WordPressクラシックエディターの使い方と設定方法|ブロックエディターに戻さず記事編集する手順

はじめに

WordPressで記事を書くとき、「ブロックエディターではなく、以前の編集画面で作業したい」と感じる方は少なくありません。特に、長年WordPressを使ってきた人や、HTMLを直接編集したい人、旧エディター前提のプラグインを使っている人にとっては、クラシックエディターのほうが作業しやすい場合があります。

WordPressクラシックエディターを使えば、以前の投稿編集画面に近い操作感で、タイトル・本文・画像・リンク・カテゴリー・タグなどを編集できます。ブロック単位で文章を組み立てる必要がないため、ブログ記事をシンプルに書きたい人にも向いています。

この記事では、WordPressをクラシックエディターにする方法、Classic Editorプラグインの設定方法、ブロックエディターに戻さず記事編集する手順、表示されないときの対処法まで順番に解説します。

1. WordPressクラシックエディターとは?ブロックエディターとの違い

WordPressクラシックエディターとは、WordPress 5.0以前から使われていた旧式の投稿編集画面のことです。現在のWordPressではブロックエディターが標準になっていますが、Classic Editorプラグインを使うことで、以前の編集画面を復元できます。Classic Editorは、WordPressチームがメンテナンスしている公式プラグインとして提供されています。WordPress.org 日本語

ブロックエディターは、文章・画像・見出し・ボタンなどを「ブロック」として追加していく編集方式です。一方、クラシックエディターは、Wordやメール作成画面に近い感覚で本文を入力し、必要に応じて装飾や画像挿入を行います。

1-1. クラシックエディターでできること

クラシックエディターでは、通常のブログ記事作成に必要な操作をひと通り行えます。

本文の入力、見出しの設定、太字や文字色の変更、リンクの挿入、画像の追加、箇条書き、番号付きリスト、引用、HTML編集などが可能です。さらに、カテゴリーやタグ、アイキャッチ画像、公開日時、下書き保存、プレビュー、公開といった投稿管理機能も利用できます。

また、旧式のメタボックスを使うプラグインや、以前の投稿編集画面に依存した機能とも相性がよい点が特徴です。Classic Editor公式ページでも、旧式のメタボックスや旧エディターに依存するプラグインを使えるようにする目的が説明されています。WordPress.org 日本語

1-2. ブロックエディターが使いにくい人に選ばれる理由

ブロックエディターはデザイン性の高いページを作りやすい一方で、文章中心の記事を書く人にとっては操作が多く感じられることがあります。

たとえば、文章を書いている途中でブロックが分かれてしまう、画像や見出しの位置調整に迷う、HTMLをまとめて編集しにくい、以前使っていたプラグインの表示が変わるといった悩みが出ることがあります。

その点、WordPressクラシックエディターは1つの本文欄に文章を入力していくため、ブログ記事やお知らせ記事を素早く作成したい人に向いています。特に、文章量の多い記事を編集する場合や、過去記事を何度も修正する場合は、クラシックエディターのほうが効率よく作業できることがあります。

1-3. クラシックエディターとクラシックブロックの違い

クラシックエディターとクラシックブロックは似ていますが、別のものです。

クラシックエディターは、投稿編集画面そのものを旧エディターに戻す方法です。Classic Editorプラグインを有効化すると、投稿や固定ページの編集画面を以前の形式で開けるようになります。

一方、クラシックブロックは、ブロックエディター内で旧エディターに近い入力欄を使うためのブロックです。編集画面自体はブロックエディターのままで、その中にクラシック形式の入力エリアを追加するイメージです。

ブロックエディターに戻さず運用したい場合は、クラシックブロックではなく、Classic Editorプラグインで投稿編集画面をクラシックエディターに切り替える方法がおすすめです。

