ワードプレスお問い合わせフォームの作り方|初心者でも10分でできる設定手順

はじめに

ワードプレスでブログやホームページを運営するなら、お問い合わせフォームの設置は欠かせません。読者からの質問、仕事の依頼、商品やサービスに関する相談、メディア掲載の連絡など、サイト運営者とユーザーをつなぐ大切な窓口になるからです。

しかし、初心者の方の中には「ワードプレスでお問い合わせフォームを作るのは難しそう」「プログラミングの知識が必要なのでは?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ワードプレスのお問い合わせフォームはプラグインを使えば初心者でも簡単に作れます。特に定番プラグインの「Contact Form 7」を使えば、基本的なフォームであれば10分ほどで設置できます。

この記事では、ワードプレスお問い合わせフォームの作り方を、初心者にもわかりやすく手順ごとに解説します。あわせて、フォームに入れるべき項目、公開後の確認ポイント、スパム対策、よくあるエラーの対処法まで紹介します。

1. ワードプレスお問い合わせフォームを作る前に知っておきたい基本

1-1. お問い合わせフォームが必要な理由

お問い合わせフォームは、サイト訪問者が運営者に連絡するための入り口です。

メールアドレスを直接掲載する方法もありますが、迷惑メールが増えやすく、ユーザーにとってもメールソフトを開く手間がかかります。一方、お問い合わせフォームを設置しておけば、ユーザーはページ上で必要事項を入力するだけで簡単に連絡できます。

また、ブログや企業サイトでは、お問い合わせフォームがあることで信頼感も高まります。仕事の依頼、広告掲載の相談、商品購入前の質問など、サイトの目的に応じた重要な連絡を受け取れるようになります。

特にアフィリエイトブログ、店舗サイト、サービスサイト、ポートフォリオサイトでは、お問い合わせフォームがあるかどうかで機会損失を防げる場合があります。

1-2. ワードプレスでお問い合わせフォームを作る主な方法

ワードプレスでお問い合わせフォームを作る方法は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、プラグインを使う方法です。もっとも一般的で、初心者にもおすすめです。管理画面からプラグインを追加し、フォームを作成して固定ページに設置するだけで使えます。

2つ目は、テーマに用意されているフォーム機能を使う方法です。一部の有料テーマやビジネス向けテーマには、最初からお問い合わせフォーム機能が搭載されていることがあります。

3つ目は、HTMLやPHPなどを使って自作する方法です。自由度は高いものの、専門知識が必要で、セキュリティ対策やメール送信設定も自分で行う必要があります。

初心者が最初に取り組むなら、プラグインを使う方法がもっとも安全で簡単です。

1-3. 初心者にはプラグインで作る方法がおすすめな理由

初心者にプラグインでのお問い合わせフォーム作成がおすすめな理由は、専門知識がなくても短時間で設置できるからです。

ワードプレスのプラグインは、スマホにアプリを追加するような感覚で機能を拡張できます。お問い合わせフォーム用のプラグインを使えば、名前、メールアドレス、件名、本文などの基本項目があらかじめ用意されており、必要に応じて編集するだけでフォームが完成します。

また、プラグインを使えば、自動返信メール、送信完了メッセージ、スパム対策なども設定しやすくなります。コードを直接編集しないため、サイトの表示崩れやエラーが起きにくい点もメリットです。

初めてワードプレスでお問い合わせページを作る方は、まずプラグインを使った方法から始めましょう。

1-4. この記事で完成するお問い合わせフォームのイメージ

この記事の手順に沿って進めると、以下のような基本的なお問い合わせフォームを作成できます。

名前、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容を入力し、送信ボタンを押すと、指定したメールアドレスに内容が届くシンプルなフォームです。

たとえば、フォームには次のような項目を設置します。

  • お名前

  • メールアドレス

  • 件名

  • お問い合わせ内容

  • 送信ボタン

ブログ、個人サイト、企業サイト、店舗サイトなど、幅広いワードプレスサイトで使える基本形です。まずはシンプルなフォームを作成し、必要に応じて電話番号、会社名、選択項目などを追加するとよいでしょう。

