WordPressスラッグとは?設定方法・日本語URLの注意点・SEOに強い決め方を初心者向けに解説
はじめに
WordPressで記事や固定ページを作成していると、「スラッグ」という言葉を目にすることがあります。とくにブログ運営を始めたばかりの方は、「ワードプレスのスラッグとは何?」「日本語のままでいいの?」「SEOに影響するの?」と迷うことが多いのではないでしょうか。
スラッグは、簡単にいうとURLの一部です。記事ごと、固定ページごと、カテゴリーごとに設定できるURL末尾の文字列で、サイトの見やすさや管理のしやすさに関わります。
たとえば、WordPressの記事URLが次のようになっている場合を考えてみましょう。
https://example.com/wordpress-slug/
このうち、最後の wordpress-slug の部分がスラッグです。
スラッグを適切に設定しておくと、ユーザーにとってわかりやすいURLになり、検索エンジンにもページ内容を伝えやすくなります。一方で、何も考えずに設定すると、日本語URLが長く表示されたり、公開後の変更でリンク切れが起きたりすることもあります。
この記事では、WordPressスラッグの意味、設定方法、日本語URLの注意点、SEOを意識した決め方、公開後に変更する際の注意点まで、初心者にもわかりやすく解説します。
1. WordPressのスラッグとは?URLのどの部分を指すのか
1-1. スラッグはページごとに設定するURL末尾の文字列
WordPressのスラッグとは、投稿や固定ページなどのURL末尾に表示される文字列のことです。
たとえば、次のURLがあるとします。
https://example.com/how-to-start-blog/
この場合、how-to-start-blog がスラッグです。
スラッグは、ページの内容を短く表す役割を持ちます。記事タイトルが「ブログの始め方を初心者向けに解説」であれば、スラッグは how-to-start-blog のように設定すると、URLを見ただけでページ内容をある程度イメージできます。
WordPressでは、記事タイトルを入力すると自動的にスラッグが生成される場合があります。ただし、日本語タイトルの場合、そのまま日本語スラッグになることがあるため、公開前に自分で編集するのがおすすめです。
1-2. WordPressでスラッグが使われる場所
WordPressでスラッグが使われる主な場所は、次のようなページです。
投稿ページでは、ブログ記事ごとにスラッグを設定できます。たとえば、WordPressの始め方の記事なら wordpress-start、お問い合わせフォームの記事なら contact-form のように設定します。
固定ページでもスラッグは使われます。会社概要ページなら company、お問い合わせページなら contact、プライバシーポリシーページなら privacy-policy といった形です。
カテゴリーにもスラッグがあります。たとえば、カテゴリー名が「WordPress」の場合は wordpress、カテゴリー名が「SEO対策」の場合は seo のように設定できます。
タグにもスラッグがあります。タグ名が「プラグイン」であれば plugin、タグ名が「ブログ運営」であれば blog-management のように設定できます。
このように、スラッグは投稿記事だけでなく、サイト内のさまざまなURLに関係しています。
1-3. スラッグ・パーマリンク・URLの違い
スラッグと似た言葉に「パーマリンク」と「URL」があります。混同しやすいので、違いを整理しておきましょう。
URLは、Webページの住所全体を指します。
https://example.com/wordpress-slug/
この全体がURLです。
パーマリンクは、WordPressで使われる「各ページに割り当てられた恒久的なURL」のことです。WordPress公式ドキュメントでも、パーマリンクは投稿、固定ページ、カテゴリー、アーカイブなどの永続的なURLとして説明されています。WordPress.org
スラッグは、URLやパーマリンクの一部です。
https://example.com/wordpress-slug/
この例では、wordpress-slug がスラッグです。
つまり、URL全体の中にパーマリンクがあり、その一部としてスラッグが使われている、と考えるとわかりやすいでしょう。
1-4. 初心者がスラッグを意識すべき理由
初心者がWordPressスラッグを意識すべき理由は、公開後に変更すると手間がかかるからです。
記事を公開する前であれば、スラッグは簡単に変更できます。しかし、公開後にスラッグを変えると、そのページのURLも変わります。URLが変わると、以前のURLにアクセスしたユーザーが404エラーになる可能性があります。
また、SNSで共有したURL、他の記事から貼った内部リンク、外部サイトからの被リンクなども、古いURLを指したままになることがあります。
