WordPress簡単インストールのやり方|初心者でも失敗しない設定手順を画像付きで解説

はじめに

WordPressでブログを始めたいけれど、「インストールが難しそう」「データベース設定で失敗しそう」と不安に感じていませんか。

結論からいうと、初心者がWordPressを始めるなら、レンタルサーバーの「WordPress簡単インストール」機能を使うのがもっともおすすめです。画面の案内に沿って、ドメイン、サイト名、ユーザー名、パスワードなどを入力するだけで、WordPressを自動で設置できます。

以前は、WordPress本体をダウンロードし、FTPでサーバーにアップロードし、データベースを作成して接続情報を入力する必要がありました。しかし現在は、多くのレンタルサーバーが簡単インストール機能を用意しているため、専門知識がなくても10分〜30分ほどでWordPressサイトを作成できます。

この記事では、WordPress簡単インストールの基本から、インストール前の準備、実際の手順、サーバー別の設定方法、インストール後に必ずやる初期設定、よくある失敗の対処法まで、初心者向けにわかりやすく解説します。

【画像:WordPress管理画面のトップページ】

1. WordPress簡単インストールとは?初心者向けに基本を解説

WordPress簡単インストールとは、レンタルサーバーの管理画面から、WordPressを自動でサーバーに設置できる機能のことです。

通常、WordPressを使うには、サーバーにWordPress本体を配置し、データベースを作成し、WordPressとデータベースを接続する必要があります。これらを手作業で行うと、初心者には少し難しく感じるかもしれません。

しかし、WordPress簡単インストールを使えば、必要な作業の多くをレンタルサーバー側が自動で処理してくれます。エックスサーバーでは「WordPress簡単インストール」、ConoHa WINGでは「WordPressかんたんセットアップ」、さくらのレンタルサーバでは「クイックインストール」など、サービスごとに名称は少し異なりますが、目的はほぼ同じです。エックスサーバー+2ConoHa+2

1-1. WordPress簡単インストールでできること

WordPress簡単インストールでは、主に次のような作業をまとめて行えます。

WordPress本体の設置、データベースの作成または自動設定、管理者ユーザーの作成、サイトタイトルの設定、インストール先ドメインの指定などです。

サーバーによっては、独自ドメインの設定、無料SSLの設定、WordPressテーマの導入までまとめて行える場合もあります。たとえばConoHa WINGのWordPressかんたんセットアップでは、サーバー申し込み、独自ドメイン取得・設定、WordPressインストール、テーマ追加、SSL設定などを一連の流れで行えます。ConoHa+1

つまり、WordPress簡単インストールは「WordPressを始めるための面倒な初期作業を自動化してくれる機能」と考えるとわかりやすいです。

1-2. 手動インストールとの違い

手動インストールでは、WordPress公式サイトからファイルをダウンロードし、FTPソフトでサーバーにアップロードし、MySQLデータベースを作成し、データベース名・ユーザー名・パスワード・ホスト名を入力してWordPressを設定します。

一方、簡単インストールでは、サーバー管理画面から必要項目を入力するだけで、WordPress本体の設置やデータベース設定を自動で行ってくれます。

手動インストールは自由度が高い反面、入力ミスやファイルのアップロード漏れ、データベース接続エラーが起きやすい方法です。初心者がブログを始める目的であれば、手動インストールを選ぶメリットはあまり大きくありません。

1-3. 初心者に簡単インストールがおすすめな理由

初心者にWordPress簡単インストールがおすすめな理由は、失敗しにくく、作業時間を短縮でき、専門用語に迷いにくいからです。

WordPressを手動で設置しようとすると、「FTP」「MySQL」「データベースホスト」「wp-config.php」など、初めて見る言葉がたくさん出てきます。これらを理解しながら作業するのは、ブログ初心者にとって大きな負担です。

簡単インストールなら、基本的にはサーバー管理画面にログインして、ドメインを選び、サイト名やユーザー名を入力し、確認ボタンを押すだけです。ミスが起きやすいデータベース設定も自動化されることが多いため、初心者でも安心して進められます。

1-4. インストール完了までにかかる時間の目安

WordPress簡単インストール自体にかかる時間は、早ければ数分程度です。ただし、サーバー契約、独自ドメイン取得、DNS反映、SSL設定の反映なども含めると、全体では30分〜数時間ほど見ておくと安心です。