2. ワードプレスお問い合わせフォーム作成におすすめのプラグイン

2-1. Contact Form 7とは

Contact Form 7は、ワードプレスのお問い合わせフォーム作成でよく使われている定番プラグインです。

シンプルな操作でフォームを作成でき、ショートコードを固定ページに貼り付けるだけでお問い合わせフォームを表示できます。無料で利用できるため、個人ブログから企業サイトまで幅広く導入されています。

Contact Form 7では、名前、メールアドレス、件名、メッセージ本文などの基本項目に加えて、チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンメニュー、ファイル添付なども設定できます。

また、スパム対策としてreCAPTCHAやAkismetと連携できる点も特徴です。ワードプレス初心者が最初に使うお問い合わせフォームプラグインとして、非常に使いやすい選択肢です。

2-2. Contact Form 7が初心者におすすめな理由

Contact Form 7が初心者におすすめな理由は、無料で使えて、情報が多く、基本的なフォームをすぐに作れるからです。

ワードプレスのプラグイン画面から検索してインストールでき、インストール後は管理画面に「お問い合わせ」というメニューが追加されます。最初からサンプルフォームが用意されているため、難しい設定をしなくてもフォームを設置できます。

また、利用者が多いため、使い方やトラブル解決に関する情報を見つけやすいのも大きなメリットです。エラーが起きたときやカスタマイズしたいときにも、解決策を探しやすくなります。

「まずは無料でワードプレスにお問い合わせフォームを作りたい」という方には、Contact Form 7が最適です。

2-3. 他のお問い合わせフォームプラグインとの違い

ワードプレスには、Contact Form 7以外にもさまざまなお問い合わせフォームプラグインがあります。たとえば、WPForms、MW WP Form、Ninja Formsなどが知られています。

WPFormsはドラッグ&ドロップで直感的にフォームを作れる点が魅力です。Ninja Formsも視覚的に操作しやすく、拡張機能が豊富です。一方で、便利な機能の一部は有料版で提供されることがあります。

Contact Form 7は、見た目の操作性ではドラッグ&ドロップ型のプラグインに劣る部分もありますが、無料で基本機能を使いやすく、軽量でシンプルです。必要最低限のお問い合わせフォームを設置したい場合には、十分な機能を備えています。

初心者がコストをかけずに始めるなら、まずContact Form 7を使い、必要に応じて他のプラグインを検討するとよいでしょう。

2-4. プラグイン選びで確認すべきポイント

お問い合わせフォームプラグインを選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。

まず、使いやすさです。初心者の場合、管理画面で迷わず設定できることが重要です。

次に、必要な項目を追加できるかを確認します。名前、メールアドレス、本文だけでなく、電話番号、会社名、選択項目、ファイル添付などが必要な場合は、それらに対応しているプラグインを選びましょう。

さらに、スパム対策ができるかも大切です。お問い合わせフォームは迷惑メールの対象になりやすいため、reCAPTCHAやAkismetなどと連携できると安心です。

そのほか、更新頻度、利用者数、サポート情報の多さも確認しておくとよいでしょう。長く使うプラグインだからこそ、信頼できるものを選ぶことが重要です。

3. ワードプレスお問い合わせフォームの作り方|10分でできる手順

3-1. Contact Form 7をインストールする

まず、ワードプレスの管理画面にログインします。

左側メニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックしてください。検索窓に「Contact Form 7」と入力すると、該当するプラグインが表示されます。

プラグイン名が「Contact Form 7」であることを確認し、「今すぐインストール」をクリックします。似た名前のプラグインもあるため、間違えないように注意しましょう。

