WordPressで閲覧数を表示する方法|初心者向けにプラグイン・確認手順・人気記事ランキング化まで解説

はじめに

WordPressでブログやメディアを運営していると、「この記事はどれくらい読まれているのか」「人気記事をサイト上に表示したい」「管理画面で投稿ごとの閲覧数を確認したい」と感じることがあります。

しかし、WordPressの標準機能だけでは、記事ごとの閲覧数を自動でカウントしたり、投稿ページに閲覧数を表示したりする機能は用意されていません。そのため、ワードプレスで閲覧数表示を行うには、プラグインを使う、Googleアナリティクスで確認する、コードを追加するなどの方法を選ぶ必要があります。

初心者におすすめなのは、プラグインを使って閲覧数を表示する方法です。難しいコードを書かなくても、記事ごとの閲覧数を管理画面で確認したり、投稿ページに「123 views」のように表示したり、人気記事ランキングを作成したりできます。

この記事では、WordPressで閲覧数を表示する方法を初心者向けにわかりやすく解説します。プラグインの選び方、Post Views Counterを使った具体的な設定手順、Googleアナリティクスやサーチコンソールでの確認方法、人気記事ランキング化、プラグインなしで実装する方法、よくあるトラブルまで順番に紹介します。

1. WordPressで閲覧数を表示する前に知っておきたい基礎知識

1-1. 閲覧数・アクセス数・PV数・表示回数の違い

WordPressで閲覧数表示を考えるときは、まず「閲覧数」「アクセス数」「PV数」「表示回数」の違いを理解しておくと便利です。

閲覧数とは、一般的に記事やページが見られた回数を指します。WordPressの閲覧数表示プラグインでは、投稿ページが開かれた回数をカウントし、その数値を記事ごとに保存する仕組みが多いです。

アクセス数は、サイトに訪問があった回数を広く表す言葉です。厳密には訪問者数、セッション数、PV数などをまとめて「アクセス数」と呼ぶこともあります。

PV数は「ページビュー数」のことで、ページが表示された回数を意味します。同じユーザーが同じ記事を3回開いた場合、PV数は3としてカウントされるのが一般的です。

表示回数は、Googleサーチコンソールでは検索結果にページが表示された回数を意味します。ユーザーが実際にページをクリックして読んだ回数ではなく、Google検索結果上に表示された回数です。

つまり、WordPressのプラグインで表示する閲覧数と、Googleアナリティクスの表示回数、Googleサーチコンソールの表示回数は、似ているようで意味が異なります。混同しないようにしましょう。

1-2. WordPress標準機能だけでは記事ごとの閲覧数を表示できない理由

WordPressには、投稿の作成、編集、カテゴリー管理、コメント管理、メディア管理など、ブログ運営に必要な基本機能が備わっています。しかし、記事ごとの閲覧数を記録して表示する機能は標準では用意されていません。

理由は、閲覧数のカウントにはアクセスごとの処理が必要になるためです。誰かが記事を開くたびにデータベースへ記録する必要があり、サイトの規模や設定によっては負荷がかかる可能性があります。また、キャッシュ、ボット、自分のアクセス、ログインユーザーの扱いなど、正確にカウントするには細かな条件設定も必要です。

そのため、WordPressでは標準機能として閲覧数表示を固定で提供するのではなく、必要な人がプラグインやアクセス解析ツールを使って実装する形になっています。

1-3. 閲覧数を「管理画面で確認したい人」と「サイト上に表示したい人」の違い

WordPressで閲覧数を表示したいといっても、目的は大きく2つに分かれます。

1つ目は、管理者だけが閲覧数を確認したい場合です。たとえば、投稿一覧画面に閲覧数の列を追加して、どの記事が読まれているかを把握したいケースです。この場合、サイト訪問者には閲覧数を見せず、内部分析用として使います。

2つ目は、サイト上に閲覧数を表示したい場合です。たとえば、記事ページに「閲覧数:1,250回」と表示したり、サイドバーに「人気記事ランキング」を表示したりするケースです。この場合、読者にも閲覧数が見えるため、見せ方や数値の印象にも注意が必要です。

初心者の場合は、まず管理画面で記事ごとの閲覧数を確認できるようにし、必要に応じてサイト上への表示やランキング化を検討するとよいでしょう。

1-4. 閲覧数表示でできること:人気記事の把握・回遊率アップ・ランキング作成

WordPressで閲覧数表示を導入すると、サイト運営に役立つさまざまなことができます。

まず、人気記事を把握できます。どの記事がよく読まれているかがわかれば、関連記事の追加、リライト、内部リンクの強化、収益記事への誘導などを行いやすくなります。

次に、サイト内の回遊率アップにつなげられます。閲覧数の多い記事を「よく読まれている記事」「人気記事ランキング」として表示すれば、訪問者が別の記事も読んでくれる可能性が高まります。

さらに、ランキングコンテンツを作成できます。サイドバー、記事下、トップページなどに人気記事を表示することで、初めて訪れたユーザーにもおすすめ記事を自然に案内できます。

閲覧数表示は、単に数字を見せるためだけの機能ではありません。サイト改善、SEO対策、ユーザー導線の改善にも活用できる重要なデータです。

2. WordPressで閲覧数を表示する主な方法

2-1. プラグインで記事ごとの閲覧数を表示する方法

WordPressで閲覧数を表示するもっとも簡単な方法は、プラグインを使うことです。

閲覧数表示プラグインを導入すると、記事が表示された回数を自動でカウントし、管理画面や投稿ページに表示できます。プラグインによっては、人気記事ランキングをウィジェットで表示したり、ショートコードで好きな場所に閲覧数を出したりすることも可能です。

代表的なプラグインには、Post Views Counter、WP-PostViews、WordPress Popular Postsなどがあります。どれも無料で使える範囲があり、初心者でも導入しやすいのが特徴です。

プラグインを使うメリットは、コードを書かずに設定できることです。デメリットは、プラグインの種類や設定によってサイト表示速度に影響する可能性があることです。導入後は、必要な機能だけを有効にして使うとよいでしょう。