特に、独自ドメインを新しく取得した直後やSSLを有効化した直後は、反映まで時間がかかることがあります。インストール直後にサイトが表示されなくても、設定ミスとは限りません。少し時間を置いてから再度アクセスしてみましょう。

2. WordPress簡単インストール前に準備するもの

WordPress簡単インストールを始める前に、必要なものをそろえておきましょう。事前準備をしておくと、途中で迷わずスムーズに作業できます。

【画像:WordPress簡単インストール前に準備するもの一覧】

2-1. レンタルサーバー

WordPressを利用するには、WordPressを設置するためのレンタルサーバーが必要です。

代表的なレンタルサーバーには、エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ、さくらのレンタルサーバ、mixhostなどがあります。多くのレンタルサーバーにはWordPress簡単インストール機能が用意されているため、初心者でも始めやすくなっています。

サーバーを選ぶときは、料金だけでなく、表示速度、管理画面の使いやすさ、サポート体制、自動バックアップの有無、無料SSLへの対応なども確認しましょう。

2-2. 独自ドメイン

独自ドメインとは、ブログのURLになる文字列のことです。たとえば「example.com」のような部分が独自ドメインです。

WordPressブログを本格的に運営するなら、無料の初期ドメインではなく、独自ドメインを使うのがおすすめです。独自ドメインを使うことで、ブログの信頼性が高まり、サーバーを変更しても同じURLを使い続けやすくなります。

ドメイン名は、ブログのテーマや発信内容に合った短く覚えやすいものを選びましょう。

2-3. WordPressにログインするためのユーザー名とパスワード

WordPress簡単インストールでは、管理画面にログインするためのユーザー名とパスワードを設定します。

ユーザー名は「admin」のような推測されやすいものを避けましょう。パスワードも、英字・数字・記号を組み合わせた長い文字列にするのがおすすめです。

WordPressの管理画面にログインできなくなると、記事の投稿や設定変更ができなくなります。ユーザー名、パスワード、ログインURLは、必ず安全な場所に保管してください。

2-4. サイト名とブログのジャンル

インストール時には、サイト名を入力することが多いです。サイト名はあとから変更できますが、最初にある程度決めておくとスムーズです。

たとえば、旅行ブログなら「週末トラベルノート」、副業ブログなら「はじめての副業ラボ」のように、内容が伝わる名前にすると読者に覚えてもらいやすくなります。

また、ブログのジャンルも事前に決めておきましょう。ジャンルが決まっていると、テーマ選び、デザイン、カテゴリー設定、記事作成まで迷いにくくなります。

2-5. SSL設定の確認

SSLとは、サイトの通信を暗号化する仕組みです。SSLが有効になっているサイトは、URLが「http」ではなく「https」から始まります。

現在のブログ運営では、SSL化はほぼ必須です。SSL化されていないサイトでは、ブラウザに「保護されていない通信」と表示されることがあり、読者に不安を与えてしまいます。

多くのレンタルサーバーでは無料SSLを利用できます。WordPress簡単インストール時にSSLを同時設定できる場合もありますが、インストール後に改めて確認しましょう。

3. WordPress簡単インストールの全体手順

ここからは、一般的なWordPress簡単インストールの流れを解説します。レンタルサーバーによって画面名やボタン名は異なりますが、基本的な流れはほとんど同じです。

【画像:WordPress簡単インストールの全体手順】

3-1. レンタルサーバーの管理画面にログインする

まず、契約しているレンタルサーバーの管理画面にログインします。

管理画面は、サーバーによって「サーバーパネル」「コントロールパネル」「ユーザー専用ページ」「cPanel」など名称が異なります。ログイン情報は、サーバー契約時に届いたメールや会員ページで確認できます。

ログイン後は、WordPress関連のメニューを探しましょう。

3-2. WordPress簡単インストール機能を開く

管理画面にログインしたら、「WordPress簡単インストール」「WordPressかんたんセットアップ」「クイックインストール」「WP Toolkit」などのメニューを開きます。

エックスサーバーでは「WordPress簡単インストール」から「WordPressを追加」を選び、インストール設定を進める流れです。エックスサーバー

メニュー名が見つからない場合は、管理画面内の検索機能やヘルプを使って「WordPress」と検索してみましょう。

3-3. インストール先のドメインを選択する

次に、WordPressを設置するドメインを選びます。

複数のドメインを持っている場合は、必ずブログに使いたいドメインを選択してください。ここを間違えると、別のドメインにWordPressがインストールされてしまいます。

