ワードプレスの外部リンク設定方法|別タブ表示・nofollow・安全対策まで初心者向けに解説
はじめに
ワードプレスで記事や固定ページを作成していると、参考資料や公式サイト、商品ページなど、外部サイトへ読者を案内したい場面があります。その際に利用するのが「外部リンク」です。
外部リンクは簡単に設定できますが、リンク先を同じタブで開くか別タブで開くか、nofollowやsponsoredを付けるべきか、安全対策として何を確認すればよいかなど、判断に迷うポイントも少なくありません。
設定を誤ると、リンク先が表示されない、意図しないタブで開く、広告リンクに適切な属性が付いていないといった問題が起こる可能性があります。
この記事では、ワードプレスの外部リンク設定方法を初心者向けに解説します。テキストだけでなく、画像・ボタン・メニューへのリンク設定、別タブ表示、nofollow・sponsored・ugcの使い分け、セキュリティ対策、SEOとの関係まで順番に確認していきましょう。
1. ワードプレスの外部リンクとは?内部リンクとの違いと使いどころ
1-1. 外部リンクとは外部サイトへ移動するリンクのこと
外部リンクとは、自分が運営するワードプレスサイトから、別のドメインで運営されているWebサイトへ移動するリンクのことです。「発リンク」と呼ばれる場合もあります。
たとえば、自分のサイトが以下のURLで運営されているとします。
https://example.com/
このサイトの記事から、次のような別ドメインのページへリンクを設定した場合、そのリンクは外部リンクです。
https://sample.jp/service/
外部リンクは、官公庁の資料、メーカーの公式ページ、調査データ、参考文献、アフィリエイト商品などを紹介するときに使用します。
なお、同じ運営者が管理しているサイトであっても、ドメインが異なる場合は、基本的に外部リンクとして扱われます。
1-2. 内部リンク・外部リンク・ページ内リンクの違い
ワードプレスで使用するリンクは、主に次の3種類に分けられます。
| リンクの種類 | 移動先 | 主な使用例 |
|---|---|---|
| 内部リンク | 同じサイト内の別ページ | 関連記事、サービスページ、お問い合わせページ |
| 外部リンク | 別ドメインのWebサイト | 公式サイト、参考資料、商品ページ |
| ページ内リンク | 同じページ内の特定位置 | 目次、よくある質問、ページ上部へ戻るリンク |
内部リンクは、読者にサイト内の別コンテンツを読んでもらうために使用します。関連ページへ適切に案内することで、情報を探しやすくなり、サイト内の回遊性向上にもつながります。
外部リンクは、自分の記事だけでは補足できない情報や、根拠となる資料を読者に示すために使用します。
ページ内リンクは、長い記事の中で目的の見出しへ直接移動させるためのリンクです。外部サイトへ移動するものではありません。
1-3. 外部リンクを設定する主な場面
ワードプレスで外部リンクを設定する代表的な場面は、次のとおりです。
官公庁や公的機関の資料を出典として示す
メーカーやサービス提供会社の公式サイトを案内する
統計データや調査結果の掲載元を紹介する
書籍、論文、ニュース記事などの参考資料を示す
商品やサービスの申し込みページへ案内する
アフィリエイトリンクを掲載する
SNSアカウントや動画ページを紹介する
提携サイトや関連団体のWebサイトを紹介する
特に、数値や制度、専門的な情報を説明するときは、信頼できる一次情報への外部リンクが役立ちます。読者が情報の根拠を確認できるため、記事の理解度や信頼性を高めやすくなります。
1-4. 外部リンクを正しく設定するメリット
外部リンクを適切に設定すると、読者は必要な情報へスムーズに移動できます。
主なメリットは以下のとおりです。
情報の出典を明確にできる
記事の内容を補足できる
読者が公式情報を確認しやすくなる
商品購入やサービス申し込みへの導線を作れる
記事の信頼性や利便性を高められる
ただし、リンクを増やせばよいわけではありません。記事内容と関係のないページや、信頼性が低いサイトへのリンクは、読者を混乱させる原因になります。
「このリンクは読者の疑問解決に役立つか」を基準に、必要な外部リンクだけを設置しましょう。
2. ワードプレスで外部リンクを設定する基本手順
2-1. 投稿・固定ページの編集画面を開く
まず、ワードプレスの管理画面にログインします。
新しい記事に外部リンクを設定する場合は、「投稿」から「新規投稿を追加」を選択します。すでに公開済みの記事を編集する場合は、「投稿一覧」から対象の記事を開いてください。
固定ページにリンクを設定するときは、「固定ページ」から対象ページの編集画面を開きます。