インストールは通常数秒で完了します。完了後は、次にプラグインを有効化します。

3-2. プラグインを有効化する

Contact Form 7のインストールが完了すると、「有効化」ボタンが表示されます。

そのまま「有効化」をクリックしてください。有効化が完了すると、ワードプレス管理画面の左側メニューに「お問い合わせ」という項目が追加されます。

この「お問い合わせ」メニューから、新しいフォームの作成や既存フォームの編集ができます。

プラグインはインストールしただけでは使えません。必ず有効化まで行いましょう。

3-3. 新しいお問い合わせフォームを作成する

左側メニューの「お問い合わせ」→「新規追加」をクリックします。

フォーム編集画面が表示されたら、まずフォーム名を入力します。たとえば「お問い合わせフォーム」や「Contact」など、管理しやすい名前にしておくとよいでしょう。

フォーム編集欄には、初期状態で基本的な入力項目が入っている場合があります。初心者の方は、最初は初期設定のフォームを活用するのがおすすめです。

必要に応じて項目名を日本語に変更し、サイトの雰囲気に合わせて整えます。

3-4. フォーム項目を設定する

お問い合わせフォームには、ユーザーに入力してもらう項目を設定します。

基本的には、以下の4項目があれば十分です。

  • お名前

  • メールアドレス

  • 件名

  • お問い合わせ内容

Contact Form 7では、フォームタグを使って入力項目を作成します。たとえば、名前の入力欄、メールアドレスの入力欄、テキストエリアなどを設定できます。

初心者の場合は、最初から用意されているフォームを大きく変更せず、表示されるラベルだけをわかりやすく整えると失敗しにくいです。

入力項目を増やしすぎると、ユーザーが面倒に感じて送信をやめてしまうことがあります。最初は必要最低限の項目にしておきましょう。

3-5. ショートコードをコピーする

フォームを作成して保存すると、ショートコードが表示されます。

ショートコードとは、ワードプレスの固定ページや投稿に貼り付けるだけで、特定の機能を表示できる短いコードのことです。

Contact Form 7の場合、次のような形式のショートコードが表示されます。

[contact-form-7 id="123" title="お問い合わせフォーム"]

このショートコードをコピーして、後ほどお問い合わせページに貼り付けます。

ショートコードを間違えるとフォームが表示されないため、必ずそのままコピーしましょう。

3-6. 固定ページにフォームを設置する

次に、お問い合わせフォームを表示する固定ページを作成します。

ワードプレス管理画面の左側メニューから「固定ページ」→「新規追加」をクリックします。ページタイトルには「お問い合わせ」や「Contact」などと入力します。

本文エリアに、先ほどコピーしたContact Form 7のショートコードを貼り付けます。

ブロックエディターを使っている場合は、「ショートコード」ブロックを追加して貼り付けるとわかりやすいです。通常の段落ブロックに貼り付けても表示される場合がありますが、ショートコードブロックを使うと管理しやすくなります。

3-7. お問い合わせページを公開する

ショートコードを貼り付けたら、画面右上の「プレビュー」で表示を確認します。

フォームが正しく表示されていれば、「公開」ボタンをクリックしてページを公開します。

公開後は、実際に名前やメールアドレス、お問い合わせ内容を入力してテスト送信を行いましょう。フォームが表示されているだけではなく、メールがきちんと届くかまで確認することが大切です。

これで、ワードプレスのお問い合わせフォームの基本的な設置は完了です。

4. お問い合わせフォームに入れるべき基本項目

4-1. 名前

名前は、お問い合わせした人を識別するために必要な項目です。

「お名前」と表示しておくと、ユーザーにとってわかりやすくなります。個人ブログの場合はハンドルネームでも問題ないケースがありますが、仕事の依頼やサービス申し込みにつながるサイトでは、氏名を入力してもらう形が一般的です。