1-4. この記事で解決できること

この記事を読むことで、次の内容がわかります。

WordPressをクラシックエディターにする方法、Classic Editorプラグインのインストールと有効化手順、標準エディターを旧エディターにする設定、ブロックエディターに戻さず記事を編集する方法、クラシックエディターが表示されないときの対処法、クラシックエディターを使い続けるメリット・デメリットを理解できます。

初めてWordPressクラシックエディターを使う人でも、順番に進めれば設定から記事編集まで行えるようになります。

2. WordPressをクラシックエディターにする方法

WordPressをクラシックエディターにするには、基本的にClassic Editorプラグインを使います。プラグインをインストールして有効化し、投稿設定でクラシックエディターを標準にすれば、旧エディターの画面で記事を編集できるようになります。

2-1. Classic Editorプラグインを使うのが基本

WordPressでクラシックエディターを使う最も簡単な方法は、公式プラグインのClassic Editorを導入することです。

Classic Editorは、以前のWordPressエディターと投稿編集画面を復元するためのプラグインです。管理者がすべてのユーザーのデフォルトエディターを選べるほか、ユーザーごとにエディターの切り替えを許可する設定も用意されています。WordPress.org 日本語

functions.phpにコードを追加してブロックエディターを無効化する方法もありますが、初心者にはおすすめしません。テーマ更新時にコードが消えたり、記述ミスでサイトが表示されなくなったりするリスクがあるためです。まずはClassic Editorプラグインを使う方法が安全です。

2-2. Classic Editorのインストール手順

Classic Editorをインストールする手順は次のとおりです。

WordPress管理画面にログインし、左メニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。検索欄に「Classic Editor」と入力すると、Classic Editorプラグインが表示されます。

表示されたプラグインの内容を確認し、「今すぐインストール」をクリックします。インストールが完了すると、ボタンが「有効化」に変わります。

この時点では、まだプラグインを使える状態になっていないため、続けて有効化を行います。

2-3. Classic Editorの有効化手順

インストール後、「有効化」ボタンをクリックします。これでClassic EditorプラグインがWordPressに適用されます。

有効化が完了したら、左メニューの「設定」→「投稿設定」を開きます。Classic Editorが正しく有効化されていれば、エディターに関する設定項目が追加されています。

ここでクラシックエディターを標準にすることで、新規投稿や既存記事の編集時に旧エディターを使いやすくなります。

2-4. クラシックエディターに切り替わったか確認する方法

Classic Editorを有効化したら、投稿編集画面を開いて確認します。

左メニューから「投稿」→「新規追加」をクリックし、編集画面を開きます。本文入力欄の上に「メディアを追加」ボタンがあり、本文欄の右上に「ビジュアル」「テキスト」のタブが表示されていれば、クラシックエディターの画面です。

反対に、「ブロックを追加」「+」ボタン、ブロック一覧、右側にブロック設定が表示されている場合は、ブロックエディターで開いています。その場合は、Classic Editorの設定を見直しましょう。

3. Classic Editorの設定方法

Classic Editorは、有効化するだけでも使えますが、ブロックエディターに戻さず運用したい場合は設定が重要です。特に、複数人でWordPressを管理している場合は、デフォルトエディターと切り替え許可の設定を確認しておきましょう。

3-1. 投稿設定からクラシックエディターを標準にする

Classic Editorの設定は、WordPress管理画面の「設定」→「投稿設定」から行います。

投稿設定画面に移動すると、「すべてのユーザーのデフォルトエディター」またはそれに近い項目が表示されます。ここで「クラシックエディター」を選択します。

この設定を行うと、新規投稿や固定ページを作成するときに、基本的にはクラシックエディターで開くようになります。

3-2. すべてのユーザーのデフォルトエディターを旧エディターにする

複数のユーザーでサイトを運営している場合は、すべてのユーザーのデフォルトエディターをクラシックエディターにしておくと安心です。

管理者だけがクラシックエディターを使っていても、他の投稿者や編集者がブロックエディターで記事を開くと、編集画面や本文の扱いが変わることがあります。特に既存記事を複数人で更新しているサイトでは、全員が同じ編集画面を使うほうがトラブルを防ぎやすくなります。