編集画面の構成は、使用しているワードプレスのバージョン、テーマ、プラグインによって多少異なります。現在はブロックエディターが一般的ですが、クラシックエディターを使用しているサイトもあります。
2-2. リンクを貼りたいテキストを選択する
記事本文の中から、外部リンクを設定したい文字列をドラッグして選択します。この文字列を「アンカーテキスト」と呼びます。
たとえば、公式サイトへ案内する場合は、次のような具体的な文字列を選びます。
「詳しくは〇〇株式会社の公式サイトをご確認ください」
この場合、「〇〇株式会社の公式サイト」の部分にリンクを設定すると、読者がリンク先を理解しやすくなります。
「こちら」「ここをクリック」といった曖昧なアンカーテキストだけを使用すると、リンク先の内容が伝わりにくくなります。可能な範囲で、移動先を予測できる言葉を使いましょう。
2-3. リンクアイコンから外部URLを入力する
テキストを選択すると、ブロックツールバーが表示されます。鎖の形をしたリンクアイコンをクリックし、リンク先となる外部URLを入力してください。
URLは、次のようにhttps://を含めて入力します。
https://example.jp/page/
入力後、Enterキーを押すか、画面に表示される適用ボタンをクリックすると、リンクが設定されます。
リンク先のURLは、ブラウザのアドレスバーからコピーして貼り付けると入力ミスを防ぎやすくなります。
2-4. 設定後にプレビューでリンク先を確認する
外部リンクを設定したら、記事を公開する前にプレビューで動作を確認します。
確認するポイントは次のとおりです。
リンクをクリックできるか
目的のページへ移動するか
同じタブまたは別タブで意図どおりに開くか
リンク先が404エラーになっていないか
パソコンとスマートフォンの両方で操作しやすいか
編集画面上では正常に見えても、公開ページではテーマやプラグインの影響で表示が変わることがあります。公開後にも実際のページを開き、リンクを確認すると安心です。
2-5. よくある入力ミスと確認ポイント
外部リンク設定で多いのは、URLのコピー漏れや余分な文字の混入です。
特に、以下の点を確認してください。
https://が途中で切れていないかURLの末尾に不要な記号や空白が入っていないか
全角英数字が混ざっていないか
別のページのURLを貼っていないか
リンク先ページが一般公開されているか
テスト環境や管理画面用のURLではないか
メールやPDFからURLをコピーすると、改行や句読点まで含まれる場合があります。リンクを保存した後は、必ずクリックして移動先を確認しましょう。
3. 外部リンクを別タブで開く設定方法
3-1. ブロックエディターで「新しいタブで開く」を設定する方法
ブロックエディターで外部リンクを別タブ表示にする手順は、次のとおりです。
リンクを設定したテキストをクリックする
リンクアイコンを選択する
リンク設定の詳細を開く
「新しいタブで開く」を有効にする
設定を保存する
ワードプレスのバージョンによっては、「新しいタブで開く」が直接表示されず、詳細設定やメニュー内に配置されていることがあります。
設定後はプレビューを開き、リンクをクリックして新しいタブが表示されるか確認してください。
3-2. クラシックエディターで別タブ表示にする方法
クラシックエディターを使用している場合は、次の手順で設定できます。
リンクを設定したいテキストを選択する
ツールバーのリンク挿入ボタンをクリックする
リンク先URLを入力する
リンク設定のオプションを開く
「リンクを新しいタブで開く」にチェックを入れる
「リンク追加」または更新ボタンを押す
使用しているクラシックエディター関連プラグインやワードプレスの環境によって、ボタンの位置や名称が異なることがあります。
設定項目が見つからない場合は、テキストモードに切り替えてHTMLを確認する方法もあります。
3-3. HTMLでtarget="_blank"を追加する方法
HTMLを直接編集できる場合は、aタグにtarget="_blank"を追加すると、リンクを別タブで開けます。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">公式サイトを見る</a>
それぞれの役割は次のとおりです。
href:リンク先URLを指定するtarget="_blank":リンク先を新しいタブで開くrel="noopener":リンク元ページへの操作を防ぐための安全対策
ブロックエディターでは、対象ブロックのメニューから「HTMLとして編集」を選択すると、HTMLを直接変更できます。
ただし、HTMLタグの記述を誤ると、リンクだけでなく周辺の文章表示も崩れる可能性があります。編集前に内容をコピーしておくか、変更後すぐにプレビューで確認しましょう。
3-4. 同じタブと別タブはどちらを選ぶべきか