必須項目にする場合は、「お名前 必須」のように表示しておくと親切です。

4-2. メールアドレス

メールアドレスは、返信するために必須の項目です。

お問い合わせフォームでは、メールアドレスの入力ミスがあると返信できません。そのため、メールアドレス欄は必須項目にしておくのがおすすめです。

必要に応じて、確認用メールアドレス欄を追加する方法もあります。ただし、入力項目が増えるとユーザーの負担も増えるため、サイトの目的に合わせて判断しましょう。

4-3. 件名

件名は、お問い合わせ内容をひと目で把握するために役立ちます。

たとえば、「広告掲載について」「記事内容について」「サービスの相談」など、件名があるとメールを受け取った側が内容を整理しやすくなります。

件名を自由入力にする方法もありますが、問い合わせの種類が決まっている場合は、ドロップダウンメニューで選択式にするのもおすすめです。

4-4. お問い合わせ内容

お問い合わせ内容は、ユーザーが具体的な質問や相談を書くための項目です。

この項目は、短い一行入力ではなく、複数行入力できるテキストエリアに設定しましょう。ユーザーが詳しく内容を書けるようになります。

項目名は「お問い合わせ内容」「メッセージ本文」「ご相談内容」など、サイトに合った表現にすると自然です。

また、入力欄の近くに「できるだけ具体的にご記入ください」といった補足文を入れると、内容のわかりやすい問い合わせが届きやすくなります。

4-5. 必須項目と任意項目の設定方法

お問い合わせフォームでは、必ず入力してほしい項目を必須項目に設定します。

Contact Form 7では、フォームタグにアスタリスクを付けることで必須項目にできます。たとえば、テキスト項目を必須にする場合は、通常のタグではなく必須用のタグを使います。

基本的には、お名前、メールアドレス、お問い合わせ内容は必須にしておくとよいでしょう。件名はサイトによって必須でも任意でも構いません。

ただし、必須項目が多すぎるとユーザーが離脱しやすくなります。電話番号、住所、会社名などは、本当に必要な場合だけ必須にしましょう。

5. お問い合わせフォーム公開後に必ず確認する設定

5-1. 送信先メールアドレスの確認

お問い合わせフォームを公開したら、まず送信先メールアドレスを確認しましょう。

Contact Form 7では、フォーム編集画面の「メール」タブで送信先を設定できます。ここに設定されたメールアドレスへ、ユーザーが送信した内容が届きます。

初期設定では、ワードプレス管理者のメールアドレスが使われることがあります。普段確認しているメールアドレスになっているか必ずチェックしてください。

古いメールアドレスや使っていないアドレスが設定されていると、大切な問い合わせを見逃してしまいます。

5-2. 自動返信メールの設定

自動返信メールとは、ユーザーがフォームを送信した後に、自動で送られる確認メールのことです。

自動返信メールを設定しておくと、ユーザーは「問い合わせがきちんと送信された」と安心できます。

Contact Form 7では、「メール」タブの追加メール設定を使って、自動返信メールを設定できます。本文には、問い合わせへのお礼、受付完了の案内、返信までの目安などを入れるとよいでしょう。

たとえば、以下のような内容です。

「お問い合わせありがとうございます。内容を確認のうえ、必要に応じて担当者よりご連絡いたします。」

自動返信メールを設定する場合は、ユーザーが入力したメールアドレス宛に送信されるように設定することが重要です。

5-3. 送信完了メッセージの確認

送信完了メッセージは、ユーザーが送信ボタンを押した後に画面上に表示されるメッセージです。

初期設定のままでも問題ない場合がありますが、サイトの雰囲気に合わせて丁寧な文面に変更すると印象がよくなります。

たとえば、次のようなメッセージがおすすめです。

「お問い合わせありがとうございます。内容を確認のうえ、必要に応じてご連絡いたします。」

送信完了メッセージがわかりにくいと、ユーザーが「本当に送れたのかな?」と不安になることがあります。送信後の案内は、短くても丁寧に設定しましょう。

5-4. テスト送信で動作確認する方法

お問い合わせフォームを公開したら、必ずテスト送信を行いましょう。

実際にフォームに名前、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容を入力し、送信ボタンを押します。その後、設定した送信先メールアドレスにメールが届いているか確認します。

あわせて、自動返信メールを設定している場合は、入力したメールアドレスにもメールが届くか確認してください。

テスト送信では、以下の点を確認します。

  • フォームが正しく表示されているか

  • 必須項目が機能しているか

  • 送信完了メッセージが表示されるか

  • 管理者宛にメールが届くか

  • 自動返信メールが届くか

  • 文字化けしていないか

公開前後のテストは、トラブル防止のために必須です。

5-5. スマホ表示で崩れていないか確認する

現在は、スマホからサイトを見るユーザーが多いため、スマホ表示の確認も重要です。

パソコンではきれいに表示されていても、スマホでは入力欄が画面からはみ出したり、送信ボタンが押しにくかったりする場合があります。

公開後は、実際にスマホでお問い合わせページを開き、入力欄やボタンの表示を確認しましょう。

特に、入力欄の幅、文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、余白のバランスをチェックします。ユーザーがストレスなく入力できる状態にしておくことが大切です。

