーマを変更するとサイトの見た目が大きく変わります。最初はシンプルで使いやすいテーマを選び、慣れてきたらカスタマイズしていくのがおすすめです。

9-4. 必要なプラグインを導入する

プラグインは、WordPressに機能を追加するためのものです。

たとえば、お問い合わせフォーム、SEO設定、セキュリティ対策、バックアップ、画像圧縮、スパム対策などのプラグインがあります。

ただし、プラグインを入れすぎるとサイトの表示速度が遅くなったり、不具合の原因になったりすることがあります。本当に必要なものだけを選び、定期的に更新しましょう。

9-5. SSL化を確認する

SSL化とは、サイトのURLを「http」ではなく「https」で表示できるようにする設定です。

SSL化されているサイトは、通信が暗号化されるため安全性が高まります。現在のサイト運営では、SSL化は基本的な設定のひとつです。

レンタルサーバーで無料SSLを設定した場合でも、WordPress側のURL設定が「https」になっているか確認しましょう。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されていれば、SSL化が反映されている目安になります。

9-6. 不要な初期投稿・初期ページを削除する

WordPressをインストールすると、初期投稿や初期ページ、サンプルコメントが入っている場合があります。

たとえば「Hello world!」のような初期投稿が公開されたままになっていることがあります。不要な初期コンテンツは、公開前に削除しておきましょう。

そのまま残しておくと、サイトの印象が悪くなったり、不要なページが検索エンジンに登録されたりする可能性があります。

9-7. プロフィール情報を整える

管理者や投稿者のプロフィール情報も確認しておきましょう。

WordPressでは、記事ページに投稿者名が表示されるテーマがあります。ログイン用ユーザー名がそのまま表示されている場合は、表示名を変更しておくと安全です。

プロフィールには、ニックネーム、表示名、自己紹介文などを設定できます。個人ブログでは運営者情報、ビジネスサイトでは担当者情報として活用できます。

10. WordPressアカウントに関するよくある質問

最後に、WordPressアカウント作成に関するよくある質問に答えます。

10-1. WordPressアカウントは無料で作成できる?

WordPress.comのアカウントは、無料で作成できる場合があります。無料プランを選べば、費用をかけずにサイトを始められます。

ただし、独自ドメインを使いたい、広告表示を調整したい、機能を拡張したい場合は、有料プランが必要になることがあります。

レンタルサーバー型WordPressの場合、WordPress自体は無料で使えますが、レンタルサーバー代や独自ドメイン代がかかります。本格的に運営する場合は、一定の費用を見込んでおきましょう。

10-2. WordPress.comとレンタルサーバー型はどちらがおすすめ?

目的によっておすすめは異なります。

手軽に始めたい、サーバー管理をしたくない、まずは無料で試したい場合はWordPress.comが向いています。

一方で、自由にカスタマイズしたい、収益化したい、独自ドメインで長期的にサイトを育てたい場合は、レンタルサーバー型WordPressがおすすめです。

初心者でも、現在はレンタルサーバーの簡単インストール機能を使えば比較的スムーズに始められます。本格運営を考えているなら、最初からレンタルサーバー型を選ぶのもよいでしょう。

10-3. アカウント作成に電話番号は必要?

WordPressアカウント作成では、通常、メールアドレスがあれば登録できることが多いです。

ただし、利用するサービス、支払い方法、セキュリティ確認、サーバー契約の内容によっては、電話番号の入力を求められる場合があります。

レンタルサーバーに申し込む場合は、契約者情報として電話番号が必要になることがあります。WordPress本体の管理者アカウント作成だけであれば、基本的にはメールアドレス、ユーザー名、パスワードが中心です。

10-4. 1つのメールアドレスで複数サイトを管理できる?

レンタルサーバー型WordPressでは、同じメールアドレスを複数サイトの管理者メールアドレスとして使うことは可能です。

ただし、同じWordPressサイト内で複数のユーザーに同じメールアドレスを設定することは通常できません。

複数サイトを管理する場合は、どのメールアドレスをどのサイトに使っているかを整理しておきましょう。サイトごとに管理用メールアドレスを分けると、通知の管理がしやすくなります。

10-5. ユーザー名はあとから変更できる?

WordPressでは、管理画面からユーザー名を直接変更することは基本的にできません。

表示名やニックネームは変更できますが、ログインに使うユーザー名は変更できない仕様になっている場合があります。

ユーザー名を変更したい場合は、新しいユーザーを作成し、必要な権限を付与してから、古いユーザーを削除する方法があります。その際、投稿記事を新しいユーザーに引き継ぐ設定を忘れないようにしましょう。

10-6. パスワードを忘れた場合はどうすればいい?

WordPressのログイン画面にある「パスワードをお忘れですか?」から再設定できます。

登録済みのメールアドレスまたはユーザー名を入力すると、パスワード再設定用のメールが届きます。メール内のリンクから新しいパスワードを設定しましょう。

メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認してください。登録メールアドレスが使えない場合は、サーバー管理画面やデータベースから対応が必要になることもあります。

10-7. 作成したWordPressアカウントは削除できる?

WordPressサイト内のユーザーアカウントは、管理者権限を持つユーザーが削除できます。

ユーザーを削除する際、そのユーザーが作成した投稿をどう扱うかを選ぶ画面が表示されることがあります。投稿を削除するのか、別のユーザーに引き継ぐのかを慎重に選びましょう。

WordPress.comのアカウント削除については、WordPress.comのアカウント設定から手続きできる場合があります。ただし、削除するとサイトやデータに影響する可能性があるため、事前にバックアップや確認を行いましょう。

まとめ

WordPressアカウント作成には、WordPress.comで作るアカウント、レンタルサーバーでWordPressをインストールするときに作る管理者アカウント、管理画面から追加するユーザーアカウントの3種類があります。

無料で手軽に始めたい場合はWordPress.com、本格的にブログやホームページを運営したい場合はレンタルサーバー型WordPressがおすすめです。

アカウント作成時には、メールアドレス、ユーザー名、パスワード、サイト名、独自ドメインなどを事前に準備しておくとスムーズです。特に、管理者ユーザー名を「admin」にしないこと、推測されにくいパスワードを使うこと、管理者権限を必要以上に増やさないことは重要です。

また、アカウント作成後は、サイトタイトル、パーマリンク、テーマ、プラグイン、SSL、プロフィール情報などの初期設定も忘れずに行いましょう。

ワードプレスのアカウント作成は、最初こそ難しく感じるかもしれません。しかし、必要なアカウントの種類を理解し、手順どおりに進めれば初心者でも問題なく作成できます。安全なログイン情報を設定し、しっかり管理しながら、WordPressサイト運営を始めていきましょう。