外部リンクを必ず別タブで開かなければならないという決まりはありません。読者の行動やリンクの目的に合わせて選択します。
別タブ表示が向いているのは、次のようなリンクです。
記事を読みながら参照してほしい資料
入力途中のページから移動するリンク
商品の比較に使用する公式サイト
PDFや長い資料へのリンク
記事へ戻る可能性が高いリンク
一方、同じタブ表示が適しているケースもあります。
読者が自然な流れで次のページへ移動する場合
スマートフォンでタブが増えすぎるのを避けたい場合
リンク先から元の記事へ戻る必要性が低い場合
すべての外部リンクを機械的に別タブ表示にすると、タブが増えすぎて操作しづらくなることがあります。別タブで開く場合は、リンク付近に「別タブで開きます」と案内すると、読者にとってより親切です。
3-5. 別タブ表示が反映されないときの対処法
「新しいタブで開く」を有効にしたのに反映されない場合は、まずHTMLを確認します。
対象リンクに次の属性が入っているか確認してください。
HTMLtarget="_blank"
属性が入っているにもかかわらず別タブで開かない場合は、以下を試します。
記事を更新してから再確認する
ブラウザのキャッシュを削除する
キャッシュ系プラグインのキャッシュを削除する
別のブラウザやシークレットモードで確認する
テーマやプラグインのJavaScriptによる制御を確認する
HTMLの引用符が全角になっていないか確認する
リンクを編集した後に更新ボタンを押し忘れているケースもあります。設定後は、記事の保存状態も確認しましょう。
4. 画像・ボタン・メニューに外部リンクを設定する方法
4-1. 画像に外部リンクを設定する方法
画像に外部リンクを設定する場合は、編集画面で対象の画像を選択します。
ブロックツールバーに表示されるリンクアイコンをクリックし、外部URLを入力してください。設定項目が表示される場合は、「新しいタブで開く」も必要に応じて有効にします。
商品画像にアフィリエイトリンクを設定する場合は、画像だけでなく、画像の近くに商品名や説明文を表示することが大切です。画像のみでは、リンク先や広告であることが読者に伝わりにくい場合があります。
また、リンク付き画像には適切な代替テキストを設定しましょう。画像の内容やリンク先を簡潔に表すことで、画像を確認できない読者にも意味が伝わりやすくなります。
4-2. ボタンブロックに外部リンクを設定する方法
申し込みページや商品ページへ案内するときは、ボタンブロックが便利です。
ブロックエディターでの基本手順は次のとおりです。
ブロック追加ボタンをクリックする
「ボタン」ブロックを選択する
「公式サイトを見る」などのボタン文言を入力する
リンクアイコンから外部URLを設定する
必要に応じて別タブ表示を有効にする
ボタンの文言は、クリック後の行動が分かる内容にします。
たとえば、「詳細はこちら」よりも、以下のような表現のほうが目的を伝えやすくなります。
公式サイトで詳細を見る
商品ページを確認する
無料体験に申し込む
資料をダウンロードする
アフィリエイトリンクの場合は、ボタンの近くに広告やPRであることが分かる表示を入れましょう。
4-3. ナビゲーションメニューに外部リンクを追加する方法
ナビゲーションメニューには、内部ページだけでなく外部サイトのURLも登録できます。
従来型のメニュー管理画面を使用している場合は、管理画面の「外観」から「メニュー」を開きます。「カスタムリンク」に外部URLとリンク文字列を入力し、「メニューに追加」をクリックしてください。
その後、表示位置を調整してメニューを保存します。
ブロックテーマでは、サイトエディターのナビゲーションブロックからリンクを追加します。ナビゲーションの編集画面でリンク追加を選び、外部URLを入力してください。
メニューに外部リンクを掲載すると、読者がサイト外へ移動することに気づきにくい場合があります。必要に応じて「公式サイト」や「外部サイト」といった表記を加えましょう。
4-4. サイドバーやフッターに外部リンクを設置する方法
サイドバーやフッターへの外部リンク設定方法は、使用しているテーマによって異なります。
ウィジェット対応テーマでは、管理画面の「外観」から「ウィジェット」を開き、ナビゲーションメニュー、段落、カスタムHTMLなどのブロックを追加します。
ブロックテーマの場合は、「外観」のサイトエディターからフッターやサイドバーに相当するテンプレートパーツを編集します。
カスタムHTMLを使用する場合は、次のように記述できます。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">運営会社の公式サイト</a>
フッターに多数の外部リンクを並べると、スマートフォンでは見づらくなることがあります。カテゴリー分けやリンク数の整理を行い、必要なものだけを掲載しましょう。