投稿設定でデフォルトエディターを「クラシックエディター」に設定し、保存すれば反映されます。

3-3. ユーザーにエディターの切り替えを許可するか決める

Classic Editorには、ユーザーがエディターを切り替えられるようにする設定があります。公式ページでも、管理者がユーザーにデフォルトエディターの変更を許可できること、許可されている場合は各投稿で使用するエディターを選択できることが説明されています。WordPress.org 日本語

ブロックエディターも併用したい場合は、切り替えを許可しておくと便利です。一方、ブロックエディターに戻さずクラシックエディターだけで運用したい場合は、切り替えを許可しない設定にするのがおすすめです。

3-4. ブロックエディターに戻さないためのおすすめ設定

ブロックエディターに戻さず運用したい場合は、次の設定がおすすめです。

まず、「すべてのユーザーのデフォルトエディター」を「クラシックエディター」にします。次に、「ユーザーにエディターの切り替えを許可」を「いいえ」にします。

この設定にしておくと、投稿者や編集者が誤ってブロックエディターを選択する可能性を減らせます。特に、過去記事をクラシックエディターで管理しているサイトや、旧エディター向けのプラグインを使っているサイトでは、この設定にしておくと編集環境を統一しやすくなります。

4. クラシックエディターで記事を編集する手順

設定が完了したら、実際にクラシックエディターで記事を作成・編集してみましょう。基本的な流れは、新規投稿を開き、タイトルと本文を入力し、必要な装飾や画像を追加して、カテゴリーやアイキャッチ画像を設定し、プレビュー後に公開する形です。

4-1. 新規投稿をクラシックエディターで作成する

WordPress管理画面の左メニューから「投稿」→「新規追加」をクリックします。

Classic Editorが正しく設定されていれば、旧エディターの編集画面が表示されます。上部にタイトル入力欄、その下に本文入力欄があり、本文欄の上には装飾用のツールバーが表示されます。

まずはタイトルを入力し、本文欄に記事の内容を書き始めます。クラシックエディターは文章を上から順番に入力していく形式なので、ブログ記事やコラム記事を作成しやすいのが特徴です。

4-2. 既存記事をクラシックエディターで編集する

既存記事を編集する場合は、「投稿」→「投稿一覧」を開きます。編集したい記事にマウスを合わせ、「編集」をクリックします。

設定が正しければ、既存記事もクラシックエディターで開きます。投稿一覧に「クラシックエディターで編集」や「ブロックエディターで編集」のような選択肢が表示される場合は、「クラシックエディターで編集」を選びましょう。

過去記事を編集するときは、ブロックエディターで開かないように注意してください。特に、HTMLやショートコードを多く使っている記事は、編集画面を変えることで表示や構造がわかりにくくなることがあります。

4-3. タイトル・本文・見出しを入力する

タイトル欄には、記事の内容がわかるタイトルを入力します。SEOを意識する場合は、検索されやすいキーワードを自然に含めましょう。たとえば、「WordPressクラシックエディターの使い方」「ワードプレス クラシックエディターの設定方法」など、読者が知りたい内容を明確にします。

本文は、読みやすいように見出しで区切ります。クラシックエディターでは、ツールバーの段落メニューから「見出し2」「見出し3」などを選べます。

基本的には、大きな章に「見出し2」、その中の小さな項目に「見出し3」を使います。見出しを適切に使うことで、読者が内容を理解しやすくなり、検索エンジンにも記事構成が伝わりやすくなります。

4-4. ビジュアルエディターとテキストエディターを使い分ける

クラシックエディターには、「ビジュアル」と「テキスト」の2つの編集モードがあります。

ビジュアルエディターは、実際の表示に近い感覚で文章を編集できるモードです。太字、リンク、画像挿入、リスト作成などを画面上で確認しながら作業できます。初心者は基本的にビジュアルエディターを使うとよいでしょう。