2-2. Googleアナリティクスで閲覧数を確認する方法

WordPressサイト全体のアクセス状況を詳しく確認したい場合は、Googleアナリティクス、特にGA4を使う方法があります。

GA4では、ページごとの表示回数、ユーザー数、エンゲージメント時間、流入元などを確認できます。WordPress上に閲覧数を直接表示するためのツールではありませんが、記事ごとの分析には非常に役立ちます。

たとえば、どの記事が多く読まれているか、どのページから離脱されているか、検索流入が多いページはどれかなどを確認できます。

ただし、GA4のデータをそのままWordPressの記事ページに表示するには追加の連携や設定が必要です。そのため、「サイト上に閲覧数を表示したい」場合はプラグイン、「正確にアクセス分析したい」場合はGA4というように使い分けるのがおすすめです。

2-3. Googleサーチコンソールで検索流入状況を確認する方法

Googleサーチコンソールは、Google検索からの流入状況を確認できる無料ツールです。

サーチコンソールでは、検索結果での表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位などを確認できます。WordPressの閲覧数そのものを表示するツールではありませんが、SEO対策には欠かせないデータを確認できます。

たとえば、ある記事が検索結果に多く表示されているのにクリック数が少ない場合、タイトルやメタディスクリプションを改善する余地があります。逆に、クリック率が高く閲覧数も多い記事は、さらに関連記事や内部リンクを増やすことで成果につなげやすくなります。

WordPressの閲覧数表示プラグイン、GA4、サーチコンソールを組み合わせることで、記事が「検索で見られているか」「クリックされているか」「サイト内で読まれているか」を立体的に把握できます。

2-4. プラグインなしでコードを追加して閲覧数をカウントする方法

WordPressでは、functions.phpなどにコードを追加して、プラグインなしで閲覧数をカウントすることも可能です。

基本的な仕組みは、記事が表示されたときにカスタムフィールドへ閲覧数を保存し、次回表示時にその数値を1増やすというものです。さらに、テンプレートファイルに表示用コードを追加すれば、投稿ページに閲覧数を出すことができます。

プラグインなしで実装するメリットは、必要最低限の機能だけを入れられることです。余計な管理画面やウィジェットが不要な場合は、軽量な実装にできます。

ただし、初心者には少し難易度が高い方法です。コードの貼り付けミスでサイトが表示されなくなったり、テーマ更新でコードが消えたりする可能性があります。実装する場合は、必ず子テーマを使い、バックアップを取ってから作業しましょう。

2-5. 初心者におすすめなのはプラグインを使う方法

初心者がWordPressで閲覧数表示を行うなら、まずはプラグインを使う方法がおすすめです。

理由は、管理画面から設定できるため、コード編集のリスクが少ないからです。投稿ごとの閲覧数確認、サイト上への表示、人気記事ランキング化、自分のアクセス除外なども、プラグインの設定画面から行える場合が多いです。

特に、Post Views Counterはシンプルに閲覧数を表示したい人に向いています。WordPress Popular Postsは、人気記事ランキングを本格的に表示したい人に向いています。WP-PostViewsは、昔から使われている閲覧数表示プラグインとして知られています。

まずはプラグインで導入し、運用に慣れてから必要に応じてGA4やサーチコンソールで分析を深める流れがよいでしょう。

3. 初心者向け:プラグインでWordPressの閲覧数を表示する手順

3-1. 閲覧数表示に使える代表的なプラグイン

WordPressで閲覧数表示に使える代表的なプラグインには、次のようなものがあります。

Post Views Counterは、記事ごとの閲覧数をカウントし、投稿ページや管理画面に表示できるシンプルなプラグインです。設定項目が比較的わかりやすく、初心者でも使いやすいのが特徴です。

WP-PostViewsは、投稿の閲覧数を表示する定番プラグインです。ショートコードやテンプレートタグを使って閲覧数を表示でき、カスタマイズしたい人にも向いています。

WordPress Popular Postsは、閲覧数をもとに人気記事ランキングを表示できるプラグインです。サムネイル付きランキング、期間別ランキング、表示条件の調整などがしやすく、回遊率アップを狙いたいサイトに向いています。

Jetpackは、アクセス統計機能を含む多機能プラグインです。閲覧数表示専用ではありませんが、WordPress管理画面でアクセス状況を確認したい場合に使われます。

WP Statisticsは、WordPress内でアクセス解析を行えるプラグインです。外部サービスに頼らず、管理画面で統計情報を見たい場合に候補になります。

3-2. Post Views Counterを使う方法

Post Views Counterは、WordPressで閲覧数表示を始めたい初心者におすすめしやすいプラグインです。

インストール後、カウント対象にする投稿タイプを選び、閲覧数を表示する場所を設定するだけで、記事ごとの閲覧数を管理できます。投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプなど、どのコンテンツをカウントするかを選べるため、ブログだけでなく企業サイトやオウンドメディアでも使いやすいです。

また、管理画面の投稿一覧に閲覧数を表示できるため、どの記事が読まれているかを一覧で確認できます。サイト上に閲覧数を公開せず、内部確認だけに使うことも可能です。

シンプルに「ワードプレスで閲覧数表示をしたい」という場合は、まずPost Views Counterを試すとよいでしょう。

3-3. WP-PostViewsを使う方法

WP-PostViewsは、WordPressの投稿ごとの閲覧数を表示するためのプラグインです。長く使われているため、解説記事も多く、カスタマイズ例を探しやすいのが特徴です。

プラグインを有効化すると、投稿ごとの閲覧数をカウントできるようになります。テーマファイルに専用のテンプレートタグを追加したり、ショートコードを使ったりすることで、記事ページに閲覧数を表示できます。

ただし、テーマファイルを編集する場合は、初心者には少し難しく感じるかもしれません。設定だけで完結させたい場合は、Post Views Counterのほうが扱いやすいことがあります。