4-5. アフィリエイトリンクや公式サイトリンクを設置する際の注意点
アフィリエイトリンクを設置するときは、通常の参考リンクとは異なる点に注意が必要です。
広告や報酬が発生するリンクには、原則としてrel="sponsored"の使用を検討します。アフィリエイトサービスから指定されたコードがある場合は、内容を不用意に変更せず、利用規約に従って掲載してください。
また、記事内に広告が含まれることを読者が認識できるように、「広告」「PR」「アフィリエイト広告を利用しています」などの表示を分かりやすい位置に掲載します。
公式サイトへのリンクでは、第三者が作成した類似ページではなく、本当に公式のドメインであるかを確認してください。特に、金融、医療、行政手続き、ソフトウェアのダウンロードページでは、リンク先の安全性を慎重に確認する必要があります。
5. nofollow・sponsored・ugcの意味と設定すべきケース
5-1. nofollowとは何か
nofollowは、リンク先との関係を検索エンジンに伝えるためのrel属性の一つです。
HTMLでは、次のように記述します。
HTML<a href="https://example.jp/" rel="nofollow">外部サイトを見る</a>
nofollowは、リンク先を通常の推薦として扱ってほしくない場合などに使用されます。ただし、リンク先への移動を禁止する機能ではありません。読者は通常どおりリンクをクリックできます。
たとえば、内容を完全には保証できない外部サイトへ言及する必要がある場合や、リンク評価を渡すことを意図しない場合に設定を検討します。
5-2. sponsoredを使うべき広告・アフィリエイトリンク
sponsoredは、広告、スポンサー契約、アフィリエイトなど、対価を伴うリンクであることを示す属性です。
HTML<a href="https://example.jp/product/" rel="sponsored">商品ページを見る</a>
主な対象は次のとおりです。
アフィリエイトリンク
純広告として掲載するリンク
スポンサー企業へのリンク
商品提供や報酬を受けて掲載するリンク
有料掲載による紹介リンク
必要に応じて、複数の値を組み合わせることもできます。
HTML<a href="https://example.jp/product/" target="_blank" rel="sponsored nofollow noopener">商品ページを見る</a>
ただし、属性を必要以上に増やすのではなく、リンクの性質に合わせて設定しましょう。
5-3. ugcを使うべきコメント・投稿型コンテンツ
ugcは「User Generated Content」の略で、ユーザーが投稿したコンテンツ内のリンクであることを示す属性です。
HTML<a href="https://example.jp/" rel="ugc">ユーザーが投稿したリンク</a>
主に以下の場所で使用されます。
ブログのコメント欄
掲示板
会員投稿ページ
レビュー投稿
Q&Aサイト
コミュニティ機能
サイト運営者がすべてのリンク先を確認できない投稿型コンテンツでは、スパム対策としてugcやnofollowを利用することがあります。
コメント欄のリンクにどの属性が付くかは、ワードプレス本体、テーマ、コメント機能を拡張するプラグインなどによって異なります。
5-4. 外部リンクすべてにnofollowを付けるべきではない理由
外部リンクだからという理由だけで、すべてにnofollowを付ける必要はありません。
官公庁、大学、メーカー公式サイトなど、記事内容の根拠として自然に紹介するリンクまで一律でnofollowにすると、リンクの目的や性質を適切に表せなくなります。
重要なのは、外部リンクかどうかだけではなく、次の点です。
広告や報酬を伴うリンクか
ユーザーが投稿したリンクか
編集者が信頼できる情報源として紹介しているか
リンク先との関係を通常の推薦として扱ってよいか
通常の参考資料や公式情報へのリンクは、必ずしもnofollowにする必要はありません。広告リンクにはsponsored、ユーザー投稿にはugcというように、リンクの性質に合わせて使い分けましょう。
5-5. WordPressでrel属性を設定する方法
ワードプレスでrel属性を設定する方法は、主に次の3つです。
リンク設定画面の高度な設定を使用する
HTMLとして編集する
外部リンク管理プラグインを使用する
HTMLを直接編集する場合は、以下のように記述します。
HTML<a href="https://example.jp/" rel="nofollow">参考ページ</a>
