プログラミングの作り方を初心者向けに7ステップで解説!何から始めるかもわかる
はじめに
「プログラミングの作り方を知りたいけれど、何から始めればいいかわからない」と悩んでいませんか。
プログラミングと聞くと、いきなり難しいコードを書くイメージがあるかもしれません。しかし実際は、作りたいものを決め、必要な機能を整理し、処理の流れを考えてから、少しずつコードにしていく作業です。
初心者がつまずきやすい原因の多くは、プログラミングの才能がないからではなく、「作り方の順番」を知らないまま始めてしまうことにあります。
この記事では、プログラミングの作り方を初心者向けに7ステップでわかりやすく解説します。何から始めるべきか、おすすめの言語、必要なもの、つまずきやすいポイントまで紹介するので、これからプログラムを作ってみたい人はぜひ参考にしてください。
1. プログラミングの作り方とは?初心者が最初に知るべき基本
1-1. 「プログラミングの作り方」はプログラムを作る手順のこと
「プログラミングの作り方」とは、プログラムを完成させるまでの手順のことです。
具体的には、次のような流れで進めます。
まず、何を作るかを決めます。次に、必要な機能を考えます。そのあと、処理の流れを整理し、プログラミング言語を選んでコードを書きます。最後に、動かしてみてエラーを直しながら完成に近づけます。
初心者ほど「早くコードを書かなければ」と考えがちですが、プログラミングではコードを書く前の準備がとても重要です。準備をせずに書き始めると、途中で何を作っているのかわからなくなったり、エラーが出たときに原因を見つけにくくなったりします。
つまり、プログラミングの作り方を学ぶことは、単にコードの書き方を覚えることではありません。作りたいものを形にするための考え方と手順を身につけることです。
1-2. プログラミングは「目的を決めて、処理を順番に書く」作業
プログラミングは、コンピューターにやってほしいことを順番に指示する作業です。
たとえば「合計金額を計算するプログラム」を作る場合、コンピューターには次のような流れを伝える必要があります。
商品の値段を受け取る、個数を受け取る、値段と個数をかけ算する、結果を画面に表示する、という順番です。
人間なら「合計を出して」と言われれば何となく理解できます。しかしコンピューターは、細かく指示しなければ動きません。そのため、プログラミングでは「何を、どの順番で、どう処理するか」を明確にする必要があります。
初心者はまず、コードを覚える前に「処理を順番に考える」ことに慣れるのがおすすめです。日本語で手順を書き出せるようになると、コードに変換する作業もスムーズになります。
1-3. 初心者がいきなりコードを書き始めると挫折しやすい理由
初心者がプログラミングで挫折しやすい理由のひとつは、いきなりコードを書き始めてしまうことです。
作りたいものがあいまいなままコードを書くと、途中で「次に何を書けばいいのか」がわからなくなります。また、エラーが出たときも、どの処理で問題が起きているのか判断しにくくなります。
たとえば、料理を作るときにレシピを見ず、材料も決めずに調理を始めると失敗しやすいはずです。プログラミングも同じで、完成形や手順を決めずに始めると混乱しやすくなります。
初心者は、最初から完璧なコードを書く必要はありません。まずは「何を作るか」「どんな機能が必要か」「どの順番で動かすか」を整理することが大切です。
1-4. プログラミングで作れるものの具体例
プログラミングで作れるものはたくさんあります。初心者でも、段階を踏めばさまざまなものを作れるようになります。
たとえば、簡単な計算プログラム、占いアプリ、クイズアプリ、診断ツール、ToDoリスト、メモアプリ、Webサイト、チャットボット、家計簿アプリ、ゲームなどがあります。
最初から本格的なアプリを作る必要はありません。むしろ、初心者は小さなプログラムから始めるほうが理解しやすく、達成感も得やすいです。
「数字を入力したら結果が表示される」「ボタンを押したら文字が変わる」「質問に答えると診断結果が出る」といった簡単なものでも、立派なプログラミングです。
2. プログラミングを作る前に決めるべきこと
2-1. 何を作りたいのかを明確にする
プログラミングを作る前に、まず「何を作りたいのか」を明確にしましょう。
たとえば「アプリを作りたい」だけでは、まだ範囲が広すぎます。「買い物リストを管理できるアプリを作りたい」「英単語のクイズアプリを作りたい」「毎月の支出を計算する家計簿を作りたい」のように、具体的にすることが大切です。
作りたいものが具体的になると、必要な機能も考えやすくなります。逆に、目的があいまいなままだと、途中で機能を増やしすぎたり、完成までの道筋が見えなくなったりします。
初心者の場合は、自分の身近な困りごとから考えるのがおすすめです。日常で「これを自動化できたら便利」「毎回同じ作業をするのが面倒」と感じることは、プログラミングの題材になります。