一方で、テーマ内の好きな場所に自由に閲覧数を出したい人や、既存テーマに合わせて細かく調整したい人にはWP-PostViewsも選択肢になります。

3-4. WordPress Popular Postsを使う方法

WordPress Popular Postsは、人気記事ランキングを表示したい人に向いているプラグインです。

閲覧数をカウントし、そのデータをもとに人気記事一覧を表示できます。サイドバー、記事下、トップページなどにランキングを設置しやすく、サムネイル画像や抜粋文、閲覧数の表示にも対応しています。

特に便利なのは、期間別のランキングを作れる点です。たとえば「24時間」「7日間」「30日間」「全期間」といった条件で人気記事を表示できます。これにより、古い記事だけがずっと上位に残るのを防ぎ、新しく伸びている記事も目立たせやすくなります。

サイトの回遊率を高めたい、読者におすすめ記事を見せたい、トップページやサイドバーに人気記事ランキングを設置したい場合は、WordPress Popular Postsが使いやすいでしょう。

3-5. JetpackやWP Statisticsで閲覧数を確認する方法

JetpackやWP Statisticsは、閲覧数表示専用というより、アクセス統計やサイト管理に役立つプラグインです。

Jetpackを使うと、WordPress管理画面からサイトの統計情報を確認できます。日別のアクセス数や人気記事などを把握しやすく、アクセス状況を簡単に見たい人に向いています。ただし、多機能なプラグインなので、必要な機能だけを有効にすることが大切です。

WP Statisticsは、WordPress内でアクセス解析を行えるプラグインです。外部の解析サービスをできるだけ使わず、管理画面内で統計を確認したい場合に便利です。ただし、アクセスデータをサイト内に保存するため、サイト規模によってはデータベース容量や表示速度に注意が必要です。

閲覧数を記事ページに表示する目的ならPost Views CounterやWP-PostViews、ランキング表示ならWordPress Popular Posts、アクセス分析目的ならGA4やWP Statisticsというように、目的に合わせて選びましょう。

3-6. プラグイン選びで確認すべきポイント

WordPressで閲覧数表示プラグインを選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。

まず、最終更新日が新しいかを確認します。長期間更新されていないプラグインは、最新のWordPressやPHP環境で不具合が起きる可能性があります。

次に、有効インストール数や評価を確認します。多くのユーザーに使われているプラグインは、情報が見つかりやすく、トラブル時にも解決策を探しやすいです。

また、自分がやりたいことに対応しているかも重要です。管理画面だけで閲覧数を確認したいのか、記事ページに表示したいのか、人気記事ランキングを作りたいのかによって、選ぶべきプラグインは変わります。

さらに、キャッシュ系プラグインとの相性、自分のアクセス除外機能、ボット除外機能、ショートコード対応、ウィジェット対応、表示速度への影響も確認しておくと安心です。

4. Post Views Counterで閲覧数を表示する具体的な設定方法

4-1. プラグインをインストールして有効化する

Post Views Counterを使ってWordPressに閲覧数を表示するには、まずプラグインをインストールします。

WordPress管理画面にログインし、「プラグイン」から「新規追加」を開きます。検索欄に「Post Views Counter」と入力し、該当するプラグインを探します。

見つかったら「今すぐインストール」をクリックし、インストール完了後に「有効化」をクリックします。これでプラグインが使える状態になります。

有効化後は、管理画面の設定メニューなどにPost Views Counterの設定項目が追加されます。メニュー名や表示場所はWordPressの環境やプラグインのバージョンによって多少異なる場合があります。

4-2. カウント対象の投稿タイプを設定する

次に、どの投稿タイプの閲覧数をカウントするかを設定します。

一般的なブログであれば、「投稿」をカウント対象にすれば十分です。固定ページの閲覧数も確認したい場合は、「固定ページ」も対象にします。商品ページ、実績紹介、ニュースなどのカスタム投稿タイプを使っている場合は、それらも対象に追加できます。

カウント対象を増やしすぎると、必要のないページまで集計されて管理しにくくなることがあります。まずは投稿だけを対象にして、必要に応じて固定ページやカスタム投稿タイプを追加するとよいでしょう。

4-3. 閲覧数を表示する場所を選ぶ

Post Views Counterでは、閲覧数をどこに表示するかを設定できます。

代表的な表示場所は、投稿本文の前、投稿本文の後、手動で指定した場所、管理画面の投稿一覧などです。読者に閲覧数を見せたい場合は、記事タイトル下や本文下など、自然に見える場所を選びましょう。

一方で、閲覧数をサイト上に公開したくない場合は、フロント側への表示をオフにし、管理画面だけで確認する設定にします。これにより、訪問者には閲覧数を見せず、運営者だけが記事ごとの数値を確認できます。

初心者は、最初からサイト上に表示するよりも、まずは管理画面で閲覧数を確認する設定から始めるのがおすすめです。

4-4. 投稿ページに閲覧数を表示する

投稿ページに閲覧数を表示したい場合は、表示設定を有効にします。

たとえば、記事上部に「閲覧数:123回」と表示したり、記事下部に「この記事は123回読まれました」と表示したりできます。表示文言を変更できるプラグインであれば、サイトの雰囲気に合わせて自然な表現に調整しましょう。

閲覧数を表示する位置は、ユーザー体験にも影響します。記事タイトル直下に表示すると目立ちますが、閲覧数が少ない記事では逆効果になることもあります。記事下に控えめに表示する、一定数以上の記事だけ表示する、ランキングだけに使うなど、サイトの目的に合わせて調整するのがおすすめです。

4-5. 管理画面の投稿一覧に閲覧数を表示する

Post Views Counterの便利な使い方のひとつが、WordPress管理画面の投稿一覧に閲覧数を表示する方法です。

投稿一覧に閲覧数の列が追加されると、記事ごとの人気度を一目で確認できます。どの記事をリライトすべきか、どの記事に内部リンクを追加すべきか、どの記事が検索流入を集めているかを判断しやすくなります。