別タブ表示と組み合わせる場合は、次のように複数の属性値を半角スペースで区切ります。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener">参考ページ</a>
属性値をカンマで区切ったり、別々のrel属性として重複記述したりしないように注意してください。
誤った例は次のとおりです。
HTML<a href="https://example.jp/" rel="nofollow" rel="noopener">参考ページ</a>
正しくは、一つのrel属性にまとめます。
HTML<a href="https://example.jp/" rel="nofollow noopener">参考ページ</a>
6. 外部リンクの安全対策|noopener・noreferrer・セキュリティ設定
6-1. target="_blank"使用時に注意したいセキュリティリスク
target="_blank"を指定すると、リンク先が新しいタブで開きます。
ブラウザやワードプレスの仕様によって安全対策が行われる場合もありますが、生成されたHTMLを確認し、必要に応じてnoopenerを設定することが重要です。
安全対策が不十分な環境では、新しく開いたページから元のページへ干渉される可能性があります。そのため、別タブ表示を設定するときは、次のようなHTMLを基本にするとよいでしょう。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">外部サイトを見る</a>
特に、運営者や安全性を十分に確認できないページへリンクする場合は、慎重な対応が必要です。
6-2. noopenerとは何か
noopenerは、新しいタブで開いたページから、リンク元のページを操作しにくくするための属性値です。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">外部サイトを見る</a>
target="_blank"を使用する際の基本的なセキュリティ対策として利用されます。
ワードプレスやブラウザ側で自動的に対策される場合もありますが、テーマ、プラグイン、編集方法によって生成されるHTMLは異なります。重要なページでは、公開後のHTMLを確認しておくと安心です。
6-3. noreferrerとは何か
noreferrerは、リンク先へ移動する際に、参照元に関する情報を送信しないようにする属性値です。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">外部サイトを見る</a>
noreferrerを設定すると、リンク先のアクセス解析で、どのページから訪問したかを把握しにくくなる場合があります。
そのため、すべての外部リンクに一律で付けるのではなく、参照元情報を送信したくないケースで使用を検討します。
アクセス解析やアフィリエイト計測への影響が考えられるため、広告リンクに付ける場合は、利用しているサービスの仕様や推奨設定も確認してください。
6-4. WordPressで自動付与されるrel属性の確認方法
ワードプレスでは、編集方法やバージョンによって、別タブリンクにrel属性が付与される場合があります。ただし、すべての環境で同じ結果になるとは限りません。
確認するときは、公開ページで対象リンクのHTMLを調べます。
ブラウザの開発者ツールを使う場合は、次の手順で確認できます。
公開ページを開く
対象リンクを右クリックする
「検証」または「要素を調査」を選択する
aタグのtargetとrelを確認する
たとえば、次のように表示されていれば、別タブ表示とnoopenerが設定されています。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">外部サイトを見る</a>
編集画面のコードエディターやHTML編集機能でも確認できますが、テーマやプラグインが公開時にコードを書き換える場合があります。最終的には、公開ページのHTMLを確認するのが確実です。
6-5. 信頼できないサイトへリンクする際の注意点
安全性や信頼性を確認できないサイトには、できるだけリンクしないことが基本です。
リンクする必要がある場合は、以下を確認してください。
HTTPSで通信されているか
不審なダウンロードを促していないか
過剰な広告や警告画面が表示されないか
運営者情報が確認できるか
内容が記事の説明と一致しているか
ドメイン名のスペルに不自然な点がないか
マルウェアやフィッシングの疑いがないか
過去に安全だったサイトでも、ドメインの所有者変更やサイト改ざんにより、危険なページへ変わることがあります。重要な外部リンクは定期的に確認しましょう。
7. プラグインで外部リンクを一括管理する方法
7-1. 外部リンク管理プラグインでできること
外部リンクが多いサイトでは、プラグインを使用して設定を一括管理できます。