テキストエディターは、HTMLを直接編集できるモードです。タグを調整したい場合、ショートコードを確認したい場合、余計な装飾を削除したい場合に便利です。

通常はビジュアルエディターで記事を書き、細かいHTML調整が必要なときだけテキストエディターを使うのがおすすめです。

4-5. 画像・リンク・リストを挿入する

画像を挿入するには、本文欄の上にある「メディアを追加」ボタンをクリックします。メディアライブラリから画像を選ぶか、新しい画像をアップロードして、記事内に挿入します。

リンクを挿入する場合は、リンクを設定したい文字列を選択し、ツールバーのリンクボタンをクリックします。リンク先URLを入力して適用すれば、文字にリンクを設定できます。

箇条書きや番号付きリストは、ツールバーのリストボタンから挿入できます。手順やポイントを整理するときは、長い文章で説明するよりもリストを使ったほうが読みやすくなります。

4-6. カテゴリー・タグ・アイキャッチ画像を設定する

記事本文が完成したら、右側の設定欄でカテゴリー、タグ、アイキャッチ画像を設定します。

カテゴリーは記事の大きな分類です。ブログ運営では、読者が記事を探しやすくなるように、内容に合ったカテゴリーを選びます。

タグは、記事に関連するキーワードを補助的に設定する項目です。カテゴリーより細かいテーマや関連語を設定すると、記事同士をつなげやすくなります。

アイキャッチ画像は、記事一覧やSNSで表示される代表画像です。記事内容に合った画像を設定することで、クリック率や見た目の印象を改善できます。

4-7. 下書き保存・プレビュー・公開を行う

記事を書いている途中では、「下書き保存」をこまめにクリックしましょう。ブラウザの不具合や通信エラーが起きても、保存していれば作業内容を守れます。

公開前には「プレビュー」をクリックし、実際の表示を確認します。見出しの大きさ、画像の位置、リンク先、スマホでの見やすさなどをチェックします。

問題がなければ「公開」をクリックします。すでに公開済みの記事を修正した場合は、「更新」ボタンを押すことで変更内容が反映されます。

5. ブロックエディターに戻さず運用するコツ

WordPressクラシックエディターを使い続けるには、設定だけでなく日々の運用も大切です。特に、投稿一覧から記事を開くときや、複数ユーザーで編集するときは、ブロックエディターで開かないように注意しましょう。

5-1. 編集画面で旧エディターを選ぶ方法

Classic Editorでエディターの切り替えを許可している場合、投稿編集画面や投稿一覧で使用するエディターを選べることがあります。

その場合は、記事を開くときに「クラシックエディター」または「旧エディター」を選択します。ブロックエディターで開いてしまった場合は、すぐに保存せず、投稿一覧に戻ってクラシックエディターで開き直すと安心です。

ブロックエディターを使わない運用にしたい場合は、切り替え自体を許可しない設定にしておくのが確実です。

5-2. 投稿一覧からクラシックエディターで開く方法

投稿一覧では、記事タイトルにマウスを合わせると「編集」「クイック編集」「表示」などのメニューが表示されます。Classic Editorの設定によっては、「クラシックエディターで編集」というリンクが表示される場合があります。

ブロックエディターに戻したくない場合は、必ずクラシックエディター側の編集リンクを選びます。特に、過去記事を修正するときは、いつもの癖で「編集」を押してブロックエディターが開かないか確認しましょう。

編集担当者が複数いる場合は、「記事を編集するときはクラシックエディターで開く」というルールを共有しておくと安心です。

5-3. 複数ユーザーで勝手にブロックエディターへ戻さない設定

複数ユーザーで運営しているサイトでは、誰かがブロックエディターで記事を開いたり、ユーザー設定を変更したりすることで、編集環境が統一されなくなることがあります。

これを防ぐには、管理者が投稿設定で「すべてのユーザーのデフォルトエディター」をクラシックエディターにし、「ユーザーにエディターの切り替えを許可」を無効にしておくのがおすすめです。