6. スパム対策とセキュリティ設定

6-1. お問い合わせフォームにスパム対策が必要な理由

お問い合わせフォームを公開すると、通常の問い合わせだけでなく、迷惑メールや自動送信によるスパムが届くことがあります。

スパムメールが増えると、本当に重要な問い合わせを見逃しやすくなります。また、不審なURLや悪質な内容が送信される可能性もあるため、セキュリティ面でも注意が必要です。

ワードプレスのお問い合わせフォームを安全に運用するには、スパム対策を最初から設定しておくことが大切です。

特にアクセス数が増えてくると、スパムの件数も増えることがあります。フォームを作成したら、あわせて対策しておきましょう。

6-2. reCAPTCHAを設定する方法

reCAPTCHAは、Googleが提供しているスパム対策サービスです。人間による送信か、自動プログラムによる送信かを判定し、迷惑な送信を減らすのに役立ちます。

Contact Form 7はreCAPTCHAと連携できます。設定するには、Google reCAPTCHAでサイトキーとシークレットキーを取得し、ワードプレス管理画面のContact Form 7のインテグレーション設定に入力します。

設定後は、フォーム送信時にスパム判定が行われるようになります。

reCAPTCHAを導入すると、ユーザーの操作負担を大きく増やさずにスパム対策ができます。お問い合わせフォームを長期的に運用するなら、設定しておくと安心です。

6-3. Akismetを使ったスパム対策

Akismetは、ワードプレスでよく使われるスパム対策プラグインです。コメントスパム対策として知られていますが、お問い合わせフォームのスパム対策にも活用できます。

Contact Form 7では、Akismetと連携することで、入力された名前、メールアドレス、本文などをもとにスパム判定ができます。

すでにAkismetを導入しているサイトであれば、Contact Form 7との連携を検討するとよいでしょう。

ただし、利用条件やプランはサイトの用途によって異なる場合があります。商用サイトで使う場合は、利用規約やプラン内容を確認してから設定しましょう。

6-4. 個人情報保護のために注意すべきこと

お問い合わせフォームでは、名前やメールアドレスなどの個人情報を受け取ることがあります。そのため、個人情報の取り扱いには十分注意が必要です。

まず、必要以上の情報を入力させないようにしましょう。問い合わせ対応に不要な住所、生年月日、電話番号などを求めると、ユーザーの不安につながります。

また、受信した問い合わせメールの管理にも注意が必要です。共有パソコンでメールを開きっぱなしにしない、不要になった個人情報を適切に削除するなど、基本的な管理を徹底しましょう。

お問い合わせフォームを設置する場合は、プライバシーポリシーもあわせて用意しておくことをおすすめします。

6-5. プライバシーポリシーへの導線を設置する

お問い合わせフォームには、プライバシーポリシーへのリンクを設置しておくと安心です。

プライバシーポリシーでは、取得する情報、利用目的、管理方法、第三者提供の有無などを記載します。

フォームの送信ボタン付近に「個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーをご確認ください」といった文言を入れ、プライバシーポリシーページへリンクを設置しましょう。

必要に応じて、「プライバシーポリシーに同意する」というチェックボックスを追加する方法もあります。

ユーザーが安心して問い合わせできる環境を整えることは、サイトの信頼性向上にもつながります。

7. お問い合わせページをサイト内に設置する方法

7-1. グローバルメニューに追加する

お問い合わせページを作成したら、サイト内のわかりやすい場所にリンクを設置しましょう。

もっとも一般的なのは、グローバルメニューへの追加です。グローバルメニューとは、サイト上部に表示される主要メニューのことです。

ワードプレス管理画面の「外観」→「メニュー」から、お問い合わせページをメニューに追加できます。テーマによっては、「外観」→「カスタマイズ」からメニューを編集する場合もあります。