外部リンク管理プラグインの代表的な機能は次のとおりです。
外部リンクを自動で別タブ表示にする
nofollowを自動付与するnoopenerやnoreferrerを追加する外部リンクの横にアイコンを表示する
特定ドメインを設定対象から除外する
内部リンクと外部リンクを自動判定する
PDFや特定ファイルへのリンクを個別設定する
記事数が多く、一つずつHTMLを修正するのが難しい場合には便利です。
7-2. 外部リンクを自動で別タブ表示にする設定
プラグインを使用すると、外部リンクに自動でtarget="_blank"を追加できる場合があります。
基本的な流れは次のとおりです。
外部リンク管理に対応したプラグインをインストールする
プラグインを有効化する
設定画面を開く
外部リンクを新しいタブで開く設定を有効にする
対象外にするドメインやリンクを指定する
公開ページで動作を確認する
すべての外部リンクを別タブにすると、問い合わせフォーム、決済ページ、SNSリンクなども一律で変更される可能性があります。
自分が管理する別ドメインや、同じタブで開きたいページがある場合は、除外設定を使用しましょう。
7-3. nofollowやnoopenerを一括設定する方法
プラグインによっては、外部リンクへnofollowやnoopenerを自動付与できます。
ただし、外部リンクすべてにnofollowを設定するのは適切とは限りません。通常の参考リンク、広告リンク、ユーザー投稿リンクでは、それぞれ必要な属性が異なります。
一括設定を使用する場合は、次のような条件分けができるか確認しましょう。
特定ドメインのみ対象にする
特定ドメインを除外する
アフィリエイトリンクだけ対象にする
投稿本文だけに適用する
メニューやウィジェットは対象外にする
noopenerは別タブ表示リンクの安全対策として役立ちますが、noreferrerは参照元情報や計測に影響することがあります。各属性の意味を理解したうえで設定してください。
7-4. 外部リンクアイコンを表示する方法
外部リンクの横にアイコンを表示すると、読者はサイト外へ移動するリンクであることを判断しやすくなります。
プラグインでは、次のような表示設定が用意されている場合があります。
外部リンクの右側にアイコンを表示する
PDFリンクに専用アイコンを表示する
別タブで開くリンクにマークを付ける
特定のCSSクラスが付いたリンクを除外する
ただし、本文中のすべてのリンクにアイコンを付けると、画面が見づらくなる場合があります。特にスマートフォンでは、アイコンと文字が重なっていないか確認しましょう。
アイコンだけに頼らず、必要に応じて「外部サイト」「別タブで開きます」とテキストでも伝えると、より分かりやすくなります。
7-5. プラグイン利用時の注意点とデメリット
プラグインによる一括管理は便利ですが、導入前に以下の点を確認する必要があります。
ワードプレスやPHPの環境に対応しているか
使用中のテーマと競合しないか
更新が継続されているか
必要以上の機能を読み込まないか
JavaScriptによる処理で表示速度に影響しないか
プラグイン停止後も設定が維持されるか
プラグインの中には、保存済みの記事HTMLを変更するものと、ページ表示時にリンクを書き換えるものがあります。後者の場合、プラグインを停止すると設定が元に戻る可能性があります。
導入前にバックアップを作成し、テスト環境で動作確認を行うと安全です。
8. 外部リンクはSEOに悪影響?検索順位との関係
8-1. 外部リンクを貼るとSEO評価が下がるのか
外部リンクを設置しただけで、記事のSEO評価が自動的に下がるわけではありません。
重要なのは、リンクの数ではなく、記事との関連性、リンク先の信頼性、読者にとっての必要性です。
記事内容と関係のないリンクを大量に掲載したり、広告リンクばかりを並べたりすると、読者が目的の情報を見つけにくくなります。一方で、根拠となる公的資料や公式情報へのリンクは、読者が内容を確認する助けになります。
外部リンクを避けることよりも、必要な場所に適切なリンクを設置することを意識しましょう。
8-2. 信頼できる情報源へのリンクが記事品質に与える影響
記事内で統計、制度、研究結果などを紹介する場合は、出典を示すことが重要です。
たとえば、以下のような情報源が候補になります。
官公庁や自治体
大学や研究機関
学術論文
業界団体
商品やサービスの公式サイト
企業が公開する一次資料
法令や公的データベース
信頼できる情報源へのリンクがあれば、読者は説明の根拠を確認できます。
ただし、有名なサイトだから正しいとは限りません。情報の公開日、更新日、調査方法、運営主体まで確認し、記事の内容を直接裏付けるページへリンクしましょう。
8-3. 発リンク先を選ぶときの基準