管理画面だけに閲覧数を表示する場合、読者には数字が見えません。そのため、閲覧数が少ない記事でも印象を損なう心配がありません。ブログを始めたばかりのサイトや、まだアクセスが少ないサイトでは、この使い方が特におすすめです。

4-6. 自分のアクセスをカウントから除外する

閲覧数を正確に把握するには、自分のアクセスをカウントから除外する設定が重要です。

記事作成中やリライト中は、運営者自身が何度も投稿ページを確認することがあります。そのアクセスまで閲覧数に含まれると、実際の読者数よりも多く見えてしまいます。

プラグインによっては、ログイン中の管理者、編集者、投稿者などのアクセスを除外できます。設定画面で、管理者権限のユーザーをカウント対象から外しておきましょう。

また、同じユーザーの連続アクセスを一定時間カウントしない設定ができる場合もあります。より自然な閲覧数にしたい場合は、重複カウントの扱いも確認しておくと安心です。

4-7. キャッシュ系プラグイン利用時の注意点

WordPressでキャッシュ系プラグインを使っている場合、閲覧数が正しくカウントされないことがあります。

キャッシュとは、一度生成したページを保存しておき、次回以降の表示を高速化する仕組みです。サイト表示速度を上げるには便利ですが、ページがキャッシュから表示されると、閲覧数カウント用の処理が実行されない場合があります。

その結果、実際には記事が読まれているのに閲覧数が増えない、人気記事ランキングが更新されないといった問題が起こることがあります。

対策としては、プラグインのキャッシュ対応設定を確認する、閲覧数カウントにAjaxやREST APIを使う設定があれば有効にする、キャッシュ除外設定を見直すなどがあります。キャッシュ系プラグインと閲覧数表示プラグインを併用する場合は、導入後に必ずテストしましょう。

5. WordPressの閲覧数を確認する方法

5-1. WordPress管理画面で記事ごとの閲覧数を確認する

閲覧数表示プラグインを導入すると、WordPress管理画面で記事ごとの閲覧数を確認できるようになります。

多くの場合、「投稿一覧」に閲覧数の列が追加されます。記事タイトル、投稿者、カテゴリー、日付などが並ぶ画面に、閲覧数の項目が表示されるイメージです。

この画面を見れば、どの記事がよく読まれているかを簡単に把握できます。閲覧数が多い記事は、関連記事への内部リンクを追加したり、収益記事への導線を設置したりすると効果的です。

また、閲覧数が少ない記事は、タイトル、見出し、本文、検索キーワード、内部リンク、アイキャッチ画像などを見直すきっかけになります。単に数字を見るだけでなく、改善の判断材料として活用しましょう。

5-2. Googleアナリティクスでページ別の表示回数を確認する

GA4では、ページ別の表示回数を確認できます。

WordPressにGA4を設定している場合、管理画面ではなくGoogleアナリティクス側で、ページタイトルやURLごとの表示回数を確認します。閲覧数表示プラグインよりも詳細な分析ができるため、本格的にサイト改善を行いたい場合に便利です。

GA4では、表示回数だけでなく、ユーザー数、平均エンゲージメント時間、流入元、コンバージョンなども確認できます。たとえば、閲覧数は多いのに滞在時間が短い記事は、内容が検索意図に合っていない可能性があります。

一方で、閲覧数は少なくても成約率が高い記事は、重要な収益ページかもしれません。閲覧数だけで判断せず、複数の指標をあわせて見ることが大切です。

5-3. Googleサーチコンソールで検索クリック数・表示回数を確認する

Googleサーチコンソールでは、検索結果上でのクリック数や表示回数を確認できます。

検索パフォーマンスの画面では、検索クエリ、ページ、国、デバイスなどの単位でデータを確認できます。特定の記事がどのキーワードで表示され、どれくらいクリックされているかを把握できるため、SEO改善に役立ちます。

たとえば、表示回数は多いのにクリック率が低い場合は、タイトルやディスクリプションの改善が必要かもしれません。平均掲載順位が低い場合は、本文の内容を充実させたり、内部リンクを増やしたりする対策が考えられます。

WordPressの閲覧数表示プラグインは、サイトに訪れた後の閲覧状況を見るものです。一方、サーチコンソールは、検索結果でどれだけ見られ、クリックされたかを見るものです。両方を組み合わせることで、検索前後の流れを把握できます。

5-4. プラグインの数値とGA4の数値が違う理由

WordPressの閲覧数表示プラグインとGA4では、数値が一致しないことがあります。これは異常ではありません。

理由のひとつは、カウントの仕組みが違うためです。プラグインはWordPress側でページ表示をカウントしますが、GA4は計測タグが読み込まれたときにデータを送信します。

また、管理者のアクセスを除外しているか、ボットを除外しているか、同一ユーザーの連続閲覧をどう扱うかによっても数値は変わります。キャッシュの影響でプラグイン側のカウントが増えにくい場合もあります。

さらに、ユーザーのブラウザ設定、Cookieの同意状況、広告ブロッカーなどによって、GA4側の計測が行われないケースもあります。

そのため、プラグインの閲覧数とGA4の表示回数は「完全に一致するもの」ではなく、それぞれ別の指標として見るのが正しい考え方です。

5-5. 閲覧数を見るときに確認すべき指標

閲覧数を見るときは、単純に数字の大小だけで判断しないことが大切です。

まず確認したいのは、どの記事が継続的に読まれているかです。一時的にアクセスが増えた記事より、毎月安定して読まれている記事のほうが、サイト全体の土台になることがあります。

次に、検索流入との関係を確認します。閲覧数が多い記事がGoogle検索から読まれているのか、SNSから読まれているのか、内部リンクから読まれているのかを把握すると、改善方針が立てやすくなります。