この設定により、投稿者や編集者が意図せずブロックエディターに切り替える可能性を減らせます。社内ブログ、オウンドメディア、店舗サイトなど、複数人で更新するサイトでは特に重要です。

5-4. 既存記事をブロックエディターで開いたときの注意点

既存記事を誤ってブロックエディターで開いた場合は、すぐに更新しないようにしましょう。

ブロックエディターで開くと、本文がクラシックブロックとして読み込まれたり、内容がブロック形式に変換されたりする場合があります。変換後に保存すると、以前の編集形式と変わってしまうことがあります。

もし誤って開いただけなら、保存せずに画面を閉じるか、投稿一覧に戻ってクラシックエディターで開き直しましょう。心配な場合は、編集前にリビジョンやバックアップを確認しておくと安全です。

5-5. テーマやプラグイン更新後に設定を確認する

WordPress本体、テーマ、プラグインを更新した後は、Classic Editorの設定が意図した状態になっているか確認しましょう。

通常、更新だけで設定が大きく変わることは多くありませんが、他のプラグインとの組み合わせや管理画面の仕様変更によって、編集画面の表示が変わることがあります。

更新後に新規投稿画面を開き、クラシックエディターで表示されるか確認しておくと安心です。特に大きなアップデート後は、公開中の記事を編集する前にテスト投稿で確認しましょう。

6. クラシックエディターが表示されない・使えないときの対処法

Classic Editorを入れたのにクラシックエディターが表示されない場合は、プラグインの有効化、投稿設定、キャッシュ、他プラグインとの競合などを順番に確認します。原因を一つずつ切り分けることで、多くのトラブルは解決できます。

6-1. Classic Editorが有効化されているか確認する

まず、Classic Editorプラグインが有効化されているか確認します。

WordPress管理画面で「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」を開き、Classic Editorの状態を確認してください。「有効化」と表示されている場合は、まだ有効になっていません。その場合は「有効化」をクリックします。

すでに有効化されている場合は、次に投稿設定を確認します。

6-2. 投稿設定がブロックエディターになっていないか確認する

Classic Editorが有効化されていても、投稿設定でブロックエディターがデフォルトになっていると、編集画面がブロックエディターで開くことがあります。

「設定」→「投稿設定」を開き、デフォルトエディターがクラシックエディターになっているか確認しましょう。

ブロックエディターに戻さない運用にしたい場合は、ユーザーによるエディター切り替えを許可しない設定にするのがおすすめです。設定を変更したら、必ず「変更を保存」をクリックします。

6-3. キャッシュやブラウザの影響を確認する

設定が正しいのに表示が変わらない場合は、ブラウザキャッシュや管理画面の一時的な表示不具合が原因かもしれません。

まず、ブラウザを再読み込みします。それでも変わらない場合は、ブラウザのキャッシュを削除する、別のブラウザで確認する、シークレットウィンドウでログインして確認するなどを試します。

キャッシュ系プラグインを使っている場合は、WordPress側のキャッシュも削除してから再確認しましょう。

6-4. 他のプラグインとの競合を確認する

Classic Editorがうまく動かない場合、他のプラグインとの競合が原因になっていることがあります。

特に、投稿編集画面を拡張するプラグイン、カスタムフィールド系プラグイン、ページビルダー、管理画面カスタマイズ系プラグインを使っている場合は注意が必要です。

確認するには、まずバックアップを取ったうえで、影響がありそうなプラグインを一時的に停止し、クラシックエディターが表示されるか確認します。停止して表示が戻る場合は、そのプラグインとの相性に原因がある可能性があります。

6-5. WordPress本体・テーマ・プラグインを更新する

古いWordPress本体、古いテーマ、古いプラグインを使っていると、管理画面の表示や編集機能に不具合が出ることがあります。

WordPress本体、テーマ、プラグインはできるだけ最新の安定版に更新しましょう。ただし、本番サイトでいきなり更新するのが不安な場合は、バックアップを取ってから作業します。