2-2. 誰のどんな悩みを解決するか考える
プログラムは、何かしらの目的を解決するために作られます。そのため「誰の、どんな悩みを解決するのか」を考えると、作るものが明確になります。
たとえば、学生向けに英単語クイズを作るなら、「英単語を楽しく覚えたい」という悩みを解決できます。自分向けに家計簿アプリを作るなら、「毎月いくら使ったかわからない」という悩みを解決できます。
初心者のうちは、対象は自分だけでも問題ありません。自分が使いたいものを作ると、モチベーションを保ちやすくなります。
誰のために作るのかを考えることで、必要な機能と不要な機能も判断しやすくなります。
2-3. 必要な機能をシンプルに絞る
プログラミング初心者は、最初から機能を増やしすぎないことが大切です。
たとえばToDoアプリを作る場合、最初からログイン機能、通知機能、デザイン変更機能、共有機能まで入れようとすると難易度が一気に上がります。
最初は「タスクを追加する」「タスクを表示する」「タスクを削除する」くらいに絞ると作りやすくなります。完成したあとで、必要に応じて機能を追加すれば問題ありません。
プログラミングでは、小さく作って少しずつ育てる考え方が重要です。最初の目標は、完璧なものを作ることではなく、最後まで動くものを完成させることです。
2-4. 完成形を紙やメモに書き出す
作りたいものが決まったら、完成形を紙やメモに書き出してみましょう。
画面があるプログラムなら、どこにボタンを置くのか、どこに結果を表示するのかを簡単に描きます。画面がないプログラムなら、入力する内容と表示される結果を書き出します。
たとえば計算プログラムなら、次のように書けます。
「商品の値段を入力する」
「個数を入力する」
「合計金額を表示する」
このように完成形を目に見える形にすると、作るべきものが整理されます。頭の中だけで考えるよりも、紙やメモに書いたほうが抜け漏れに気づきやすくなります。
3. プログラミングの作り方7ステップ
3-1. ステップ1:作りたいものを決める
プログラミングの作り方の最初のステップは、作りたいものを決めることです。
初心者は、難しすぎるものではなく、短時間で完成できる小さなプログラムを選びましょう。おすすめは、計算プログラム、診断ツール、クイズアプリ、簡単なWebページなどです。
たとえば「消費税を計算するプログラム」を作るとします。この場合、目的は「税抜価格を入力すると税込価格を表示すること」です。
目的がはっきりしていると、必要な処理も見えやすくなります。反対に「便利なアプリを作る」のように広すぎるテーマだと、どこから作ればいいのかわからなくなります。
まずは、1つの目的に絞った小さなプログラムを選びましょう。
3-2. ステップ2:必要な機能を洗い出す
作りたいものが決まったら、必要な機能を洗い出します。
消費税計算プログラムなら、必要な機能は次のようになります。
価格を入力する機能、税込価格を計算する機能、計算結果を表示する機能です。
クイズアプリなら、問題を表示する機能、答えを入力する機能、正解か不正解かを判定する機能、結果を表示する機能が必要です。
ここで大切なのは、「本当に必要な機能」だけに絞ることです。初心者のうちは、便利そうな機能をたくさん入れたくなりますが、最初から詰め込みすぎると完成しにくくなります。
まずは最低限動く形を目指しましょう。
3-3. ステップ3:処理の流れを日本語で整理する
次に、プログラムの処理の流れを日本語で整理します。
いきなりコードにするのではなく、まずは人間が読んでわかる言葉で手順を書きます。
たとえば、消費税計算プログラムなら次のようになります。
価格を入力してもらう
入力された価格に1.1をかける
計算結果を税込価格として表示する
このように処理の流れを日本語で書くと、コードに変換しやすくなります。
プログラミングは、頭の中にある考えをコンピューターに伝える作業です。日本語で説明できない処理は、コードにするのも難しくなります。初心者はまず、日本語で流れを整理する習慣をつけましょう。
3-4. ステップ4:使うプログラミング言語を選ぶ
処理の流れが決まったら、使うプログラミング言語を選びます。
初心者におすすめなのは、Python、JavaScript、HTML・CSSなどです。
Pythonは文法がシンプルで、計算プログラムや自動化、データ処理などに向いています。JavaScriptはWebサイトに動きをつけたり、Webアプリを作ったりするときに使いやすい言語です。HTML・CSSは厳密にはプログラミング言語とは少し異なりますが、Webページの見た目を作るために必要です。
どの言語を選ぶかは、作りたいものによって変わります。Webサイトを作りたいならHTML・CSSとJavaScript、簡単なツールや自動化を作りたいならPythonがおすすめです。