そのため、WordPressでは記事を公開する前にスラッグを確認し、できるだけ後から変更しなくて済む形に整えておくことが大切です。
2. WordPressでスラッグを設定するメリット
2-1. ユーザーがページ内容を理解しやすくなる
スラッグを適切に設定すると、ユーザーがURLを見ただけでページ内容を理解しやすくなります。
たとえば、次の2つのURLを比べてみましょう。
https://example.com/?p=123
https://example.com/wordpress-slug/
前者は数字だけなので、どのようなページなのかわかりません。一方、後者は「WordPressのスラッグに関するページ」だと想像できます。
検索結果、ブラウザのアドレスバー、SNSの投稿、メール本文などでURLが表示されたとき、意味のあるスラッグになっていると、ユーザーに安心感を与えやすくなります。
2-2. サイト管理や記事整理がしやすくなる
スラッグは、サイト運営者にとっても便利です。
記事数が増えてくると、管理画面やアクセス解析ツールでURLを確認する機会が多くなります。そのとき、スラッグがわかりやすいと、どの記事のデータなのか判断しやすくなります。
たとえば、/wordpress-slug/ というURLであれば、WordPressスラッグの記事だとすぐにわかります。しかし、/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9.../ のように長くエンコードされたURLだと、内容を把握しづらくなります。
サイト運営を続けるほど、URLの管理しやすさは重要になります。スラッグを整えておくことは、後々の運営効率にもつながります。
2-3. SNSやメールで共有したときに見やすいURLになる
記事をSNSやメールで共有すると、URLがそのまま表示されることがあります。
このとき、短くわかりやすい英単語のスラッグになっていると、見た目がすっきりします。
たとえば、次のようなURLは読みやすいです。
https://example.com/wordpress-slug/
一方、日本語スラッグがエンコードされると、次のように長く複雑なURLになることがあります。
https://example.com/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%b0/
内容が同じでも、見た目の印象は大きく変わります。共有される機会が多いブログ記事では、見やすいスラッグを設定しておくとよいでしょう。
2-4. SEOにおいてURLの意味が伝わりやすくなる
スラッグを設定しただけで検索順位が大きく上がるわけではありません。しかし、URLがページ内容をわかりやすく表していることは、ユーザーにも検索エンジンにもプラスに働きます。
WordPress公式ドキュメントでも、パーマリンクは人間と検索エンジンの両方にとって理解しやすく、共有しやすいURL構造を作るのに役立つと説明されています。WordPress.org
また、GoogleはURL内の単語を区切る場合、アンダースコアではなくハイフンを使うことを推奨しています。ハイフンで区切ることで、ユーザーや検索エンジンがURL内の概念を識別しやすくなるためです。Google for Developers
つまり、SEOを意識するなら、スラッグは「短く、意味がわかり、単語をハイフンで区切る」のが基本です。
3. WordPressスラッグの設定方法
3-1. 投稿ページのスラッグを設定・変更する手順
WordPressの投稿ページでスラッグを設定する手順は、次のとおりです。
まず、WordPress管理画面にログインし、「投稿」から新規投稿または既存の記事を開きます。
ブロックエディターを使っている場合は、編集画面の右側にある設定パネルを確認します。「投稿」タブを開き、「リンク」または「URL」関連の項目からスラッグを編集できます。
記事タイトルを入力すると、WordPressが自動でURLを生成することがあります。そのまま日本語になっている場合は、英数字のスラッグに変更しましょう。
たとえば、記事タイトルが「WordPressスラッグとは?設定方法を解説」であれば、スラッグは次のように設定できます。
wordpress-slug
入力後は、下書き保存または更新を行います。公開前であれば、この時点でスラッグを整えておくと安心です。
3-2. 固定ページのスラッグを設定・変更する手順
固定ページのスラッグも、投稿ページとほぼ同じ流れで設定できます。
管理画面の「固定ページ」から、新規追加または既存の固定ページを開きます。編集画面の右側にある設定パネルで、URLまたはスラッグの項目を確認します。
お問い合わせページなら contact、会社概要なら company、運営者情報なら profile、プライバシーポリシーなら privacy-policy のように、ページ内容が伝わる文字列を設定します。