特に、長期間更新していないサイトでは、更新によって別の不具合が出る可能性もあるため、事前バックアップは必須です。

6-6. それでも直らない場合の切り分け手順

それでもクラシックエディターが表示されない場合は、次の順番で切り分けます。

まず、Classic Editor以外のプラグインを一時停止して確認します。次に、テーマを標準テーマに切り替えて確認します。それでも改善しない場合は、WordPress本体の状態やエラーログを確認します。

また、ユーザー権限によって編集画面の表示が異なることもあります。管理者アカウントでは表示されるのに投稿者アカウントでは表示されない場合は、権限やユーザー設定を確認しましょう。

原因が特定できない場合は、サーバー会社や制作会社、WordPressに詳しい担当者に相談するのが安全です。

7. クラシックエディターを使うメリット・デメリット

WordPressクラシックエディターは便利ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。現在のWordPressはブロックエディターを中心に進化しているため、今後の運用方針も考えながら使うことが大切です。

7-1. 慣れた画面で記事作成できるメリット

クラシックエディター最大のメリットは、慣れた画面で記事を作成できることです。

以前からWordPressを使っている人にとっては、クラシックエディターの画面は直感的で、文章作成に集中しやすいでしょう。余計な操作に迷わず、タイトルと本文を入力し、必要に応じて画像やリンクを追加できます。

ブログ記事、ニュース記事、お知らせ、コラムなど、文章中心のコンテンツでは、クラシックエディターのシンプルさが大きな利点になります。

7-2. HTML編集や旧プラグインとの相性がよいメリット

クラシックエディターは、HTMLを直接編集しやすい点もメリットです。

テキストエディターに切り替えれば、HTMLタグやショートコードを確認しながら修正できます。余計な装飾を削除したい場合や、細かくレイアウトを調整したい場合にも便利です。

また、旧エディターの編集画面を前提にしたプラグインや、旧式のメタボックスを使う機能とも相性がよい場合があります。Classic Editorは、旧エディターに依存するプラグインを使えるようにする目的でも提供されています。WordPress.org 日本語

7-3. ブロックエディター独自機能を使いにくいデメリット

一方で、クラシックエディターにはブロックエディター独自の機能を使いにくいというデメリットがあります。

ブロックエディターでは、カラム、ボタン、グループ、再利用パターン、フルサイト編集に関連する機能など、ブロックを前提とした編集ができます。クラシックエディターでは、こうした機能を直感的に扱うことは難しくなります。

デザイン性の高いランディングページや、複雑なレイアウトの固定ページを作る場合は、ブロックエディターやページビルダーのほうが向いていることもあります。

7-4. 今後のWordPress運用で注意すべき点

Classic Editorは公式プラグインですが、永久に同じ形で使えることが保証されているわけではありません。公式ページでは、Classic Editorは少なくとも2024年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されると説明されています。WordPress.org 日本語

そのため、長期的にはブロックエディターへの対応も少しずつ検討しておくと安心です。

すぐに移行する必要はありませんが、新しいテーマやプラグインを導入するときは、クラシックエディターとの相性だけでなく、ブロックエディターでの動作も確認しておくと将来の選択肢が広がります。

7-5. クラシックエディターを使い続けるべき人・移行を検討すべき人

クラシックエディターを使い続けるべき人は、文章中心の記事を効率よく書きたい人、旧エディターに慣れている人、HTMLやショートコードを直接扱いたい人、旧プラグインとの相性を重視する人です。

一方、ブロックエディターへの移行を検討したほうがよい人は、デザイン性の高いページを作りたい人、ブロックパターンやフルサイト編集を活用したい人、今後のWordPress標準機能に合わせて運用したい人です。

ブログ記事はクラシックエディター、デザイン性の高い固定ページはブロックエディターというように、目的に応じて使い分ける方法もあります。

8. WordPressクラシックエディターに関するよくある質問

ここでは、WordPressクラシックエディターに関するよくある質問をまとめます。導入前に不安がある方は、設定前に確認しておきましょう。

8-1. Classic Editorは無料で使える?