3-5. ステップ5:開発環境を準備する
プログラミングをするには、コードを書いて動かすための環境が必要です。
初心者は、まずコードエディタを用意しましょう。代表的なエディタにはVisual Studio Codeがあります。コードを書きやすく、拡張機能も豊富なので、多くの初心者に使われています。
Pythonを使う場合は、Python本体をパソコンにインストールする必要があります。JavaScriptやHTML・CSSの場合は、ブラウザとエディタがあれば始めやすいです。
最初から難しい環境構築にこだわる必要はありません。ブラウザ上でコードを試せる学習サービスやオンラインエディタを使う方法もあります。
大切なのは、すぐにコードを書いて動かせる状態を作ることです。
3-6. ステップ6:小さくコードを書いて動かす
開発環境が整ったら、いよいよコードを書きます。
ここで重要なのは、一気に全部を書かないことです。少し書いたら動かす、また少し書いたら動かす、という流れで進めましょう。
たとえばPythonで消費税計算プログラムを作るなら、最初は次のような簡単なコードから始められます。
Pythonprice = int(input("価格を入力してください:"))
total = price * 1.1
print("税込価格は", total, "円です")
この短いコードでも、入力、計算、表示という基本的な処理が入っています。
初心者は、長いコードを一度に書くとエラーの原因を見つけにくくなります。小さく作って、その都度動作確認をすることが大切です。
3-7. ステップ7:エラーを直しながら完成に近づける
プログラミングでは、エラーが出るのは当たり前です。初心者だけでなく、経験者でもエラーを出しながらプログラムを作っています。
大切なのは、エラーを失敗と考えないことです。エラーは「ここに問題があります」と教えてくれるヒントです。
エラーが出たら、まずエラー文を読みます。次に、どの行で問題が起きているのかを確認します。そして、最近変更した部分を見直します。
一度に多くの部分を直そうとせず、1つずつ原因を確認することが大切です。エラーを解決する経験を積むほど、プログラミングの理解は深まります。
4. 初心者は何から始めるべき?おすすめの作る順番
4-1. まずは簡単な計算プログラムから作る
プログラミング初心者は、まず簡単な計算プログラムから始めるのがおすすめです。
計算プログラムは、入力、処理、出力というプログラミングの基本を学びやすいからです。
たとえば、消費税計算、BMI計算、割り勘計算、年齢計算などがあります。どれも処理の流れがシンプルで、完成形をイメージしやすいです。
計算プログラムを作ることで、変数、数値、入力、出力、計算式といった基本を自然に学べます。
4-2. 次に診断ツールやクイズアプリを作る
計算プログラムに慣れたら、診断ツールやクイズアプリに挑戦しましょう。
これらは、条件分岐を学ぶのに向いています。
たとえば、クイズアプリでは「答えが正しければ正解と表示する」「間違っていれば不正解と表示する」という処理が必要です。診断ツールでは、選んだ答えによって結果を変える処理を作ります。
この段階では、if文の使い方を学ぶことができます。if文は多くのプログラムで使われる重要な仕組みです。
4-3. 慣れたらWebサイトやToDoアプリに挑戦する
基本的な処理に慣れてきたら、WebサイトやToDoアプリに挑戦してみましょう。
Webサイトを作る場合は、HTMLで構造を作り、CSSで見た目を整え、JavaScriptで動きをつけます。ボタンを押したら文字が変わる、入力した内容を画面に表示する、といった処理を作ると、プログラミングの楽しさを感じやすくなります。
ToDoアプリは、タスクを追加する、表示する、削除するという機能があり、実用的なアプリ作りの練習になります。
少し難しく感じるかもしれませんが、小さく分けて作れば初心者でも挑戦できます。
4-4. いきなり大きなアプリを作らないほうがよい理由
初心者がいきなり大きなアプリを作ろうとすると、挫折しやすくなります。
理由は、必要な知識が多すぎるからです。ログイン機能、データ保存、画面設計、デザイン、セキュリティなど、考えることが一気に増えます。
もちろん、大きなアプリを作ることを目標にするのは良いことです。しかし、最初から完成形を目指すのではなく、小さな機能に分けて作ることが大切です。
たとえば、家計簿アプリを作りたいなら、最初は「金額を入力して合計を表示する」だけで十分です。そのあとで、日付を追加する、カテゴリを追加する、データを保存する、というように段階的に進めましょう。
5. プログラミング初心者におすすめの言語
5-1. Python:文法がわかりやすく初心者向け
Pythonは、プログラミング初心者におすすめされることが多い言語です。