また、「インストール先ディレクトリ」や「フォルダ名」の入力欄がある場合は注意が必要です。ブログをドメイン直下に表示したい場合は、基本的に空欄にします。

たとえば、空欄なら「https://example.com/」に表示されます。一方、「wp」と入力すると「https://example.com/wp/」に表示されます。

3-4. サイト情報を入力する

次に、サイト名やブログ名を入力します。

サイト名はあとからWordPress管理画面で変更できますが、読者に表示される重要な情報です。仮の名前でも構いませんが、ブログのテーマが伝わる名前にしておくとよいでしょう。

サーバーによっては、キャッチフレーズ、サイト説明、テーマ、テンプレートなどを選べる場合もあります。迷った場合は、あとから変更できる項目は初期設定のまま進めても問題ありません。

3-5. ユーザー名・パスワード・メールアドレスを設定する

WordPress管理画面にログインするためのユーザー名、パスワード、メールアドレスを設定します。

ユーザー名は、セキュリティのために推測されにくいものにしましょう。パスワードは、使い回しを避け、できるだけ長く複雑なものを設定します。

メールアドレスは、WordPressからの通知やパスワード再設定に使われます。普段確認できるメールアドレスを登録してください。

3-6. 入力内容を確認してインストールを実行する

入力が終わったら、確認画面で内容をチェックします。

特に確認したいのは、インストール先ドメイン、インストール先ディレクトリ、ユーザー名、メールアドレスです。間違いがなければ、「インストールする」「作成する」「追加する」などのボタンをクリックします。

インストール処理が完了すると、WordPressの管理画面URL、サイトURL、ログイン情報などが表示されることがあります。画面を閉じる前に、必ずメモしておきましょう。

3-7. WordPress管理画面にログインできるか確認する

インストールが完了したら、WordPress管理画面にアクセスします。

一般的なログインURLは、次のような形式です。

https://example.com/wp-admin/

または、

https://example.com/wp-login.php

設定したユーザー名とパスワードを入力してログインできれば、WordPress簡単インストールは完了です。

【画像:WordPressログイン画面】

ログイン後にダッシュボードが表示されれば、記事投稿やデザイン設定を始められます。

4. レンタルサーバー別のWordPress簡単インストール手順

ここでは、代表的なレンタルサーバーごとのWordPress簡単インストール手順を紹介します。実際の画面デザインやボタン名は変更されることがあるため、最新の管理画面では近い名称を選びながら進めてください。

4-1. エックスサーバーでWordPressを簡単インストールする手順

エックスサーバーでは、サーバーパネルから「WordPress簡単インストール」を使ってWordPressを設置できます。公式マニュアルでも、「WordPressを追加」からインストール設定を行い、完了後にインストール確認をする流れが案内されています。エックスサーバー

手順は次のとおりです。

まず、エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。次に、「WordPress簡単インストール」をクリックします。対象ドメインを選択し、「WordPressを追加」を開きます。

その後、サイトURL、ブログ名、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力します。キャッシュ自動削除やデータベース設定などの項目がある場合は、初心者なら基本的に推奨設定または自動設定を選ぶとよいでしょう。

最後に入力内容を確認し、「インストールする」をクリックします。完了画面が表示されたら、管理画面URLにアクセスしてログインできるか確認しましょう。

【画像:エックスサーバーのWordPress簡単インストール画面】

4-2. ConoHa WINGでWordPressを簡単インストールする手順

ConoHa WINGでは、「WordPressかんたんセットアップ」を利用すると、サーバー、独自ドメイン、WordPress、テーマ、SSLなどをまとめて設定できます。公式ページでも、WordPressサイトの開設に必要な設定を一括で行える機能として紹介されています。ConoHa+1

新規契約時に設定する場合は、申し込み画面でWordPressかんたんセットアップを「利用する」にします。次に、セットアップ方法、独自ドメイン、作成サイト名、WordPressユーザー名、WordPressパスワード、テーマなどを入力・選択します。

すでにConoHa WINGを契約している場合は、コントロールパネルから「サイト管理」や「WordPress」関連メニューを開き、WordPress追加の流れで設定します。