グローバルメニューに「お問い合わせ」を追加しておけば、どのページを見ているユーザーでもすぐに問い合わせページへ移動できます。

7-2. フッターにお問い合わせリンクを設置する

フッターにもお問い合わせリンクを設置しておくと便利です。

フッターはサイト下部に表示されるエリアで、会社概要、運営者情報、プライバシーポリシーなどのリンクと一緒にお問い合わせページを設置することがよくあります。

ユーザーがページを最後まで読んだあとに問い合わせたいと思った場合、フッターにリンクがあるとスムーズに移動できます。

特に企業サイトやサービスサイトでは、フッターにお問い合わせリンクを設置しておくことで信頼感も高まります。

7-3. サイドバーや記事下に設置する

ブログの場合は、サイドバーや記事下にお問い合わせリンクを設置するのも効果的です。

たとえば、プロフィール欄の下に「お仕事のご依頼はこちら」としてお問い合わせページへのリンクを設置できます。記事下には「ご相談・ご依頼はお問い合わせフォームよりご連絡ください」といった案内を入れると自然です。

アフィリエイトブログや専門ブログでは、記事を読んだユーザーがそのまま相談や依頼をしたいと思うことがあります。記事下に導線があると、問い合わせにつながりやすくなります。

7-4. ユーザーが迷わない導線の作り方

お問い合わせページは、作成するだけでなく、ユーザーが迷わずたどり着ける場所に設置することが大切です。

理想は、どのページからでも1〜2クリックでお問い合わせページに移動できる状態です。

リンク名は、「お問い合わせ」「Contact」「ご相談はこちら」など、ひと目でわかる表現にしましょう。「詳しくはこちら」だけでは、リンク先がわかりにくくなる場合があります。

また、仕事の依頼を受けたい場合は「お仕事のご依頼」、サービス相談を受けたい場合は「無料相談はこちら」など、目的に合わせた文言にするとクリックされやすくなります。

8. ワードプレスお問い合わせフォームでよくあるエラーと対処法

8-1. メールが届かない場合の原因と対策

ワードプレスのお問い合わせフォームでよくあるトラブルが、「送信したのにメールが届かない」という問題です。

原因としては、送信先メールアドレスの設定ミス、サーバーのメール送信制限、迷惑メール判定、送信元アドレスの不一致などが考えられます。

まずは、Contact Form 7の「メール」タブで送信先メールアドレスが正しいか確認しましょう。次に、迷惑メールフォルダに入っていないか確認します。

それでも届かない場合は、SMTP設定を行うことで改善する可能性があります。SMTPを使うと、ワードプレスからのメール送信をより安定させることができます。

8-2. 送信ボタンを押しても反応しない場合

送信ボタンを押しても反応しない場合は、JavaScriptのエラーやプラグイン同士の競合が原因になっていることがあります。

まず、ブラウザを変えて確認してみましょう。次に、キャッシュ系プラグインを使っている場合は、キャッシュを削除して再度確認します。

それでも改善しない場合は、最近追加したプラグインを一時的に停止して、動作を確認してみてください。特定のプラグインを停止したときにフォームが動くようであれば、そのプラグインとの相性に問題がある可能性があります。

テーマとの相性が原因になることもあるため、必要に応じてテーマの設定やエラー表示も確認しましょう。

8-3. エラーメッセージが表示される場合

フォーム送信時にエラーメッセージが表示される場合は、入力内容やフォーム設定に問題がある可能性があります。

たとえば、必須項目が未入力の場合、メールアドレスの形式が正しくない場合、スパム判定された場合などにエラーが表示されます。

まずは、エラーメッセージの内容をよく確認しましょう。ユーザー向けのメッセージがわかりにくい場合は、Contact Form 7のメッセージ設定から文言を変更できます。

管理者側の設定エラーが表示されている場合は、フォームタグとメール設定の対応が正しいか確認してください。フォームで使っている項目が、メール本文にも正しく反映されているかがポイントです。