理由は、文法が比較的シンプルで読みやすいからです。英語に近い書き方で処理を表現できるため、初めてプログラミングを学ぶ人でも理解しやすい特徴があります。
Pythonでは、計算プログラム、自動化ツール、データ分析、AI関連のプログラム、Webアプリなど、幅広いものを作れます。
まずは「入力した数字を計算する」「ファイル名をまとめて変更する」「簡単な診断ツールを作る」といった小さなプログラムから始めるとよいでしょう。
5-2. JavaScript:Webサイトやアプリ作りに使いやすい
JavaScriptは、WebサイトやWebアプリを作りたい人におすすめの言語です。
HTMLとCSSで作ったWebページに、動きを加えることができます。たとえば、ボタンをクリックしたら表示が変わる、入力フォームの内容をチェックする、画像を切り替える、といった処理ができます。
JavaScriptはブラウザで動かせるため、初心者でも結果を確認しやすいのがメリットです。自分が書いたコードによって画面が変化するので、学習のモチベーションも保ちやすいでしょう。
Web制作やフロントエンド開発に興味がある人は、JavaScriptから始めるのもおすすめです。
5-3. HTML・CSS:画面作りから始めたい人におすすめ
HTMLとCSSは、Webページの見た目を作るために使います。
HTMLは文章や見出し、画像、リンクなどの構造を作ります。CSSは文字の色、大きさ、余白、配置などのデザインを整えます。
厳密にはHTMLとCSSはプログラミング言語ではありませんが、Webサイト作りの基礎として非常に重要です。
「まずは画面に何かを表示したい」「Webサイトを作ってみたい」という人は、HTML・CSSから始めると理解しやすいでしょう。そのあとにJavaScriptを学ぶと、動きのあるWebページを作れるようになります。
5-4. 目的別に選ぶプログラミング言語の目安
プログラミング言語は、目的に合わせて選ぶことが大切です。
簡単なツールや自動化を作りたいならPythonがおすすめです。WebサイトやWebアプリを作りたいならHTML・CSS・JavaScriptが向いています。スマホアプリを作りたい場合は、将来的にSwift、Kotlin、Flutterなどを学ぶ選択肢もあります。
初心者のうちは、最初から多くの言語を同時に学ぶ必要はありません。まずは1つの言語に絞って、基本的な書き方とプログラムの作り方に慣れましょう。
言語選びで迷ったら、「何を作りたいか」を基準に考えるのが一番です。
6. プログラミングを作るときに必要なもの
6-1. パソコンとインターネット環境
プログラミングを本格的に始めるなら、パソコンとインターネット環境があると便利です。
パソコンは高性能なものでなくても、初心者向けの学習や簡単なプログラム作成であれば十分です。Webサイト制作やPythonの基礎学習であれば、一般的なノートパソコンでも始められます。
インターネット環境は、学習教材を見たり、エラーを検索したり、ツールをダウンロードしたりするために必要です。
プログラミングでは、わからないことを調べながら進める場面が多くあります。そのため、インターネットを使える環境はとても重要です。
6-2. コードを書くためのエディタ
コードを書くためには、エディタが必要です。
エディタとは、プログラムのコードを書くためのソフトです。メモ帳でもコードを書くことはできますが、プログラミング専用のエディタを使うと作業しやすくなります。
代表的なエディタにはVisual Studio Codeがあります。コードの色分け、入力補助、拡張機能などがあり、初心者から経験者まで幅広く使われています。
エディタを使うと、コードの間違いに気づきやすくなり、効率よくプログラムを作れます。
6-3. プログラムを動かす開発環境
コードを書いただけでは、プログラムは完成ではありません。実際に動かして確認する必要があります。
Pythonを使う場合は、Pythonを実行できる環境が必要です。JavaScriptの場合は、ブラウザで動かすことができます。HTML・CSSもブラウザで表示を確認します。
初心者は、最初に環境構築でつまずくことがあります。その場合は、オンラインでコードを実行できるサービスを使うのもひとつの方法です。
大切なのは、書いたコードをすぐに試せる状態にすることです。
6-4. エラーを調べるための検索力
プログラミングを作るときには、検索力も必要です。
エラーが出たとき、すべてを暗記して解決する必要はありません。エラー文をコピーして検索したり、使っている言語名と一緒に調べたりすることで、解決のヒントを見つけられます。
たとえば、Pythonでエラーが出た場合は「Python エラー文」のように検索します。JavaScriptなら「JavaScript ボタン クリック 動かない」のように、状況を具体的に入れると調べやすくなります。