外部リンク先を選ぶときは、次の基準で判断します。
記事テーマとの関連性が高い
情報の発信元が明確である
一次情報に近い
内容が最新の状態に保たれている
HTTPSで安全に閲覧できる
誇大表現や不審な誘導がない
リンク先のページだけで情報を確認できる
スマートフォンでも閲覧しやすい
他の記事が紹介しているページをそのまま引用するのではなく、可能な限り元の資料を探しましょう。
たとえば、ニュース記事が政府統計を紹介している場合は、ニュース記事だけでなく、元となる政府機関の資料を確認したうえでリンク先を選ぶと信頼性が高まります。
8-4. リンク切れがユーザー体験に与える影響
外部リンク先のページは、自分のサイトとは関係なく削除・移転されることがあります。
リンク切れをクリックすると、読者は404エラーページなどへ移動してしまいます。必要な情報を確認できないため、不満や離脱につながる可能性があります。
リンク切れを防ぐには、以下の対応が有効です。
公開前にすべてのリンクをクリックする
定期的に主要記事のリンクを確認する
リンク切れチェック機能を利用する
ページ移転時は新しいURLへ修正する
削除された情報は代替となる一次資料へ差し替える
不要になったリンクを削除する
自動チェックツールだけでは、リンク先の内容変更まで判断できません。ページが表示されるだけでなく、必要な情報が残っているかも確認しましょう。
8-5. 外部リンク数の目安と貼りすぎを避ける考え方
外部リンク数に一律の正解はありません。記事の長さやテーマによって必要な数は異なります。
数を基準にするのではなく、次の質問で必要性を判断しましょう。
読者が追加情報を確認するために必要か
記事内で説明を完結できない情報か
主張や数値の根拠を示すリンクか
同じリンクを何度も掲載していないか
広告リンクが本文の理解を妨げていないか
短い記事に多数の外部リンクを掲載すると、本文よりもリンクが目立つことがあります。反対に、専門的な解説記事では、複数の資料へのリンクが必要になる場合もあります。
読者の疑問解決を優先し、不要なリンクは削除しましょう。
9. 外部リンク設定でよくあるトラブルと解決方法
9-1. リンクがクリックできない
リンクがクリックできない場合は、まず編集画面でリンクが正しく設定されているか確認します。
主な原因は次のとおりです。
URLを入力しただけで適用していない
リンク設定後に記事を保存していない
aタグの記述が壊れている透明な要素がリンクの上に重なっている
CSSでクリック操作が無効になっている
JavaScriptのエラーが発生している
HTMLでは、次のように開始タグと終了タグが正しく記述されている必要があります。
HTML<a href="https://example.jp/">外部サイトを見る</a>
テーマ独自のボタンや装飾ブロックを使用している場合は、通常の段落ブロックにリンクを作成し、クリックできるか比較すると原因を切り分けやすくなります。
9-2. 別タブで開かない
別タブで開かない場合は、対象リンクにtarget="_blank"が入っているか確認してください。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">外部サイトを見る</a>
属性が正しい場合は、以下も確認します。
記事の更新が完了しているか
キャッシュが残っていないか
プラグインが
target属性を削除していないかリンクを制御するJavaScriptが動いていないか
HTMLの引用符が半角になっているか
ブラウザの設定や拡張機能がタブの動作に影響する場合もあるため、別のブラウザでも試しましょう。
9-3. リンク先が404エラーになる
404エラーは、指定したURLにページが存在しないときに表示されます。
まず、URLをブラウザのアドレスバーへ直接貼り付けて確認してください。
よくある原因は以下のとおりです。
URLの一部が欠けている
ページのURLが変更された
リンク先ページが削除された
大文字と小文字が間違っている
コピー時に余分な記号が入った
期間限定ページの公開が終了した
新しいURLが見つかった場合はリンクを更新します。代替ページがない場合は、リンクを削除するか、保存された公的資料など信頼できる別の情報源へ差し替えましょう。
9-4. rel属性がうまく反映されない
rel属性が反映されない場合は、編集画面だけでなく公開ページのHTMLを確認します。
原因として考えられるのは、次のようなケースです。
ビジュアル編集へ戻した際に属性が削除された
テーマがリンクHTMLを書き換えている
セキュリティ系プラグインが属性を変更している
外部リンク管理プラグインが別の属性を追加している
キャッシュに古いHTMLが残っている
同じリンクに
rel属性を重複記述している
複数の属性値は、一つのrel属性にまとめます。