8-4. 迷惑メールフォルダに入ってしまう場合

お問い合わせメールが迷惑メールフォルダに入ってしまう場合は、送信元アドレスやメール認証の設定が影響していることがあります。

特に、送信元メールアドレスにユーザーが入力したメールアドレスをそのまま使っていると、メールサーバー側で不自然な送信と判断される場合があります。

送信元には、サイトと同じドメインのメールアドレスを設定するのがおすすめです。たとえば、サイトのドメインが「example.com」なら、「info@example.com」のようなメールアドレスを使います。

また、受信側のメールサービスによっては迷惑メール判定が厳しい場合があります。重要な問い合わせを見逃さないように、定期的に迷惑メールフォルダも確認しましょう。

8-5. SMTP設定でメール送信を安定させる方法

ワードプレスからのメール送信を安定させるには、SMTP設定が有効です。

SMTPとは、メールを送信するための仕組みです。ワードプレス標準のメール送信ではうまく届かない場合でも、SMTPを設定することで到達率が改善することがあります。

SMTP設定を行うには、SMTP用のプラグインを利用する方法が一般的です。利用しているメールサービスやレンタルサーバーのSMTP情報を入力し、ワードプレスからのメール送信に使います。

設定後は、必ずテストメールを送信して、正常に届くか確認しましょう。

お問い合わせフォームからのメールが安定して届くことは、サイト運営において非常に重要です。メールが届かないトラブルがある場合は、早めにSMTP設定を検討してください。

9. お問い合わせフォームをより使いやすくする改善ポイント

9-1. 入力項目を増やしすぎない

お問い合わせフォームは、入力項目が少ないほど送信されやすくなります。

ユーザーは、項目が多いフォームを見ると「面倒そう」と感じて離脱することがあります。特にスマホでは入力に手間がかかるため、不要な項目はできるだけ減らしましょう。

基本的には、名前、メールアドレス、お問い合わせ内容があれば問い合わせは受け付けられます。件名や電話番号、会社名などは、必要性に応じて追加しましょう。

フォームは「管理者が知りたい情報」ではなく、「ユーザーが無理なく入力できる情報」を基準に設計することが大切です。

9-2. 必須項目をわかりやすく表示する

必須項目がわかりにくいと、ユーザーは送信時にエラーになってしまい、ストレスを感じます。

必須項目には「必須」と表示し、任意項目には「任意」と表示すると親切です。

たとえば、「お名前 必須」「電話番号 任意」のように書くと、ユーザーは入力すべき項目をすぐに理解できます。

また、必須項目の数は最小限にしましょう。すべての項目を必須にすると、ユーザーの負担が大きくなります。

9-3. 送信前後のメッセージを丁寧にする

お問い合わせフォームでは、送信前後のメッセージも重要です。

フォームの上部には、「ご質問やご相談は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください」といった案内文を入れておくと、ユーザーが安心して入力できます。

送信後には、「お問い合わせありがとうございます。内容を確認のうえ、必要に応じてご連絡いたします」といった完了メッセージを表示しましょう。

また、返信までの目安を記載しておくのもおすすめです。「通常2〜3営業日以内に返信いたします」と書いておけば、ユーザーは返信を待つ目安がわかります。

9-4. ユーザーが安心できる説明文を入れる

お問い合わせフォームでは、ユーザーが安心して送信できるように説明文を入れることが大切です。

たとえば、以下のような文言を入れると安心感が高まります。

「いただいた個人情報は、お問い合わせへの回答以外の目的では使用しません。」

「内容を確認のうえ、通常2〜3営業日以内に返信いたします。」

「営業メールには返信できない場合がありますのでご了承ください。」

このような説明があると、ユーザーは個人情報の取り扱いや返信の流れを理解しやすくなります。

特に企業サイトやサービスサイトでは、フォーム周辺の説明文が信頼感に直結します。

9-5. 問い合わせ完了までの負担を減らす

お問い合わせフォームの目的は、ユーザーに最後まで送信してもらうことです。

そのためには、入力の負担をできるだけ減らす必要があります。

入力欄は見やすく、項目名はわかりやすく、エラー表示は具体的にしましょう。たとえば「入力内容に誤りがあります」だけでなく、「メールアドレスを正しい形式で入力してください」と表示されると、ユーザーは修正しやすくなります。

また、スマホで入力しやすいデザインにすることも大切です。入力欄が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりすると離脱につながります。

ユーザー目線で「迷わず、簡単に、安心して送信できるか」を確認しましょう。

10. ワードプレスお問い合わせフォームに関するよくある質問

10-1. お問い合わせフォームは無料で作れる?