また、閲覧数と成果の関係も重要です。問い合わせ、商品購入、資料請求、広告クリックなど、サイトの目的につながっているかを確認しましょう。

閲覧数は重要な指標ですが、最終的には「読まれた後に何が起きたか」まで見ることが大切です。

6. 閲覧数を使って人気記事ランキングを表示する方法

6-1. 人気記事ランキングを表示するメリット

WordPressで閲覧数を表示できるようになると、そのデータを使って人気記事ランキングを作成できます。

人気記事ランキングを表示するメリットは、サイト内の回遊率を高められることです。読者は「多くの人に読まれている記事」に興味を持ちやすいため、ランキングがあると別の記事もクリックされやすくなります。

また、初めてサイトを訪れたユーザーに、代表的な記事やおすすめ記事を自然に案内できます。特に、記事数が多いブログやメディアでは、読者がどの記事から読めばよいかわからないことがあります。人気記事ランキングがあれば、入口として機能します。

さらに、閲覧数の多い記事を目立たせることで、サイト全体の滞在時間やPV数の向上も期待できます。

6-2. WordPress Popular Postsでランキングを作る手順

人気記事ランキングを簡単に作りたい場合は、WordPress Popular Postsが便利です。

まず、WordPress管理画面の「プラグイン」から「新規追加」を開き、「WordPress Popular Posts」と検索してインストールします。有効化したら、ウィジェットやブロック、ショートコードなどを使ってランキングを表示します。

設定では、ランキングの集計期間、表示件数、投稿タイプ、サムネイル表示、抜粋表示、閲覧数表示などを調整できます。

たとえば、サイドバーに「人気記事ランキング」を表示したい場合は、ウィジェットエリアにWordPress Popular Postsのウィジェットを追加します。表示件数を5件にし、サムネイルとタイトルを表示すれば、見やすいランキングになります。

記事下に表示したい場合は、ショートコードやブロックを使って配置します。テーマによっては、記事下ウィジェットやブロックパターンを利用すると設置しやすいです。

6-3. Post Views Counterでランキング表示する方法

Post Views Counterでも、閲覧数をもとに人気記事ランキングを表示できる場合があります。

プラグインが用意しているショートコードやウィジェットを使えば、閲覧数の多い記事を一覧表示できます。設定画面でランキング表示の条件を調整し、表示件数や投稿タイプを指定します。

たとえば、閲覧数の多い投稿を5件表示し、サイドバーや記事下に配置すると、簡易的な人気記事ランキングになります。

WordPress Popular Postsほどランキング機能に特化していない場合もありますが、閲覧数表示とランキング表示をひとつのプラグインで管理したい場合には便利です。

シンプルに「記事ごとの閲覧数を表示しつつ、人気記事も出したい」という人は、Post Views Counterで対応できる範囲を確認してみましょう。

6-4. サイドバー・記事下・トップページにランキングを設置する

人気記事ランキングを設置する場所は、サイトの目的によって選びます。

サイドバーは、ブログでよく使われる定番の設置場所です。記事を読んでいる途中でも目に入りやすく、他の記事への導線になります。ただし、スマートフォンではサイドバーが下部に回り込むテーマも多いため、モバイルでの見え方を確認しましょう。

記事下は、本文を読み終えた読者に次の記事を案内しやすい場所です。満足度の高い記事の下に人気記事ランキングを置けば、自然に回遊してもらえる可能性があります。

トップページは、サイト全体のおすすめ記事を見せる場所として有効です。新着記事だけでなく、人気記事も表示することで、初めて訪れたユーザーに読まれやすい記事を案内できます。

ランキングは、目立たせすぎると本文の邪魔になることがあります。読者の動線を意識しながら、自然な場所に設置しましょう。

6-5. 期間別ランキングを作る方法

人気記事ランキングを作るときは、期間別に表示するのがおすすめです。

全期間ランキングだけにすると、古くからある記事が上位を占め続けることがあります。これでは、新しく伸びている記事や季節性のある記事が目立ちにくくなります。

そこで、「週間ランキング」「月間ランキング」「全期間ランキング」のように分けると、よりバランスよく人気記事を見せられます。

週間ランキングは、最近読まれている記事を見せたい場合に向いています。月間ランキングは、安定して人気のある記事を見せるのに便利です。全期間ランキングは、サイトを代表する定番記事を見せるのに向いています。

WordPress Popular Postsなどのランキング機能があるプラグインでは、集計期間を設定できる場合があります。サイトのジャンルに合わせて、適切な期間を選びましょう。

6-6. サムネイル・タイトル・閲覧数を見やすく表示するコツ

人気記事ランキングを見やすくするには、サムネイル、タイトル、閲覧数のバランスが大切です。

サムネイル画像を表示すると、記事の内容が視覚的に伝わりやすくなります。ただし、画像が大きすぎるとページの読み込み速度に影響するため、適切なサイズに調整しましょう。

タイトルは、長すぎるとランキング内で読みにくくなります。必要に応じて文字数を調整し、スマートフォンでも見やすい表示にします。

閲覧数を表示する場合は、「1,234 views」や「1,234回表示」のように、読者にわかりやすい表現にしましょう。ただし、アクセスが少ない初期段階では閲覧数を非表示にし、ランキングだけを表示する方法もあります。

順位番号をつける、余白を適切に取る、記事同士の区切りをわかりやすくするなど、デザイン面も意識するとクリックされやすくなります。

7. プラグインなしでWordPressの閲覧数を表示する方法

7-1. functions.phpにコードを追加して閲覧数をカウントする仕組み

WordPressでは、functions.phpにコードを追加して、プラグインなしで閲覧数をカウントすることもできます。

基本的な流れは、投稿が表示されたときにカスタムフィールドへ閲覧数を保存し、ページが開かれるたびに数値を1増やすという仕組みです。

ただし、functions.phpの編集は慎重に行う必要があります。コードの記述ミスがあると、サイトが表示されなくなることがあります。必ずバックアップを取り、可能であれば子テーマのfunctions.phpに追加しましょう。

また、キャッシュ系プラグインを使用している場合、単純なPHPコードでは正しくカウントされないことがあります。正確性を重視する場合は、プラグインやGA4との併用も検討してください。