固定ページはグローバルメニューやフッターに表示することも多いため、スラッグを変更するとメニューリンクにも影響する場合があります。公開後に変更する場合は、メニューや内部リンクも忘れずに確認しましょう。
3-3. カテゴリーのスラッグを設定・変更する手順
カテゴリーのスラッグは、投稿や固定ページとは別の場所で設定します。
WordPress管理画面の「投稿」から「カテゴリー」を開きます。新しいカテゴリーを追加する場合は、カテゴリー名とスラッグを入力します。
たとえば、カテゴリー名が「WordPress」の場合、スラッグは wordpress にします。カテゴリー名が「SEO対策」の場合は、seo または seo-tips などが考えられます。
既存カテゴリーのスラッグを変更する場合は、カテゴリー一覧から対象カテゴリーの「編集」をクリックし、スラッグ欄を変更して保存します。
カテゴリーのURLは、パーマリンク設定によって次のように表示されます。
https://example.com/category/wordpress/
この場合、wordpress がカテゴリーのスラッグです。
カテゴリーは複数の記事に関係するため、公開後に変更すると影響範囲が広くなります。変更前に内部リンクやカテゴリーアーカイブのURLを確認しておきましょう。
3-4. タグのスラッグを設定・変更する手順
タグのスラッグも、管理画面から設定できます。
WordPress管理画面の「投稿」から「タグ」を開きます。新しいタグを追加する場合は、タグ名とスラッグを入力します。
たとえば、タグ名が「プラグイン」なら plugin、タグ名が「テーマ」なら theme、タグ名が「表示速度」なら site-speed のように設定します。
既存タグのスラッグを変更する場合は、タグ一覧から対象タグを編集し、スラッグ欄を変更して保存します。
タグは記事を細かく分類するために使いますが、むやみに増やしすぎると管理が煩雑になります。タグ名だけでなく、タグスラッグも統一感を持たせることが大切です。
3-5. スラッグ編集欄が表示されないときの確認ポイント
WordPressでスラッグ編集欄が見つからない場合は、いくつか確認してみましょう。
まず、パーマリンク設定を確認します。管理画面の「設定」から「パーマリンク」を開き、投稿名を含むURL構造になっているか確認します。WordPressのパーマリンクでは、%postname% などの構造タグが使われます。WordPress.org
次に、編集画面の右側パネルが閉じていないか確認します。ブロックエディターでは、画面右上の設定アイコンをクリックすると、投稿や固定ページの設定パネルを表示できます。
また、下書きの状態やタイトル未入力の状態では、スラッグが自動生成されていないことがあります。一度タイトルを入力して下書き保存すると、URL編集欄が表示される場合があります。
クラシックエディターを使っている場合は、タイトル下のパーマリンク部分から編集できることがあります。使用しているエディターやテーマ、プラグインによって表示位置が異なる場合もあるため、画面内の「リンク」「URL」「パーマリンク」といった項目を確認してみましょう。
4. WordPressで日本語スラッグ・日本語URLになる原因と注意点
4-1. タイトルをそのまま使うと日本語スラッグになりやすい
WordPressでは、記事タイトルをもとにスラッグが自動生成されることがあります。
記事タイトルが英語であれば、英数字のスラッグになりやすいですが、日本語タイトルの場合は、そのまま日本語のスラッグになることがあります。
たとえば、記事タイトルが「ワードプレス スラッグとは」の場合、URLが次のようになる可能性があります。
https://example.com/ワードプレス-スラッグとは/
ブラウザ上では日本語で表示されるため、一見わかりやすく見えます。しかし、コピーや共有の場面ではエンコードされて長くなることがあります。
そのため、日本語タイトルの記事であっても、スラッグは公開前に英数字へ変更しておくのがおすすめです。
4-2. 日本語URLはエンコードされて長くなる
日本語スラッグの大きな注意点は、URLがエンコードされることです。
エンコードとは、日本語などの文字をURLで扱える形式に変換することです。たとえば、日本語の「ワードプレス」という文字列が、コピー時に %e3%83%af... のような長い文字列に変換されることがあります。
ブラウザ上では日本語できれいに表示されていても、SNS、メール、チャットツール、アクセス解析ツールなどでは長いURLとして表示されることがあります。
URLが長くなると、見た目が悪くなるだけでなく、どのページなのか判断しづらくなります。
4-3. コピーや共有時に見づらくなる可能性がある
日本語スラッグは、コピーや共有の場面で見づらくなることがあります。
たとえば、次のURLは内容がすぐにわかります。
https://example.com/wordpress-slug/