プログラミングが上達する人は、エラーを出さない人ではなく、エラーを調べて解決できる人です。
7. 初心者がプログラミング作成でつまずきやすいポイント
7-1. エラー文の意味がわからない
初心者が最初につまずきやすいのが、エラー文の意味がわからないことです。
エラー文は英語で表示されることが多く、最初は難しく感じます。しかし、エラー文には問題を解決するためのヒントが含まれています。
まず見るべきなのは、どのファイルの何行目でエラーが起きているかです。次に、エラーの種類を確認します。
すべての英語を理解する必要はありません。エラー文の一部を検索すれば、同じような問題を解決した人の情報が見つかることもあります。
エラー文を怖がらず、ヒントとして読む習慣をつけましょう。
7-2. 何を書けばよいかわからなくなる
コードを書いている途中で「次に何を書けばいいかわからない」となるのも、初心者によくある悩みです。
この原因は、処理の流れを整理できていないことが多いです。コードを書く前に、日本語で手順を書き出しておくと迷いにくくなります。
たとえばクイズアプリなら、「問題を表示する」「答えを入力する」「正解と比べる」「結果を表示する」という流れがあります。
この日本語の手順を1つずつコードに変換していけば、次に何を書くべきかが見えやすくなります。
7-3. 完成までの手順を細かく分けられない
プログラム作成では、大きな目標を小さな作業に分ける力が必要です。
たとえば「ToDoアプリを作る」という目標は大きすぎます。これを「入力欄を作る」「追加ボタンを作る」「入力した文字を表示する」「削除できるようにする」と分けると、作業しやすくなります。
初心者は、完成形だけを見て難しく感じてしまいがちです。しかし、どんなプログラムも小さな処理の集まりです。
まずは1つの機能だけを完成させ、そのあと少しずつ機能を足していきましょう。
7-4. コードを丸写しして理解できなくなる
学習教材のコードを写すこと自体は悪くありません。しかし、意味を考えずに丸写しするだけでは、なかなか力がつきません。
コードを写すときは、「この行は何をしているのか」「この変数には何が入っているのか」「ここを変えたらどうなるのか」を考えながら進めましょう。
写したコードを少し変更してみるのもおすすめです。表示する文字を変える、計算式を変える、条件を追加するなど、小さな改造をすると理解が深まります。
プログラミングは、手を動かしながら試すことで身につきます。
8. プログラミングを上達させる作り方のコツ
8-1. 小さく作って少しずつ機能を足す
プログラミングを上達させるコツは、小さく作って少しずつ機能を足すことです。
最初から完璧なものを作ろうとすると、必要な作業が多くなりすぎて挫折しやすくなります。
たとえば家計簿アプリを作る場合、最初は「金額を入力して合計を表示する」だけで構いません。次に、日付を入力できるようにする、カテゴリを選べるようにする、データを保存できるようにする、という順番で改良します。
小さな成功を積み重ねることで、自信もつきます。
8-2. 日本語で処理を考えてからコードにする
初心者は、コードを書く前に日本語で処理を考えるのがおすすめです。
いきなりコードを書こうとすると、文法と処理内容を同時に考える必要があり、混乱しやすくなります。
先に日本語で「何をするか」を整理しておけば、あとはそれをコードに置き換えるだけになります。
たとえば「入力された点数が80点以上なら合格と表示する」という処理は、コードにするとif文で表現できます。
日本語で考える習慣をつけると、プログラム全体の流れを理解しやすくなります。
8-3. エラーは原因を1つずつ確認する
エラーが出たときは、あわてて複数の場所を一度に直さないようにしましょう。
一度にたくさん変更すると、どの修正で直ったのか、またはどの修正で別の問題が起きたのかがわからなくなります。
エラーが出たら、まずエラー文を読み、問題が起きている行を確認します。次に、直前に変更したコードを見直します。そして、1か所ずつ修正して動作確認します。
プログラミングでは、エラー解決も大切な学習です。原因を1つずつ確認することで、同じミスを減らせるようになります。
8-4. 完成したプログラムを改良して学ぶ
プログラムが完成したら、そこで終わりにせず、少し改良してみましょう。
たとえば計算プログラムなら、入力ミスに対応する機能を追加する、結果の表示をわかりやすくする、複数回計算できるようにするなどの改良ができます。
クイズアプリなら、問題数を増やす、点数を表示する、ランダムに問題を出すといった工夫ができます。
完成したプログラムを改良することで、実践的な力が身につきます。新しい教材を次々に進めるだけでなく、自分で考えて機能を追加することが上達につながります。
9. プログラミングの作り方に関するよくある質問
9-1. プログラミング初心者でもアプリは作れる?