7-2. カスタムフィールドに閲覧数を保存する方法

閲覧数を保存するには、投稿ごとのカスタムフィールドを使う方法があります。

たとえば、post_views_countというメタキーを作り、そこに閲覧数を保存します。記事が表示されるたびに、現在の数値を取得し、1を足して保存し直します。

以下は、閲覧数をカウントする基本的なコード例です。

PHP
function set_post_views($post_id) {
$count_key = 'post_views_count';
$count = get_post_meta($post_id, $count_key, true);

if ($count == '') {
$count = 0;
delete_post_meta($post_id, $count_key);
add_post_meta($post_id, $count_key, '1');
} else {
$count++;
update_post_meta($post_id, $count_key, $count);
}
}

function track_post_views($post_id) {
if (!is_single()) {
return;
}

if (empty($post_id)) {
global $post;
$post_id = $post->ID;
}

set_post_views($post_id);
}
add_action('wp_head', 'track_post_views');

このコードは、投稿ページが表示されたときに閲覧数を増やす簡易的な例です。実際に使う場合は、管理者のアクセス除外、ボット対策、キャッシュ対応なども考える必要があります。

7-3. 投稿ページに閲覧数を表示するコード例

カウントした閲覧数を投稿ページに表示するには、閲覧数を取得する関数を作成します。

PHP
function get_post_views($post_id) {
$count_key = 'post_views_count';
$count = get_post_meta($post_id, $count_key, true);

if ($count == '') {
return '0';
}

return $count;
}

テーマファイル内の表示したい場所に、次のようなコードを追加します。

PHP
<?php echo '閲覧数:' . get_post_views(get_the_ID()) . '回'; ?>

これで、投稿ページに「閲覧数:123回」のように表示できます。

ただし、テーマファイルを直接編集すると、テーマ更新時に変更が上書きされる可能性があります。必ず子テーマを使うか、コード管理に慣れている場合のみ実施しましょう。

7-4. 人気記事ランキングを出力するコード例

カスタムフィールドに保存した閲覧数を使って、人気記事ランキングを出力することもできます。

PHP
$args = array(
'post_type' => 'post',
'posts_per_page' => 5,
'meta_key' => 'post_views_count',
'orderby' => 'meta_value_num',
'order' => 'DESC'
);

$popular_posts = new WP_Query($args);

if ($popular_posts->have_posts()) :
echo '<ul class="popular-posts">';
while ($popular_posts->have_posts()) : $popular_posts->the_post();
echo '<li>';
echo '<a href="' . get_permalink() . '">' . get_the_title() . '</a>';
echo '(' . get_post_views(get_the_ID()) . '回)';
echo '</li>';
endwhile;
echo '</ul>';
endif;

wp_reset_postdata();

このコードでは、post_views_countの数値が多い順に投稿を5件取得して表示します。

ただし、デザインを整えるにはCSSの追加が必要です。また、サムネイルを表示したい場合は、get_the_post_thumbnail()などを使ってカスタマイズします。

初心者が人気記事ランキングを作りたい場合は、無理にコードで実装するより、WordPress Popular Postsなどのプラグインを使うほうが安全です。

7-5. 子テーマを使うべき理由

WordPressでコードを追加する場合は、子テーマを使うのが基本です。

親テーマのfunctions.phpやテンプレートファイルを直接編集すると、テーマを更新したときに変更内容が消えてしまうことがあります。子テーマを使えば、親テーマの機能やデザインを引き継ぎながら、安全にカスタマイズできます。

閲覧数表示のコードを追加する場合も、子テーマのfunctions.phpに記述するのがおすすめです。テンプレートに表示コードを追加する場合も、子テーマ側に該当ファイルをコピーして編集します。

また、コードを追加する前には必ずバックアップを取りましょう。万が一エラーが起きた場合でも、すぐに元に戻せる状態にしておくことが大切です。

7-6. 初心者がコード追加で失敗しやすいポイント

初心者がプラグインなしで閲覧数表示を実装するときに多い失敗は、functions.phpへの貼り付けミスです。

PHPの開始タグや終了タグの扱いを間違える、全角スペースが混ざる、余計な文字を入れる、コードを途中で削除してしまうなどが原因で、サイトがエラーになることがあります。

また、親テーマを直接編集してしまい、テーマ更新時にコードが消えるケースもあります。さらに、キャッシュの影響で閲覧数が増えず、コードが動いていないように見える場合もあります。

コードを追加する場合は、テスト環境で試す、バックアップを取る、子テーマを使う、エラー時に復旧できるようにしておくことが重要です。不安がある場合は、プラグインを使う方法を選びましょう。

8. 閲覧数表示でよくあるトラブルと解決方法

8-1. 閲覧数が表示されない場合の確認ポイント

WordPressで閲覧数が表示されない場合は、まずプラグインが有効化されているか確認しましょう。

次に、閲覧数の表示設定がオンになっているかを確認します。管理画面ではカウントされていても、サイト上への表示が無効になっている場合があります。

また、表示対象の投稿タイプが正しく設定されているかも重要です。投稿ページに表示したいのに、カウント対象が固定ページだけになっていると、意図した通りに表示されません。

テーマ側のテンプレートやフックの影響で、プラグインの表示位置が反映されないこともあります。その場合は、ショートコードやウィジェットで表示できるか試してみましょう。

8-2. 閲覧数がカウントされない場合の原因

閲覧数が表示されているのに数値が増えない場合は、カウント設定を確認します。

よくある原因は、ログインユーザーや管理者のアクセスが除外されていることです。自分で記事を開いてもカウントが増えない場合、除外設定が正常に働いているだけかもしれません。

また、キャッシュ系プラグインの影響でカウント処理が実行されない場合もあります。ページキャッシュ、サーバーキャッシュ、CDNキャッシュを使っている場合は、閲覧数表示プラグイン側のキャッシュ対応設定を確認しましょう。