一方、日本語スラッグがエンコードされると、次のように長くなります。
https://example.com/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9-%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%b0/
このようなURLは、メールやSNSで共有したときに不自然に見えることがあります。また、ユーザーがURLを見てもページ内容を判断しにくくなります。
読者にとって見やすいURLにしたい場合は、日本語スラッグよりも英数字のスラッグを使うほうが無難です。
4-4. 文字化けやリンク切れの原因になる場合がある
日本語スラッグは、環境によっては文字化けやリンク切れの原因になる場合があります。
近年のブラウザやWordPressでは日本語URLも扱えますが、すべてのツールやシステムで問題なく扱えるとは限りません。メールソフト、古いシステム、外部サービス、プラグインとの組み合わせによっては、URLが正しく認識されないことがあります。
また、日本語スラッグを含むURLを手動で貼り付ける際に、一部の文字が欠けたり、途中で改行されたりすると、リンク切れの原因になります。
サイト運営でトラブルを避けたい場合は、英数字とハイフンを使ったシンプルなスラッグにしておくと安心です。
4-5. 日本語スラッグは絶対にNGなのか
日本語スラッグは、絶対にNGというわけではありません。
日本語のまま表示されるURLは、日本人ユーザーにとって直感的にわかりやすい場合があります。また、WordPress自体も日本語スラッグを扱うことはできます。
ただし、SEOやサイト管理、共有時の見た目、外部ツールとの相性を考えると、初心者には英数字のスラッグをおすすめします。
とくにブログを長く運営する予定がある場合、後からURLを整理するのは手間がかかります。最初から英単語を使った短いスラッグに統一しておくと、管理しやすいサイトになります。
5. SEOに強いWordPressスラッグの決め方
5-1. ページ内容がわかる英単語を使う
SEOを意識してWordPressスラッグを決めるなら、まずはページ内容がわかる英単語を使いましょう。
たとえば、WordPressのスラッグについての記事なら、次のようなスラッグが考えられます。
wordpress-slug
お問い合わせページなら contact、プロフィールページなら profile、ブログの始め方なら start-blog のように、ページ内容を簡潔に表す単語を選びます。
難しい英語を使う必要はありません。読者や自分が見たときに意味を理解できる、シンプルな英単語を使うことが大切です。
5-2. 短くシンプルな文字列にする
スラッグは、できるだけ短くシンプルにしましょう。
記事タイトルをすべて英訳して長いスラッグにする必要はありません。たとえば、記事タイトルが「WordPressスラッグとは?設定方法・日本語URLの注意点を解説」の場合、スラッグを次のように長くする必要はありません。
what-is-wordpress-slug-how-to-set-japanese-url-seo
これでは長すぎます。
この場合は、次のように短くまとめるとよいでしょう。
wordpress-slug
短いスラッグは見やすく、共有しやすく、管理もしやすくなります。
5-3. 複数単語はハイフンで区切る
スラッグに複数の英単語を使う場合は、単語同士をハイフンで区切ります。
たとえば、次のような形です。
wordpress-slug
contact-form
seo-checklist
blog-start-guide
ハイフンで区切ることで、単語の境目がわかりやすくなります。Googleも、URL内の単語を区切る場合はハイフンを推奨しています。Google for Developers
5-4. アンダースコアではなくハイフンを使う
スラッグでは、アンダースコアではなくハイフンを使いましょう。
避けたほうがよい例は次のとおりです。
wordpress_slug
おすすめの例は次のとおりです。
wordpress-slug
アンダースコアでもURLとして使える場合はありますが、SEOや可読性を考えるならハイフンが基本です。Googleも、URL内の単語区切りにはハイフンを推奨しています。Google for Developers
5-5. 大文字ではなく小文字で統一する
スラッグは小文字で統一するのがおすすめです。
たとえば、次のようなスラッグは避けましょう。
WordPress-Slug
おすすめは次の形です。
wordpress-slug
URLでは、大文字と小文字が区別される場合があります。サーバー環境によっては、WordPress-Slug と wordpress-slug が別のURLとして扱われることもあります。
トラブルを避けるためにも、スラッグは小文字の英数字とハイフンで統一しましょう。