ConoHa WINGは、初めてWordPressブログを作る人でも一括設定しやすいのが特徴です。特に、サーバー契約と同時にブログを始めたい人に向いています。

4-3. ロリポップでWordPressを簡単インストールする手順

ロリポップでは、ユーザー専用ページからWordPress簡単インストールを利用できます。公式マニュアルでも、WordPress簡単インストールの利用方法が案内されています。ロリポップ!レンタルサーバー

まず、ロリポップのユーザー専用ページにログインします。次に、「サイト作成ツール」またはWordPress関連メニューから「WordPress簡単インストール」を選びます。

インストール先URL、利用データベース、サイトタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスなどを入力します。独自ドメインを使う場合は、先に独自ドメイン設定が完了しているか確認しましょう。

入力内容を確認してインストールを実行し、完了後にWordPress管理画面へログインします。

【画像:ロリポップのWordPress簡単インストール画面】

4-4. さくらのレンタルサーバでWordPressを簡単インストールする手順

さくらのレンタルサーバでは、「クイックインストール」機能を使ってWordPressを設置できます。公式マニュアルでは、WordPressのインストール手順としてクイックインストール機能を使う方法が案内されており、データベース設定で自動設定を選ぶ場合はデータベースが自動作成されると説明されています。さくらのサポート情報

まず、さくらのサーバーコントロールパネルにログインします。次に、「Webサイト/データ」内のWordPress関連メニューを開き、「クイックインストール」を選びます。

インストール先ドメイン、インストールURL、データベース設定、サイト情報、管理者情報を入力します。初心者の場合、データベースは自動設定を選ぶと作業が簡単です。

最後に内容を確認してインストールを実行し、管理画面にログインできるか確認します。

4-5. mixhostでWordPressを簡単インストールする手順

mixhostでは、WP ToolkitやSoftaculousを使ってWordPressをインストールできます。公式ヘルプでは、WP Toolkitを使う場合、cPanelにログインし、WordPress Managementを開き、WP Toolkitの「インストール」から設定を進める手順が案内されています。mixhostヘルプ&サポート

まず、mixhostのcPanelにログインします。次に、WordPress ManagementまたはWP Toolkitを開きます。「インストール」をクリックし、インストール先ドメイン、サイトタイトル、管理者ユーザー名、パスワード、メールアドレスなどを設定します。

プライマリドメイン以外にインストールする場合は、先にドメイン設定が必要です。設定が終わったらインストールを実行し、完了画面からWordPress管理画面へアクセスします。

mixhostでは、SSL関連の反映に時間がかかる場合もあります。公式ヘルプでは、SSL証明書が未完了の場合にプライバシー警告が表示されることがあり、必要に応じてcPanelのSSL/TLS StatusからAutoSSLを実行する手順も案内されています。mixhostヘルプ&サポート

5. WordPress簡単インストール後に必ずやる初期設定

WordPress簡単インストールが完了したら、すぐに記事を書き始める前に初期設定を済ませましょう。

初期設定を後回しにすると、URL変更によるリンク切れ、セキュリティリスク、検索エンジンへの登録ミスなどが起きる可能性があります。

【画像:WordPress初期設定チェックリスト】

5-1. WordPressアドレスとサイトアドレスを確認する

WordPress管理画面にログインしたら、「設定」→「一般」を開きます。

ここで「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」を確認しましょう。独自ドメインで運営する場合は、どちらも正しいドメインになっている必要があります。

SSL化している場合は、URLが「https://」になっているかも確認します。誤って「http://」のままになっている場合は、SSL設定の反映状況を確認したうえで修正しましょう。

ただし、この項目を間違えて変更すると管理画面にアクセスできなくなることがあります。不安な場合は、サーバーのマニュアルを確認しながら作業してください。

5-2. SSL化してURLをhttpsにする

次に、サイトをSSL化してURLを「https」にします。

SSL化の基本的な流れは、レンタルサーバー側で無料SSLを有効にし、WordPress側のURLをhttpsに変更し、必要に応じてhttpからhttpsへリダイレクト設定を行う、というものです。

さくらのレンタルサーバの公式ヘルプでは、WordPress 5.7以上でSSL設定機能が標準提供されており、常時SSLを有効にすることでhttpsから始まるURLでページ表示できると案内されています。さくらのサポート情報

SSL化後は、トップページだけでなく、記事ページ、固定ページ、画像URLも確認しましょう。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されていれば、基本的にはSSL化できています。