プログラミング初心者でも、アプリを作ることは可能です。
ただし、最初から本格的なアプリを作ろうとすると難易度が高くなります。まずは、簡単な診断アプリ、クイズアプリ、ToDoアプリなど、小さなアプリから始めるのがおすすめです。
大切なのは、作りたい機能を細かく分けて、1つずつ完成させることです。小さなアプリを何個か作るうちに、少しずつ大きなアプリにも挑戦できるようになります。
9-2. プログラミングを作れるようになるまで何ヶ月かかる?
簡単なプログラムであれば、数日から数週間で作れるようになる人もいます。
たとえば、計算プログラムや簡単なクイズアプリなら、基礎を学びながら比較的早く作れます。一方で、Webアプリやスマホアプリを自分で設計して作るには、数ヶ月以上の学習が必要になることもあります。
期間は、学習時間、作りたいものの難易度、学習方法によって変わります。
最初から「何ヶ月で完璧になる」と考えるよりも、まずは1つ小さなプログラムを完成させることを目標にしましょう。
9-3. 独学でもプログラミングは作れるようになる?
独学でもプログラミングを作れるようになります。
現在は、入門書、学習サイト、動画教材、公式ドキュメントなど、学習に使える情報がたくさんあります。独学でも、正しい順番で学び、実際に手を動かせばプログラムを作る力は身につきます。
ただし、独学ではエラーで詰まったときや、何を学ぶべきかわからなくなったときに止まりやすいです。そのため、質問できる環境や学習仲間があると継続しやすくなります。
独学で始める場合は、教材を読むだけでなく、必ず自分で小さなプログラムを作りましょう。
9-4. スマホだけでプログラミングは作れる?
スマホだけでも、簡単なプログラミング学習やコードの実行はできます。
ブラウザ上でコードを書けるサービスや、スマホ向けのプログラミング学習アプリを使えば、基礎を学ぶことは可能です。
ただし、本格的にプログラムを作るなら、パソコンのほうが作業しやすいです。画面が広く、キーボードで入力しやすく、開発環境も整えやすいからです。
まずはスマホで基礎を学び、慣れてきたらパソコンで本格的に作る流れがおすすめです。
9-5. 数学が苦手でもプログラミングはできる?
数学が苦手でも、プログラミングはできます。
もちろん、AI、ゲーム開発、データ分析、画像処理などの分野では数学が必要になることがあります。しかし、Webサイト制作、簡単なアプリ作成、自動化ツール作成などでは、高度な数学を使わないことも多いです。
初心者が最初に学ぶべきなのは、数学よりも「処理を順番に考える力」です。
足し算やかけ算など基本的な計算ができれば、簡単なプログラムは作れます。数学が苦手だからといって、プログラミングをあきらめる必要はありません。
まとめ
プログラミングの作り方は、いきなりコードを書くことではありません。作りたいものを決め、必要な機能を整理し、処理の流れを考え、少しずつコードにしていくことが大切です。
初心者は、まず簡単な計算プログラムやクイズアプリなど、小さなものから始めましょう。最初から大きなアプリを作ろうとせず、1つの機能を完成させることを目標にすると挫折しにくくなります。
プログラミングの作り方は、次の7ステップで進めるとわかりやすいです。
作りたいものを決める
必要な機能を洗い出す
処理の流れを日本語で整理する
使うプログラミング言語を選ぶ
開発環境を準備する
小さくコードを書いて動かす
エラーを直しながら完成に近づける
プログラミングは、最初から完璧にできる必要はありません。エラーを出しながら、調べながら、少しずつ完成に近づけていくものです。
まずは小さなプログラムを1つ作ってみましょう。その経験が、次のプログラムを作る力になります。