5-6. 不要な単語や記号を入れない
スラッグには、不要な単語や記号を入れないようにしましょう。
たとえば、次のようなスラッグは長く、わかりにくくなります。
wordpress-slug-toha-setting-houhou-and-seo-point
日本語をそのままローマ字にした結果、長くなってしまうケースもあります。
スラッグは文章ではなく、ページ内容を表すラベルのようなものです。必要な単語だけを残し、短くまとめることを意識しましょう。
5-7. キーワードを詰め込みすぎない
SEOを意識するあまり、スラッグにキーワードを詰め込みすぎるのは避けましょう。
たとえば、次のようなスラッグは不自然です。
wordpress-slug-wordpress-url-wordpress-seo-wordpress-setting
このように同じキーワードを何度も入れても、SEOに強くなるわけではありません。むしろ、ユーザーにとって読みにくく、不自然なURLになります。
狙いたいキーワードが「ワードプレス スラッグ」であれば、スラッグは wordpress-slug のようにシンプルで十分です。
5-8. ローマ字と英語のどちらを使うべきか
スラッグには、ローマ字より英語を使うのがおすすめです。
たとえば、「お問い合わせ」のスラッグを考える場合、ローマ字では次のようになります。
otoiawase
英語では次のようになります。
contact
日本人には otoiawase でも意味がわかるかもしれませんが、URLとしては contact のほうが一般的で、短く、わかりやすいです。
「始め方」なら hajimekata より start、「使い方」なら tsukaikata より how-to、「料金」なら ryokin より price のように、一般的な英単語に置き換えるとスッキリします。
ただし、固有名詞やサービス名など、英語に置き換えにくい場合はローマ字を使っても問題ありません。大切なのは、短く、意味が伝わり、サイト内でルールが統一されていることです。
6. スラッグを決めるときの具体例
6-1. 良いスラッグ例
良いスラッグは、短く、意味がわかり、英数字とハイフンで構成されています。
たとえば、次のようなスラッグは使いやすいです。
wordpress-slug
seo-basics
contact-form
blog-start
site-speed
privacy-policy
affiliate-guide
いずれも、URLを見ただけでページ内容をある程度判断できます。また、短いため共有しやすく、管理画面やアクセス解析でも見やすいです。
6-2. 避けたほうがよいスラッグ例
避けたほうがよいスラッグには、いくつかの共通点があります。
まず、長すぎるスラッグです。
wordpress-slug-setting-method-japanese-url-seo-beginner-guide
内容は伝わりますが、長すぎて見づらくなります。
次に、日本語スラッグです。
ワードプレス-スラッグとは
ブラウザ上では読めても、コピー時に長くエンコードされる可能性があります。
意味のない文字列も避けましょう。
post-abc123
new-page-1
test-article
このようなスラッグは、URLを見てもページ内容がわかりません。
また、記号を多用したスラッグも避けるべきです。
wordpress_slug_2026
wordpress.slug
wordpress+slug
スラッグでは、英小文字、数字、ハイフンを基本にしましょう。
6-3. 記事タイトル別のスラッグ作成例
記事タイトルごとに、スラッグの作り方を見てみましょう。
「WordPressスラッグとは?設定方法を初心者向けに解説」という記事なら、スラッグは次のようにできます。
wordpress-slug
「ブログの始め方を初心者向けにわかりやすく解説」という記事なら、次のようにします。
start-blog
「WordPressおすすめプラグイン10選」という記事なら、次のようなスラッグが考えられます。
wordpress-plugins
「SEO対策の基本を初心者向けに解説」という記事なら、次のようにできます。
seo-basics
「お問い合わせフォームの作り方」という記事なら、次のようなスラッグが適しています。
contact-form
タイトルをすべて英訳しようとすると長くなります。中心となるキーワードだけを抜き出し、短くまとめるのがコツです。
6-4. カテゴリー・タグのスラッグ作成例
カテゴリーやタグのスラッグも、投稿記事と同じように短く設定します。
カテゴリー名が「WordPress」の場合は、次のようにします。
wordpress
カテゴリー名が「SEO対策」の場合は、次のようにできます。
seo
カテゴリー名が「ブログ運営」の場合は、次のようなスラッグが考えられます。
blog
または、より具体的にするなら次のようにします。
blog-management