5-3. パーマリンク設定を変更する

パーマリンクとは、記事ごとのURLの形式です。

WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク」を開き、URL構造を設定します。WordPress公式サポートでも、パーマリンク設定は管理画面の「設定」から変更できると案内されています。WordPress.org 日本語

初心者におすすめなのは「投稿名」です。たとえば、記事タイトルに合わせて「https://example.com/wordpress-install/」のようなURLにできます。

パーマリンクは、記事を公開したあとに変更するとリンク切れや検索順位への影響が出る可能性があります。そのため、最初の記事を書く前に設定しておきましょう。

5-4. サイトタイトルとキャッチフレーズを設定する

「設定」→「一般」から、サイトタイトルとキャッチフレーズを設定します。

サイトタイトルは、ブログ全体の名前です。キャッチフレーズは、ブログの説明文として使われることがあります。

初期状態では「Just another WordPress site」のような仮の文言が入っていることがあります。そのままにせず、ブログの内容が伝わる文章に変更しましょう。

例として、転職ブログなら「未経験から理想の働き方を目指す転職ブログ」、料理ブログなら「忙しい人のための時短レシピ集」のように設定すると、読者に内容が伝わりやすくなります。

5-5. 不要な初期投稿・固定ページ・コメントを削除する

WordPressをインストールすると、初期投稿として「Hello world!」やサンプルページ、初期コメントが入っていることがあります。

これらは公開したままにせず、削除しておきましょう。

投稿一覧、固定ページ一覧、コメント一覧を開き、不要なサンプルデータをゴミ箱に移動します。ゴミ箱に入れただけでは完全削除されない場合があるため、必要に応じてゴミ箱からも削除します。

5-6. テーマを設定する

テーマとは、WordPressサイトのデザインやレイアウトを決めるテンプレートです。

管理画面の「外観」→「テーマ」から、利用するテーマを選びます。無料テーマでもブログ運営は可能ですが、デザイン性やカスタマイズ性を重視するなら有料テーマを検討してもよいでしょう。

テーマを選ぶときは、見た目だけでなく、表示速度、スマホ対応、SEO内部対策、更新頻度、サポート情報の多さも確認しましょう。

初心者の場合は、利用者が多く、解説記事が豊富なテーマを選ぶと設定で迷いにくくなります。

5-7. 必要最低限のプラグインを導入する

プラグインとは、WordPressに機能を追加するための拡張機能です。

たとえば、お問い合わせフォーム、SEO設定、セキュリティ対策、バックアップ、画像圧縮、サイトマップ作成などの機能を追加できます。

ただし、プラグインを入れすぎると、サイトの表示速度が遅くなったり、不具合の原因になったりします。最初は必要最低限に絞りましょう。

導入候補としては、お問い合わせフォーム用、セキュリティ対策用、バックアップ用、SEO設定用、サイトマップ作成用などがあります。テーマに同じ機能が付いている場合は、重複しないように注意してください。

5-8. セキュリティ対策を設定する

WordPressは利用者が多いため、不正ログインやスパムコメントの標的になることがあります。

最低限、次のセキュリティ対策をしておきましょう。

推測されにくいユーザー名と強力なパスワードを使う、WordPress本体・テーマ・プラグインを最新版に保つ、不要なテーマやプラグインを削除する、ログイン試行回数を制限する、定期的にバックアップを取る、という対策です。

また、管理画面にアクセスする端末のセキュリティも大切です。公共Wi-Fiでログインする場合は注意し、パスワード管理ツールの利用も検討しましょう。

6. WordPress簡単インストールで失敗しやすいポイントと対処法

WordPress簡単インストールは便利ですが、初心者がつまずきやすいポイントもあります。ここでは、よくあるトラブルと対処法を紹介します。

【画像:WordPress簡単インストールのエラー画面例】

6-1. WordPress管理画面にログインできない

管理画面にログインできない場合は、まずログインURLが正しいか確認しましょう。

一般的には、次のURLでログインできます。

https://example.com/wp-admin/

または、

https://example.com/wp-login.php

次に、ユーザー名とパスワードが正しいか確認します。大文字・小文字、全角・半角、余分なスペースが入っていないかも見直してください。

パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から再設定できます。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダや登録メールアドレスの間違いも確認しましょう。