はい、ワードプレスのお問い合わせフォームは無料で作れます。

Contact Form 7のような無料プラグインを使えば、基本的なお問い合わせフォームを費用をかけずに設置できます。

ただし、より高度な機能を使いたい場合は、有料プラグインや有料オプションが必要になることもあります。たとえば、フォーム送信内容の保存、高度な条件分岐、決済連携、予約機能などを使いたい場合です。

一般的なブログやホームページのお問い合わせフォームであれば、無料プラグインで十分対応できます。

10-2. プラグインなしでも作れる?

プラグインなしでも、お問い合わせフォームを作ることは可能です。

ただし、HTML、CSS、PHP、メール送信処理、セキュリティ対策などの知識が必要になります。入力内容のチェックやスパム対策も自分で実装する必要があるため、初心者にはあまりおすすめできません。

ワードプレス初心者の場合は、プラグインを使ったほうが安全で簡単です。

どうしてもプラグインを増やしたくない場合は、テーマの標準機能や外部フォームサービスを利用する方法もあります。

10-3. Contact Form 7は商用サイトでも使える?

Contact Form 7は、個人ブログだけでなく商用サイトでも利用できます。

企業サイト、店舗サイト、サービスサイト、アフィリエイトブログなどでもよく使われています。

ただし、商用サイトで利用する場合は、個人情報の取り扱いやプライバシーポリシーの整備が重要です。また、問い合わせの見逃しを防ぐために、送信先メールアドレスやSMTP設定もきちんと確認しておきましょう。

ビジネスで使う場合は、フォームの動作確認を定期的に行うことも大切です。

10-4. お問い合わせ内容を管理画面に保存できる?

Contact Form 7単体では、送信されたお問い合わせ内容をワードプレス管理画面に保存する機能は基本的にありません。

通常は、設定したメールアドレス宛に問い合わせ内容が送信されます。

管理画面にも保存したい場合は、保存用の追加プラグインを導入する方法があります。ただし、個人情報をサイト内に保存することになるため、セキュリティ管理には注意が必要です。

保存機能を使う場合は、不要になったデータを定期的に削除し、管理画面へのアクセス権限も適切に設定しましょう。

10-5. 複数のお問い合わせフォームを作れる?

はい、Contact Form 7では複数のお問い合わせフォームを作成できます。

たとえば、通常のお問い合わせフォーム、仕事依頼用フォーム、資料請求フォーム、採用応募フォームなど、目的別にフォームを分けることができます。

フォームごとに入力項目や送信先メールアドレスを変更できるため、サイトの用途に合わせた運用が可能です。

複数フォームを作る場合は、フォーム名をわかりやすく管理しましょう。「お問い合わせフォーム」「広告掲載依頼フォーム」「採用応募フォーム」のように名前を分けておくと、後から編集しやすくなります。

まとめ

ワードプレスのお問い合わせフォームは、プラグインを使えば初心者でも簡単に作成できます。

特にContact Form 7を使えば、名前、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容を含む基本的なフォームを短時間で設置できます。手順は、プラグインをインストールして有効化し、フォームを作成してショートコードを固定ページに貼り付けるだけです。

ただし、フォームを公開しただけで終わりにせず、送信先メールアドレス、自動返信メール、送信完了メッセージ、テスト送信、スマホ表示を必ず確認しましょう。

また、スパム対策やプライバシーポリシーへの導線も重要です。reCAPTCHAやAkismetの活用、個人情報の取り扱いに関する説明文の設置などを行うことで、ユーザーが安心して問い合わせできるフォームになります。

お問い合わせフォームは、サイト運営者とユーザーをつなぐ大切な窓口です。この記事を参考に、ワードプレスで使いやすく安全なお問い合わせフォームを作成してみてください。