タグ名が「プラグイン」の場合は、次のようにします。
plugin
タグ名が「テーマ」の場合は、次のようにします。
theme
タグ名が「表示速度」の場合は、次のようにできます。
site-speed
カテゴリーやタグは、複数の記事に紐づくため、後から変更すると影響範囲が広くなります。最初にわかりやすいルールを決めておくと安心です。
6-5. 初心者向けスラッグ作成チェックリスト
WordPressでスラッグを設定するときは、公開前に次の項目を確認しましょう。
スラッグは日本語のままになっていないか。
ページ内容がわかる英単語になっているか。
長すぎないか。
複数単語をハイフンで区切っているか。
アンダースコアを使っていないか。
大文字が混ざっていないか。
不要な記号や特殊文字が入っていないか。
キーワードを詰め込みすぎていないか。
同じサイト内で命名ルールが統一されているか。
公開後に変更しなくて済む内容になっているか。
このチェックリストを使えば、初心者でも大きな失敗を避けやすくなります。
7. 公開後にWordPressスラッグを変更するときの注意点
7-1. 公開後のスラッグ変更はURL変更になる
WordPressでは、公開後でもスラッグを変更できます。しかし、スラッグを変更するということは、そのページのURLを変更するということです。
たとえば、次のURLで公開していた記事があるとします。
https://example.com/wordpress-slug/
これを次のように変更すると、別のURLになります。
https://example.com/wordpress-url-slug/
記事の内容は同じでも、URLが変わるため、検索エンジンやユーザーから見ると別ページとして扱われる可能性があります。
そのため、公開後のスラッグ変更は慎重に行う必要があります。
7-2. 何も対策しないと404エラーやリンク切れが起きる
公開後にスラッグを変更して何も対策しないと、古いURLにアクセスしたユーザーが404エラーになる可能性があります。
404エラーとは、ページが見つからない状態のことです。
たとえば、SNSに投稿した古いURL、他の記事に貼った内部リンク、外部サイトからのリンク、メールマガジンに記載したリンクなどは、古いURLのまま残ります。
その状態でスラッグだけを変更すると、古いURLからアクセスしたユーザーが目的の記事にたどり着けなくなります。
これはユーザー体験を損なうだけでなく、SEOにも悪影響を与える可能性があります。
7-3. SEO評価を引き継ぐには301リダイレクトを設定する
公開後にスラッグを変更する場合は、301リダイレクトを設定しましょう。
301リダイレクトとは、古いURLから新しいURLへ恒久的に転送する設定のことです。
たとえば、次の古いURLがあるとします。
https://example.com/old-slug/
これを新しいURLに変更した場合、
https://example.com/new-slug/
古いURLへアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLへ転送する設定を行います。
WordPressでは、リダイレクト用のプラグインを使う方法や、サーバー側で設定する方法があります。初心者の場合は、リダイレクト管理プラグインを使うと設定しやすいでしょう。
スラッグ変更後は、必ず古いURLにアクセスして、新しいURLへ正しく転送されるか確認してください。
7-4. 内部リンク・メニュー・SNS投稿のURLも確認する
スラッグを変更したら、301リダイレクトだけでなく、サイト内のリンクも確認しましょう。
とくに確認したいのは、関連記事からの内部リンク、グローバルメニュー、フッターメニュー、サイドバー、プロフィール欄、ボタンリンクなどです。
WordPress内のリンクは自動で更新される場合もありますが、手動でURLを入力している箇所は古いURLのまま残ることがあります。
また、SNS投稿やメールマガジンに掲載したURLは、後から修正できないこともあります。その場合でも、301リダイレクトを設定しておけば、古いURLから新しいURLへ誘導できます。
7-5. スラッグ変更を避けたほうがよいケース
公開後のスラッグ変更は、必要な場合だけ行うのが基本です。
とくに、検索順位がすでに安定している記事、外部サイトから多くリンクされている記事、SNSで何度も共有されている記事、広告やメールでURLを配布している記事は、安易にスラッグを変更しないほうがよいでしょう。
多少スラッグが気に入らなくても、すでにアクセスを集めている記事であれば、変更によるリスクのほうが大きい場合があります。
スラッグを整えるなら、できるだけ公開前に行うことが大切です。公開後に変更する場合は、301リダイレクトとリンク確認を必ずセットで行いましょう。
8. WordPressスラッグに関するよくある悩みと解決策
8-1. スラッグを空欄にするとどうなる?