6-2. サイトが表示されない

インストール後にサイトが表示されない場合、原因はいくつか考えられます。

まず、ドメインのDNS設定が反映途中の可能性があります。独自ドメインを取得した直後やネームサーバーを変更した直後は、表示まで時間がかかることがあります。

次に、インストール先ディレクトリを間違えている可能性もあります。たとえば、ドメイン直下に表示したいのに「wp」フォルダにインストールしていると、「https://example.com/」ではなく「https://example.com/wp/」に表示されます。

また、SSL設定が完了していない場合、httpsでアクセスするとエラーになることがあります。httpとhttpsの両方で表示を確認し、サーバー側のSSL設定状況を見直しましょう。

6-3. SSL化後に「保護されていない通信」と表示される

SSL化したはずなのに「保護されていない通信」と表示される場合は、SSL証明書の反映が完了していない、WordPressアドレスがhttpのまま、画像やCSSなど一部の読み込みがhttpになっている、といった原因が考えられます。

まず、サーバー側で無料SSLが有効になっているか確認します。次に、WordPress管理画面の「設定」→「一般」で、WordPressアドレスとサイトアドレスが「https://」になっているか確認します。

それでも警告が出る場合は、ページ内にhttpで読み込まれている画像や外部ファイルがないか確認しましょう。

6-4. ドメインを間違えてインストールした

複数のドメインを管理している場合、誤って別のドメインにWordPressをインストールしてしまうことがあります。

まだ記事を書いていない初期状態なら、誤ったインストール先のWordPressを削除し、正しいドメインに再インストールするのが簡単です。

すでに記事や設定を進めている場合は、WordPressの移行作業が必要になることがあります。記事数が少なければ、エクスポート・インポート機能を使う方法もあります。

削除作業をする場合は、対象ドメインを間違えないように必ず確認しましょう。

6-5. ユーザー名やパスワードを忘れた

ユーザー名やパスワードを忘れた場合は、まずWordPressログイン画面のパスワード再設定機能を使います。

登録メールアドレスを入力すると、パスワード再設定用のメールが届きます。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認してください。

それでも解決しない場合は、レンタルサーバーの管理画面からWordPress管理者情報を確認・変更できる場合があります。サーバーによって操作方法が異なるため、契約中のサーバーのヘルプを確認しましょう。

6-6. インストール先を「/wp」にしてしまった

WordPress簡単インストール時に、インストール先ディレクトリへ「wp」と入力すると、サイトURLが「https://example.com/wp/」になります。

これ自体は間違いではありませんが、ブログを「https://example.com/」で表示したい場合は、意図しない設定です。

インストール直後であれば、いったん削除して、インストール先ディレクトリを空欄にして再インストールするのが簡単です。

すでに記事を書いている場合は、WordPressアドレスやサイトアドレス、ファイル配置の調整が必要になることがあります。初心者が無理に作業すると表示崩れやログイン不可になることがあるため、バックアップを取ってから慎重に進めましょう。

6-7. データベース設定でエラーが出る

簡単インストールではデータベースが自動設定されることが多いですが、手動設定を選んだ場合や既存データベースを使う場合、データベース接続エラーが出ることがあります。

原因としては、データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名の入力ミス、データベース権限の不足、データベース作成直後で反映されていないことなどが考えられます。

さくらのレンタルサーバのトラブルシューティングでは、データベース作成直後にWordPressクイックインストールをした場合、時間を空けて再度試す案内もあります。さくらのサポート情報

初心者の場合は、可能であればデータベースの「自動設定」を選ぶのがおすすめです。

7. WordPress簡単インストール後にやるべきブログ運営準備

WordPressの初期設定が終わったら、ブログ運営に必要なページや分析ツールを整えましょう。ここまで準備しておくと、読者にも検索エンジンにも信頼されやすいブログになります。

【画像:ブログ運営開始前の準備チェックリスト】

7-1. プロフィールページを作成する

プロフィールページは、ブログ運営者がどのような人なのかを伝えるページです。

読者は、記事の内容だけでなく「誰が書いているのか」も気にします。特に、体験談、レビュー、専門知識を発信するブログでは、プロフィールが信頼性に関わります。

プロフィールには、運営者名、ブログを始めた理由、発信ジャンル、経験や実績、読者に伝えたいことなどを書きましょう。

本名を出したくない場合は、ニックネームでも問題ありません。ただし、読者が安心できるように、できるだけ具体的な背景を入れるのがおすすめです。

7-2. お問い合わせフォームを設置する

ブログには、お問い合わせフォームを設置しておきましょう。

お問い合わせフォームがあると、読者からの質問、企業からの連絡、広告掲載の相談、記事内容の修正依頼などを受け取れます。

WordPressでは、プラグインを使うと簡単にお問い合わせフォームを作成できます。設置場所は、固定ページとして「お問い合わせ」を作り、ヘッダーメニューやフッターにリンクを置くのが一般的です。