さらに、ボット除外や重複カウント防止の設定によって、同じブラウザから短時間に何度アクセスしてもカウントされないことがあります。別のブラウザやシークレットモードで確認すると原因を切り分けやすくなります。

8-3. 管理画面に閲覧数の項目が出ない場合

管理画面の投稿一覧に閲覧数の項目が表示されない場合は、まず表示オプションを確認します。

WordPressの投稿一覧画面右上にある「表示オプション」を開くと、一覧に表示する項目を選べる場合があります。閲覧数に関する項目のチェックが外れている場合は、チェックを入れましょう。

次に、プラグインの設定で管理画面への表示が有効になっているか確認します。プラグインによっては、フロント側への表示と管理画面への表示が別々に設定されています。

それでも表示されない場合は、他の管理画面カスタマイズ系プラグインやテーマ機能と競合している可能性があります。一時的に関連プラグインを停止して、原因を確認してみましょう。

8-4. 人気記事ランキングが更新されない場合

人気記事ランキングが更新されない場合は、ランキングの集計期間とキャッシュを確認しましょう。

たとえば、全期間ランキングを表示している場合、新しい記事が少し読まれた程度では順位が変わらないことがあります。新着記事を反映させたい場合は、週間ランキングや月間ランキングに変更するとよいでしょう。

また、ランキング表示部分がキャッシュされていると、閲覧数が増えても表示内容が更新されない場合があります。キャッシュ系プラグイン、サーバーキャッシュ、CDNのキャッシュを削除して確認しましょう。

プラグインによっては、ランキングデータの更新頻度が設定されていることもあります。すぐに反映されない場合でも、一定時間後に更新されるケースがあります。

8-5. キャッシュ・テーマ・プラグインの競合を確認する

閲覧数表示がうまく動かない場合、キャッシュ、テーマ、他のプラグインとの競合を確認する必要があります。

まずはキャッシュを削除します。キャッシュ削除後に正常に表示される場合は、キャッシュ設定が原因の可能性があります。

次に、テーマとの相性を確認します。一時的に標準テーマに切り替えて表示されるか確認すると、テーマ側の問題かどうかを切り分けられます。

さらに、他のプラグインを一時停止して確認します。特に、キャッシュ系、セキュリティ系、アクセス解析系、投稿一覧カスタマイズ系のプラグインは影響することがあります。

本番サイトでいきなり停止するのが不安な場合は、テスト環境で確認するのがおすすめです。

8-6. 数値が急に増えた・減ったときの確認ポイント

閲覧数が急に増えた場合は、まずアクセス元を確認しましょう。SNSで拡散された、検索順位が上がった、外部サイトで紹介されたなど、正常な増加の可能性があります。

一方で、ボットや不正アクセスによって数値が増えている場合もあります。短時間に異常なアクセスが集中している場合は、セキュリティプラグインやサーバーログで確認しましょう。

閲覧数が急に減った場合は、プラグイン設定、キャッシュ設定、テーマ変更、プラグイン更新などを確認します。最近行った変更が原因になっている可能性があります。

また、GA4やサーチコンソールの数値と比較することで、サイト全体のアクセスが減っているのか、閲覧数表示プラグインだけの問題なのかを判断しやすくなります。

9. 閲覧数を表示するときの注意点

9-1. 閲覧数を公開するメリット・デメリット

閲覧数をサイト上に公開することには、メリットとデメリットがあります。

メリットは、記事の信頼感や人気感を演出できることです。多く読まれている記事に閲覧数が表示されていると、読者は「この記事は参考になりそう」と感じやすくなります。

また、人気記事ランキングと組み合わせれば、他の記事への誘導にも役立ちます。結果として、サイト内の回遊率やPV数の向上につながる可能性があります。

一方で、閲覧数が少ない記事に数字を表示すると、読者に「人気がない記事」という印象を与えてしまうことがあります。特に、サイト開設初期や公開直後の記事では注意が必要です。

閲覧数は必ずしも公開する必要はありません。管理者だけが確認し、サイト改善に活用する方法も有効です。

9-2. 少ない閲覧数を表示すると逆効果になる場合

閲覧数が少ない段階で数字を公開すると、逆効果になる場合があります。

たとえば、記事タイトルの近くに「閲覧数:3回」と表示されていると、読者は無意識に「まだあまり読まれていない記事なのか」と感じるかもしれません。内容が良くても、数字の印象で離脱される可能性があります。

ブログを始めたばかりの場合は、閲覧数をサイト上に表示せず、管理画面だけで確認するのがおすすめです。アクセスが増えてきたら、人気記事ランキングや記事下の控えめな表示から始めるとよいでしょう。

また、閲覧数そのものではなく、「よく読まれている記事」「おすすめ記事」といった形で表示する方法もあります。数字を出さなくても、回遊導線としては十分機能します。

9-3. サイト表示速度への影響

閲覧数表示プラグインは、ページが表示されるたびにカウント処理を行うため、設定によってはサイト表示速度に影響する可能性があります。

特に、アクセスが多いサイトでは、閲覧数の記録がデータベースへの負荷になることがあります。また、人気記事ランキングを毎回リアルタイムで集計すると、表示が重くなる場合もあります。

対策としては、軽量なプラグインを選ぶ、不要な機能を無効にする、ランキングの表示件数を増やしすぎない、キャッシュ対応の設定を行うなどがあります。

表示速度はSEOやユーザー体験にも関わるため、閲覧数表示を導入した後は、ページの読み込み速度も確認しましょう。

9-4. 個人情報・プライバシーへの配慮

閲覧数表示を行うときは、個人情報やプライバシーにも配慮が必要です。

単純に記事ごとの閲覧数を表示するだけであれば、個人を特定する情報を公開するわけではありません。しかし、アクセス解析プラグインの中には、IPアドレス、ブラウザ情報、地域情報などを保存するものもあります。

サイトでアクセス解析を行っている場合は、プライバシーポリシーにその旨を記載しておくと安心です。GoogleアナリティクスやJetpackなど外部サービスを使う場合も、利用している解析ツールについて説明しておきましょう。