HTMLrel="sponsored nofollow noopener"
変更後は、ページキャッシュやCDNのキャッシュも削除して確認してください。
9-5. テーマやプラグインが原因の不具合を確認する方法
テーマやプラグインの影響が疑われる場合は、いきなり本番サイトで停止するのではなく、バックアップを作成したうえで検証します。
基本的な切り分け方法は次のとおりです。
ブラウザとサイトのキャッシュを削除する
外部リンク関連のプラグイン設定を確認する
テスト環境でプラグインを一つずつ停止する
標準テーマへ一時的に切り替えて確認する
ブラウザの開発者ツールでエラーを確認する
原因となるテーマやプラグインを更新・変更する
本番サイトでテーマ変更やプラグイン停止を行うと、表示崩れや機能停止が発生する可能性があります。可能な限り、ステージング環境や複製サイトで確認しましょう。
10. ワードプレス外部リンク設定のチェックリスト
10-1. URLは正しく入力されているか
公開前に、リンク先URLを実際にクリックして確認します。
特に以下をチェックしてください。
https://を含む完全なURLか余分な空白や記号がないか
目的のページへ移動するか
管理画面用URLやテスト用URLではないか
ページが一般公開されているか
スマートフォンでも表示できるか
似たURLが複数存在する場合は、トップページではなく、読者に見てほしい情報が掲載されている個別ページへリンクしましょう。
10-2. 別タブ表示が必要なリンクか
外部リンクだからといって、必ず別タブにする必要はありません。
次の点を確認します。
元の記事を読みながら参照する資料か
入力中の内容を失う可能性があるか
同じタブで移動したほうが自然ではないか
スマートフォンでタブが増えすぎないか
別タブで開くことを読者に伝えているか
サイト内でルールを決め、同じ目的のリンクはなるべく統一した動作にすると、読者が迷いにくくなります。
10-3. nofollow・sponsored・ugcを適切に使い分けているか
リンクの性質に応じて、rel属性を確認します。
通常の参考リンク:必ずしも属性追加は不要
広告・アフィリエイトリンク:
sponsoredを検討ユーザー投稿内のリンク:
ugcを検討通常の推薦として扱わないリンク:
nofollowを検討
複数の性質を持つ場合は、属性値を組み合わせられます。
HTMLrel="sponsored nofollow"
すべての外部リンクへ機械的に同じ属性を付けるのではなく、それぞれの目的を確認することが大切です。
10-4. noopenerなどの安全対策ができているか
別タブ表示を使用する場合は、公開ページのHTMLでnoopenerが設定されているか確認します。
HTML<a href="https://example.jp/" target="_blank" rel="noopener">外部サイトを見る</a>
また、リンク先自体の安全性も確認してください。
HTTPSに対応しているか
不審なリダイレクトがないか
ダウンロードファイルが安全か
公式サイトのドメインか
運営者を確認できるか
noopenerを付けるだけで、危険なリンク先が安全になるわけではありません。リンク先を慎重に選ぶことが最も重要です。
10-5. 公開前にリンク切れを確認したか
記事を公開する前に、本文、画像、ボタン、メニューなどに設定したリンクを一通り確認します。
最後に、以下の項目をチェックしましょう。
すべてのリンクをクリックできる
目的のページが表示される
404エラーになっていない
同じタブ・別タブの設定が正しい
広告リンクに必要な属性が付いている
リンク先の内容が記事の説明と一致している
不要なリンクが残っていない
スマートフォンでも操作しやすい
公開後も、アクセスの多い記事や収益に関係する記事を中心に、定期的なリンクチェックを行いましょう。
まとめ
ワードプレスの外部リンクは、編集画面でテキストや画像を選択し、リンクアイコンから外部URLを入力することで設定できます。別タブで開く場合は「新しいタブで開く」を有効にするか、HTMLへtarget="_blank"を追加します。
別タブ表示では、安全対策としてnoopenerの設定状況も確認しましょう。また、広告やアフィリエイトリンクにはsponsored、ユーザー投稿内のリンクにはugc、通常の推薦として扱わないリンクにはnofollowを検討します。
外部リンクを設置すること自体がSEO上の問題になるわけではありません。記事との関連性が高く、読者の理解に役立つ信頼できるページを選ぶことが大切です。
公開前にはURL、リンク先、タブの動作、rel属性、リンク切れを確認してください。外部リンクを正しく設定し、読者が安全かつスムーズに必要な情報へ移動できる記事を作りましょう。