スパム対策として、確認画面やreCAPTCHAなどを設定できるプラグインを選ぶと安心です。

7-3. プライバシーポリシーを作成する

ブログを運営するなら、プライバシーポリシーページも作成しましょう。

プライバシーポリシーには、個人情報の取り扱い、アクセス解析ツールの利用、広告配信サービスの利用、Cookieの使用、お問い合わせフォームで取得する情報などを記載します。

Googleアナリティクスや広告サービス、アフィリエイトを利用する場合は、プライバシーポリシーの設置が必要になることがあります。

WordPressにはプライバシーポリシー作成を補助する機能もありますが、そのまま使うのではなく、自分のブログで利用するサービスに合わせて内容を修正しましょう。

7-4. Googleサーチコンソールを設定する

Googleサーチコンソールは、Google検索でのサイト状況を確認できる無料ツールです。

登録すると、検索キーワード、クリック数、表示回数、検索順位、インデックス状況、サイトマップ送信状況などを確認できます。

ブログを検索上位に表示させたいなら、Googleサーチコンソールは必ず設定しておきましょう。

設定方法は、Googleサーチコンソールにアクセスし、プロパティを追加し、所有権確認を行います。WordPressテーマやSEOプラグインによっては、認証コードを貼り付けるだけで設定できる場合もあります。

7-5. Googleアナリティクスを設定する

Googleアナリティクスは、ブログに訪れたユーザーの行動を分析できる無料ツールです。

アクセス数、流入元、よく読まれているページ、滞在時間、使用デバイスなどを確認できます。

サーチコンソールが「検索でどう見られているか」を確認するツールだとすれば、Googleアナリティクスは「サイト内で読者がどう行動しているか」を確認するツールです。

ブログを改善するためには、両方を設定しておくのがおすすめです。

7-6. サイトマップを作成する

サイトマップとは、ブログ内のページ構成を検索エンジンに伝えるためのファイルです。

WordPressでは、標準機能やSEOプラグインを使ってXMLサイトマップを作成できます。作成したサイトマップは、Googleサーチコンソールから送信しましょう。

サイトマップを送信すると、検索エンジンがブログ内の記事を見つけやすくなります。ただし、送信したからといって必ずすぐに検索結果へ表示されるわけではありません。

記事を増やしながら、定期的にインデックス状況を確認しましょう。

7-7. 最初の記事を投稿する

準備が整ったら、最初の記事を投稿しましょう。

最初の記事では、完璧を目指しすぎる必要はありません。まずは、読者の悩みを1つ決め、その悩みに対してわかりやすく答える記事を書くことが大切です。

記事を書くときは、タイトル、見出し、本文、画像、メタディスクリプション、カテゴリー、パーマリンクを確認してから公開しましょう。

公開後は、スマホ表示を確認し、誤字脱字やリンク切れがないかチェックします。

8. WordPress簡単インストールに関するよくある質問

最後に、WordPress簡単インストールに関するよくある質問に答えます。

8-1. WordPress簡単インストールは無料で使える?

多くのレンタルサーバーでは、WordPress簡単インストール機能自体は無料で使えます。

ただし、WordPressを運営するには、レンタルサーバー代や独自ドメイン代が必要です。サーバー契約の特典として独自ドメインが無料になる場合もありますが、条件や更新費用はサービスごとに異なります。

申し込み前に、初期費用、月額料金、ドメイン更新費用、無料期間、契約期間を確認しておきましょう。

8-2. スマホだけでもWordPressをインストールできる?

スマホだけでもWordPressをインストールできる場合はあります。

多くのレンタルサーバーの管理画面はスマホでも操作できますが、入力項目が多く、画面も小さいため、初心者にはパソコンでの作業がおすすめです。

特に、ドメイン設定、SSL設定、テーマ設定、プラグイン設定などは、パソコンのほうが確認しやすく、ミスも減らせます。

スマホだけで始める場合は、ログイン情報やパスワードを間違えないように、メモアプリやパスワード管理アプリを活用しましょう。

8-3. インストール後すぐに記事を書いてもいい?