特に企業サイトや会員サイトでは、どのデータを取得し、何の目的で使うのかを明確にすることが大切です。

9-5. 不正アクセスやボットのカウント対策

閲覧数は、ボットや不正アクセスによって増えることがあります。

検索エンジンのクローラー、スパムボット、不正アクセスの試行などが投稿ページにアクセスすると、プラグインの設定によっては閲覧数としてカウントされる場合があります。

対策としては、ボット除外機能があるプラグインを選ぶ、同一IPからの短時間アクセスを制限する、セキュリティプラグインを導入する、サーバーログを確認するなどがあります。

ただし、完全に正確な閲覧数を取得するのは難しいものです。閲覧数表示プラグインの数値は、あくまでサイト内での参考指標として扱い、正確な分析にはGA4なども併用しましょう。

9-6. 正確な分析にはGA4との併用がおすすめ

WordPressの閲覧数表示プラグインは、記事ごとの人気度を手軽に把握するには便利です。しかし、正確なアクセス分析にはGA4との併用がおすすめです。

GA4では、ユーザー数、表示回数、流入元、エンゲージメント時間、コンバージョンなどを確認できます。閲覧数表示プラグインだけではわからない、ユーザー行動の詳細を分析できます。

一方で、GA4のデータは管理画面で確認する必要があり、WordPress上に閲覧数を表示する用途には向いていません。

そのため、サイト上の閲覧数表示や人気記事ランキングにはプラグイン、詳細な分析にはGA4、検索流入の確認にはサーチコンソールというように使い分けるのが理想です。

10. WordPressの閲覧数表示に関するよくある質問

10-1. WordPressで閲覧数を表示するにはプラグインが必要?

必ずプラグインが必要というわけではありません。functions.phpにコードを追加すれば、プラグインなしで閲覧数をカウントして表示することもできます。

ただし、初心者にはプラグインを使う方法がおすすめです。コード編集のリスクが少なく、管理画面から設定しやすいためです。

特に、Post Views CounterやWordPress Popular Postsのようなプラグインを使えば、記事ごとの閲覧数確認や人気記事ランキング表示を比較的簡単に実装できます。

10-2. 無料プラグインでも閲覧数を表示できる?

無料プラグインでもWordPressの閲覧数表示は可能です。

Post Views Counter、WP-PostViews、WordPress Popular Postsなどは、無料で使える機能だけでも基本的な閲覧数表示やランキング表示に対応できます。

ただし、細かなデザイン調整、高度な集計、詳細な統計機能などは、有料版や追加機能が必要になる場合もあります。まずは無料版で試し、必要に応じて有料機能を検討するとよいでしょう。

10-3. 投稿ごとの閲覧数を管理画面だけで確認できる?

はい、できます。

閲覧数表示プラグインの設定で、サイト上への表示をオフにし、管理画面だけで閲覧数を確認することが可能です。投稿一覧に閲覧数の列を追加すれば、記事ごとの人気度を一覧で確認できます。

アクセスが少ないサイトや、閲覧数を読者に見せたくないサイトでは、管理画面だけで確認する方法がおすすめです。

10-4. 固定ページにも閲覧数を表示できる?

多くの閲覧数表示プラグインでは、固定ページもカウント対象にできます。

設定画面で投稿タイプを選択し、「固定ページ」を有効にすれば、固定ページの閲覧数もカウントできる場合があります。

会社概要、お問い合わせ、サービスページ、ランディングページなどの閲覧数を確認したい場合は、固定ページも対象に含めると便利です。

10-5. 閲覧数を非表示にして内部確認だけできる?

はい、できます。

WordPressで閲覧数表示を導入しても、必ず読者に公開する必要はありません。プラグインの設定でフロント側の表示をオフにし、管理画面やダッシュボードだけで確認する使い方ができます。

内部確認だけにすれば、閲覧数が少ない記事でも読者にマイナス印象を与える心配がありません。サイト改善のためのデータとして活用できます。

10-6. 人気記事ランキングだけ表示することはできる?

できます。

閲覧数そのものを記事ページに表示せず、人気記事ランキングだけをサイドバーや記事下に表示する方法があります。

WordPress Popular Postsを使えば、閲覧数をもとにランキングを作成し、サムネイルやタイトル付きで表示できます。閲覧数の数字を表示するかどうかも設定できる場合があります。

「数字は見せたくないけれど、よく読まれている記事は紹介したい」という場合におすすめです。

10-7. 閲覧数のリセットはできる?

プラグインによっては、閲覧数のリセットが可能です。

記事ごとに閲覧数をリセットできる場合もあれば、全体のデータを削除できる場合もあります。ただし、リセットすると過去の閲覧数データが失われるため、実行前にバックアップを取ることをおすすめします。

また、プラグインを削除しただけではデータが残る場合もあります。完全に削除したい場合は、プラグインのデータ削除設定やデータベース内の保存情報を確認する必要があります。

まとめ

WordPressで閲覧数を表示する方法には、プラグインを使う方法、Googleアナリティクスで確認する方法、Googleサーチコンソールで検索流入を確認する方法、コードを追加してプラグインなしで実装する方法があります。

初心者にもっともおすすめなのは、プラグインを使う方法です。Post Views Counterを使えば、記事ごとの閲覧数をカウントし、管理画面や投稿ページに表示できます。WordPress Popular Postsを使えば、閲覧数をもとに人気記事ランキングを作成できます。

ただし、閲覧数をサイト上に公開するかどうかは慎重に判断しましょう。アクセスが少ないうちは、管理画面だけで確認する方法も有効です。また、キャッシュ系プラグインとの相性、表示速度への影響、ボット対策、プライバシーへの配慮も忘れないようにしましょう。

ワードプレスの閲覧数表示は、単なる数字の表示ではなく、人気記事の把握、回遊率アップ、SEO改善、リライト判断に役立つ重要な機能です。まずは目的に合ったプラグインを導入し、管理画面で閲覧数を確認するところから始めてみましょう。