Classic Editorは無料で使えます。WordPress.orgの公式プラグインとして配布されており、管理画面の「プラグイン」→「新規追加」からインストールできます。WordPress.org 日本語

有料版を購入する必要はありません。ただし、WordPressサイトを運営するためのサーバー代やドメイン代は別途必要です。

8-2. クラシックエディターはいつまで使える?

Classic Editorの公式ページでは、少なくとも2024年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されると説明されています。WordPress.org 日本語

ただし、将来にわたって永久に利用できると保証されているわけではありません。今後のWordPress本体の変更やプラグインの方針によって、扱いが変わる可能性があります。

そのため、クラシックエディターを使い続ける場合でも、WordPress本体やClassic Editorプラグインの更新情報は定期的に確認しましょう。

8-3. ブロックエディターに戻すことはできる?

ブロックエディターに戻すことは可能です。

「設定」→「投稿設定」でデフォルトエディターをブロックエディターに変更するか、Classic Editorプラグインを停止すれば、標準のブロックエディターに戻せます。

ただし、クラシックエディターで作成した記事をブロックエディターで開くと、クラシックブロックとして表示されたり、ブロック形式への変換が必要になったりする場合があります。大切な記事を編集する前に、バックアップやプレビューで確認しましょう。

8-4. クラシックエディターでSEO設定はできる?

クラシックエディターでもSEO設定はできます。

SEOプラグインを導入していれば、タイトルタグ、メタディスクリプション、canonical、noindex、OGP設定などを編集画面内で設定できる場合があります。たとえば、SEOプラグインの設定欄がクラシックエディター下部に表示されることがあります。

ただし、使用しているSEOプラグインによって表示場所や操作方法は異なります。クラシックエディターでSEO設定欄が表示されない場合は、プラグイン設定や対応状況を確認しましょう。

8-5. スマホからでもクラシックエディターで編集できる?

スマホのブラウザからWordPress管理画面にログインすれば、クラシックエディターで編集できる場合があります。

ただし、スマホ画面では本文欄やツールバーが狭く、長文編集や画像挿入は操作しにくいことがあります。簡単な誤字修正や短いお知らせの更新なら可能ですが、本格的な記事作成はパソコンで行うほうが効率的です。

スマホで編集する場合は、更新前に必ずプレビューを確認しましょう。

8-6. プラグインなしでクラシックエディターにできる?

プラグインなしでクラシックエディター風の編集環境にする方法もあります。たとえば、functions.phpにコードを追加してブロックエディターを無効化する方法です。

ただし、初心者にはおすすめしません。コードの記述ミスでサイトが表示されなくなったり、テーマ更新で設定が消えたりする可能性があります。

安全に運用したい場合は、公式プラグインのClassic Editorを使う方法が基本です。管理画面から設定でき、必要に応じてブロックエディターへ戻すこともできます。

まとめ

WordPressクラシックエディターを使えば、以前の投稿編集画面に近い操作感で記事を作成・編集できます。ブロックエディターが使いにくいと感じる人、文章中心の記事を効率よく書きたい人、HTMLやショートコードを直接編集したい人には、クラシックエディターが向いています。

設定方法は難しくありません。WordPress管理画面からClassic Editorプラグインをインストールして有効化し、「設定」→「投稿設定」でデフォルトエディターをクラシックエディターに変更すれば、旧エディターで記事編集できます。

ブロックエディターに戻さず運用したい場合は、すべてのユーザーのデフォルトエディターをクラシックエディターにし、ユーザーによるエディター切り替えを許可しない設定にするのがおすすめです。

ただし、今後のWordPressはブロックエディターを中心に進化していくため、クラシックエディターを使い続ける場合でも、WordPress本体やClassic Editorプラグインの更新情報は定期的に確認しましょう。まずは現在のサイト運用に合った形で、無理なく使いやすい編集環境を整えることが大切です。