WordPressでスラッグを空欄にしたまま保存すると、多くの場合、タイトルをもとに自動生成されます。
記事タイトルが日本語の場合は、日本語スラッグになることがあります。たとえば、タイトルが「ワードプレス スラッグとは」であれば、そのまま日本語を含んだURLになる可能性があります。
そのため、スラッグを空欄のまま公開するのはおすすめしません。公開前に必ずスラッグ欄を確認し、英数字のわかりやすい文字列に変更しましょう。
8-2. 同じスラッグは使える?
基本的に、同じ階層内で同じスラッグは使えません。
WordPressでは、同じスラッグがすでに存在する場合、末尾に数字が追加されることがあります。
たとえば、すでに wordpress-slug というスラッグの記事がある状態で、別の記事にも同じスラッグを設定しようとすると、次のようになる場合があります。
wordpress-slug-2
これは、URLの重複を避けるためです。
もし意図せず数字が付いている場合は、同じスラッグの記事や固定ページ、カテゴリー、タグが存在しないか確認しましょう。
8-3. スラッグに数字を入れてもよい?
スラッグに数字を入れても問題ありません。
たとえば、次のようなスラッグは使えます。
seo-2026
wordpress-plugin-10
blog-tips-5
ただし、数字を入れる場合は注意が必要です。
たとえば、「おすすめプラグイン10選」という記事のスラッグを wordpress-plugin-10 にした場合、後から15選に更新するとスラッグと記事内容が合わなくなります。
将来的に内容を更新する可能性がある記事では、数字を入れずに次のようなスラッグにするほうが無難です。
wordpress-plugins
長く使う記事では、更新後も違和感のないスラッグを選びましょう。
8-4. スラッグに日本語が入ってしまったときの対処法
スラッグに日本語が入ってしまった場合、公開前であればすぐに英数字へ変更しましょう。
編集画面を開き、URLまたはスラッグの項目から、日本語部分を英単語に変更します。
たとえば、次のように変更します。
ワードプレス-スラッグとは
これを次のようにします。
wordpress-slug
まだ公開していない記事であれば、基本的に大きな問題はありません。
すでに公開済みの記事で日本語スラッグを変更する場合は、URLが変わるため、301リダイレクトを設定してください。また、内部リンクやメニューに古いURLが残っていないか確認しましょう。
8-5. スラッグを変更してもURLが変わらないときの原因
スラッグを変更したのにURLが変わらない場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、変更後に保存や更新をしていない可能性があります。スラッグを編集しただけでは反映されないため、必ず「更新」または「公開」ボタンをクリックしましょう。
次に、パーマリンク設定が投稿名を含まない形式になっている可能性があります。たとえば、URLが ?p=123 のような形式になっている場合、スラッグを変更してもURLに反映されません。
また、キャッシュの影響で古いURLが表示されている場合もあります。ブラウザキャッシュ、WordPressのキャッシュプラグイン、サーバーキャッシュを削除して確認してみましょう。
それでも反映されない場合は、パーマリンク設定画面を開いて、何も変更せずに保存すると改善することがあります。
8-6. パーマリンク設定はどれを選ぶべき?