WordPressインストール後すぐに記事を書くことはできます。

ただし、パーマリンク設定、SSL化、サイトタイトル、不要な初期データ削除、テーマ設定などは、最初の記事を公開する前に済ませておくのがおすすめです。

特にパーマリンク設定は、記事公開後に変更するとURLが変わり、リンク切れや検索評価への影響が出る可能性があります。

まずは初期設定を済ませてから、記事作成に進みましょう。

8-4. WordPressを複数サイトにインストールできる?

契約しているレンタルサーバーのプランが複数サイトに対応していれば、WordPressを複数インストールできます。

たとえば、別々の独自ドメインやサブドメインに、それぞれWordPressを設置することが可能です。

ただし、サイトが増えるほど管理の手間も増えます。WordPress本体、テーマ、プラグインの更新、バックアップ、セキュリティ対策をそれぞれ行う必要があります。

初心者は、まず1つのサイトをしっかり運営してから、2つ目のサイトを作るのがおすすめです。

8-5. 簡単インストール後にテーマやサーバーは変更できる?

簡単インストール後でも、WordPressテーマは変更できます。

管理画面の「外観」→「テーマ」から新しいテーマを追加して有効化すれば、デザインを変更できます。ただし、テーマによって表示設定やウィジェット、装飾機能が異なるため、変更後は必ず表示を確認しましょう。

サーバーの変更も可能ですが、WordPressの移行作業が必要です。記事データ、画像、テーマ、プラグイン、データベース、ドメイン設定などを移す必要があるため、初心者は移行代行サービスやサーバーの移行機能を使うと安心です。

8-6. WordPress.comとWordPress.orgは何が違う?

WordPressには、大きく分けて「WordPress.com」と「WordPress.org」があります。

WordPress.comは、サーバー管理込みでサイトを作れるホスティング型サービスです。一方、WordPress.orgは、WordPress本体を自分でレンタルサーバーにインストールして使うタイプです。WordPress.orgはオープンソースのパブリッシングプラットフォームとして提供されています。WordPress.org 日本語+1

一般的に、レンタルサーバーのWordPress簡単インストールで使うのは、WordPress.org版のWordPressです。

ブログを自由にカスタマイズしたい、独自ドメインで運営したい、アフィリエイトや広告を使いたい場合は、レンタルサーバーにWordPressをインストールする方法がよく選ばれます。

8-7. 初心者はどのレンタルサーバーを選べばいい?

初心者は、WordPress簡単インストール機能があり、管理画面がわかりやすく、無料SSLや自動バックアップに対応しているレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。

エックスサーバーは利用者が多く、情報も豊富です。ConoHa WINGは、WordPressかんたんセットアップでサーバー契約からWordPress開設までまとめて進めやすいのが特徴です。ロリポップは低価格帯から始めやすく、さくらのレンタルサーバは長く使われている定番サービスです。mixhostはcPanelやWP Toolkitを使ってWordPressを管理できます。mixhostヘルプ&サポート+4エックスサーバー+4ConoHa+4

選ぶときは、料金だけでなく、サポートのわかりやすさ、表示速度、バックアップ機能、将来的なプラン変更のしやすさも比較しましょう。

まとめ

WordPress簡単インストールを使えば、初心者でもレンタルサーバーの管理画面から簡単にWordPressを設置できます。

手動インストールのように、WordPressファイルをアップロードしたり、データベース情報を細かく設定したりする必要がないため、初めてブログを作る人でも失敗しにくい方法です。

基本的な流れは、レンタルサーバーの管理画面にログインし、WordPress簡単インストール機能を開き、インストール先ドメインを選び、サイト情報と管理者情報を入力し、インストールを実行するだけです。

ただし、インストールして終わりではありません。WordPressアドレスとサイトアドレスの確認、SSL化、パーマリンク設定、サイトタイトル設定、不要な初期データの削除、テーマ設定、プラグイン導入、セキュリティ対策まで済ませておくことが大切です。

特に、パーマリンク設定とSSL化は、記事を公開する前に必ず確認しましょう。

WordPress簡単インストールを正しく使えば、ブログ開設のハードルは大きく下がります。まずは1つずつ設定を進めて、安心して記事を書けるブログ環境を整えていきましょう。