初心者におすすめのパーマリンク設定は、「投稿名」を含む形式です。
たとえば、次のようなURLになります。
https://example.com/sample-post/
WordPressのパーマリンク設定では、投稿名を表す %postname% などの構造タグを使ってURL構造をカスタマイズできます。WordPress.org
ブログ記事を運営する場合、投稿名ベースのURLはシンプルでわかりやすく、スラッグも活かしやすいです。
日付を含むURLにすると、記事をリライトしたときに古い印象を与えることがあります。ニュースサイトや日記ブログであれば日付入りも選択肢になりますが、長く読まれる記事を作るなら、投稿名ベースのURLが扱いやすいでしょう。
9. WordPressスラッグ設定で初心者がやりがちな失敗
9-1. 記事タイトルをそのまま日本語URLにしてしまう
初心者がよくやりがちなのが、記事タイトルを入力したままスラッグを確認せずに公開してしまうことです。
日本語タイトルの記事では、そのまま日本語スラッグになることがあります。ブラウザ上では自然に見えるかもしれませんが、コピーや共有時に長くエンコードされることがあります。
記事を公開する前には、必ずURLを確認しましょう。日本語になっている場合は、英数字の短いスラッグに変更するのがおすすめです。
9-2. 長すぎるスラッグを設定してしまう
記事タイトルをすべて英訳しようとして、スラッグが長くなりすぎるケースもあります。
たとえば、次のようなスラッグです。
how-to-set-wordpress-slug-for-beginners-and-seo-tips
意味は伝わりますが、長くて見づらいです。
スラッグは記事タイトルの完全な翻訳ではありません。ページ内容を表す主要な単語だけを使い、短くまとめましょう。
この例なら、次のようにできます。
wordpress-slug
短いほうが見やすく、管理もしやすくなります。
9-3. 意味のない文字列にしてしまう
スラッグを適当に設定して、意味のない文字列にしてしまうのも避けたい失敗です。
たとえば、次のようなスラッグです。
article-001
test-page
aaa
new-post
このようなスラッグでは、URLを見てもページ内容がわかりません。サイト運営者自身も、後から見返したときにどの記事なのか判断しづらくなります。
スラッグには、ページ内容を表す英単語を入れましょう。
9-4. 公開後に何度もスラッグを変更してしまう
公開後に何度もスラッグを変更するのもよくありません。
スラッグを変更するたびにURLが変わり、リダイレクト設定や内部リンク確認が必要になります。何度も変更すると、管理が複雑になり、リンク切れの原因にもなります。
記事のリライトやタイトル変更をしても、基本的にはスラッグを変更しないほうが安全です。
どうしても変更が必要な場合だけ、301リダイレクトを設定したうえで慎重に行いましょう。
9-5. カテゴリー名変更時にスラッグを確認し忘れる
カテゴリー名を変更したときに、スラッグを確認し忘れるケースもあります。
たとえば、カテゴリー名を「ブログ」から「ブログ運営」に変更しても、スラッグが blog のままなら問題ない場合もあります。しかし、カテゴリーの内容とスラッグが大きくズレている場合は、見直しが必要です。
ただし、カテゴリーのスラッグを変更すると、カテゴリーアーカイブのURLも変わります。複数の記事に影響するため、投稿ページ以上に慎重に対応しましょう。
カテゴリー名を変更したら、スラッグ、カテゴリーURL、内部リンク、メニューをセットで確認することが大切です。
まとめ
WordPressのスラッグとは、投稿や固定ページ、カテゴリー、タグなどのURL末尾に表示される文字列のことです。
たとえば、https://example.com/wordpress-slug/ というURLであれば、wordpress-slug がスラッグです。
スラッグを適切に設定すると、ユーザーがページ内容を理解しやすくなり、サイト管理もしやすくなります。また、SNSやメールで共有したときにも見やすいURLになります。
WordPressでは、記事タイトルをもとにスラッグが自動生成されることがあります。日本語タイトルの場合、そのまま日本語スラッグになることがあるため、公開前に英数字のスラッグへ変更するのがおすすめです。
SEOを意識したスラッグの基本は、ページ内容がわかる英単語を使い、短くシンプルにし、複数単語はハイフンで区切ることです。アンダースコアではなくハイフンを使い、大文字ではなく小文字で統一しましょう。
公開後にスラッグを変更するとURLも変わります。何も対策しないと404エラーやリンク切れが起きる可能性があるため、変更する場合は301リダイレクトを設定し、内部リンクやメニューも確認してください。
ワードプレスのスラッグは小さな設定に見えますが、サイト運営やSEO、ユーザー体験に関わる大切な要素です。記事を公開する前に毎回スラッグを確認し、わかりやすく管理しやすいURLを作っていきましょう。

